2013年6月15日土曜日

Bike Fest 不完全燃焼

今日のBike Fest は意外な結末で不完全燃焼やった。

というか、自分の間抜けさ加減に笑っていいのやら凹んで良いのやらがよく分からん。

まあ、今朝は4時前に気持ちよく起きて、スムーズにバンフに向かったわけですよ。

ところで、余談やけど、今日は久しぶりにサザンを聴きながら行ったんやけど、桑田さんの歌声を聴きながら朝焼けのロッキーを眺めていると、なんだか感傷的な気持ちになってきた。今からレースやというのに…

気持ちを引き締めて、朝一のタイムトライアルは非常に良く頑張ったと思う。ペースを上手くコントロールできたし、気持ちが途中できれることなく集中してた。足と心肺の両方の限界を十分に引き出せたと思う。

久しぶりに口の中が血の味がした。

順位は22位らしいけど、一応TTバイクに乗っていることとすね毛を剃っていることの他はエアロ装備のない僕としては良い方やろうと思う。

あえて課題といえば、最後の向かい風の中もう一枚重いギアを踏み込んでいけるパワーが欲しい。



で、問題の Critやけど、結局出走さえも出来ず。

ことの起こりはこう。

TTの後何か少し食べようと思って車でダウンタウンの方に向かったんやけど、当然何所かに車を停めないとあかんねん。ダウンタウン内で路駐出来るところは限られているから。で、いつもの習慣でアーケードの駐車場へ向かった一瞬の決断が衝撃の結末への第一歩やったわ。

まあ、もう感のいい人ならオチに気付いたかも知れんけど、今日は僕二台の自転車運んでバンフに来たんやけど、一台は車の上のラックに積んであったんよ。

そう、やってもうたわ。自転車ごと駐車場に入るという、コントであるような大失態を。

駐車場からちょうど歩いて出てきたおばちゃんは、まさしく「Oh my God!!」

それを見た僕は一瞬何が起こったのか分からんかったけど、我に帰って後ろを見るとラックから削ぎ落とされた可哀相なムスコカ号が地面に横たわってた。

後ろから車も入ってきてたので慌てて横にどけて、しばし呆然とすることどれ位経ったやろうか?

少し落ち着きを取り戻してムスコカの被害状況を確認。致命的にハンドルバーがグシャグシャになってた。もうこの時点で今日のレースの出走は無理。でも、幸いなことに、フレームもその他のコンポーネントも無傷とは言わないまでもお釈迦になるという最悪の事態はまぬがれたみたいや。

ちなみにそのハンドルバーは少し前にeBayであまりに安かったから買ったカーボンバーやってんけど、よく考えてみると、カーボンバーがグシャッとなることで衝撃を逃がしてくれたからシフターなどの被害がかすり傷だけで済んだんやろうと思う。これが、以前のアルミのバーやとグニャッと曲がるだけでシフターにもろに衝撃が伝わってあかんようになってたかも知れん。

短い付き合いやったけど、身を挺してムスコカ本体を守ってくれたんやと思うと感謝に堪えへんわ。

いや、ホンマに今までこんな話を聞いても「どんだけ不注意やねん」って少し馬鹿にした気もしてたけど、マジで起こりえるもんやね。何でも事故というのはそういうものかも知れんけど、ホンマに一瞬の出来事やねん。

でも、こういう不注意で大けがをしたり命を落としたりすることもあるんやから、自転車の、しかも一つの部品の被害だけで大きなことを学べたんやと思って心に刻んどこう。

もちろん、犠牲になってくれたハンドルは家にディスプレイして自分への戒めとしようと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿