2013年6月21日金曜日

大洪水、大学閉鎖

昨日の僕の願いもむなしく、被害は思いっきり大きくなり、カルガリーの市内も多くの地域が洪水に見舞われてしまった。数十万人もの人が避難命令を受けて避難しているそうや。

僕の同僚も学生も避難しているらしい。それに年長の同僚は思いっきり洪水にあっている地域に家があるので、もしかしたら彼の家も大変な被害にあってるかも知れん。

大学が閉鎖になっていることを知らずにオフィスに行ってしばらく仕事をしてたけど、大学閉鎖のメールを見てからはインターネットで流れてくる街の被害の様子が気になって仕事にならんかった。で、昼には家に帰ってしまった。まあ、もともと大学には来るなって言われてたみたいやし。

家に帰ってもインターネットでニュースをライブで流してくれていたのでテレビのない家でもしばらくニュースに釘付けになってたわ。

夕方になって雨も上がって、外に出られるようになったので、川の様子が見られる高台にまで歩いていった。(今日のランメニューは2時間歩くことってなってたし)

正直、野次馬的に見に行くのは気が引けてたんやけど、自分の住んでいる愛すべきカルガリーの街がどんなになっているのかきちんと見ておきたかったので、ニュースでこれ以上の増水はないということを確認してから家をでました。


向かったのは僕の行きつけの自転車屋さんがある、そして上に書いた同僚の家のある辺りでもあるBownessという地域が一望出来る方の高台。

30分ほどかけて歩いていったら、目を疑う光景が・・・

えっ?こんなん、彼の家絶対沈んでもうてるやん。多分自転車屋さんも。

いやいや、こんな大っきな川じゃないで。

何か違う川になってる。


高台から少し降りて、いつも走る川沿いの遊歩道に向かうと・・・
1分もしたら遊歩道は川底に・・・

あまりの光景に言葉はありませんでした。まあ、1人でいったから喋る相手もおらんかったんやけど。

もうこれ以上増水はないといっても、やっぱり怖かったので、この辺りは早々に引き上げて、少し街の方へ。

カナダ横断のハイウェイは封鎖されてた。

いつもはひっきりなしに車の通るハイウェイの交差点の真ん中で。

少し下流の方にある遊歩道も・・・


普段は人の背よりも高くにある標識も・・・


まあ、そんな人の苦労を知ってか知らずか、水に戯れるカナダガン・・・


結局2時間どころか3時間も歩き回ってた。

避難を余儀なくされている人のことを考えると申し訳ないくらい何の影響も受けていないうちの周り。家に帰れるっていうのは幸せなことなんやろうな。

家に帰ると隣の三兄弟は明日のライブのための練習をしてた。

僕に出来ることはあまりないけど、少しでも早く洪水の水が引いて、みんなが自分の家に戻れることを祈りたいと思います。

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