2013年6月24日月曜日

Bownessへ行ってきた

実は今日明日と大学の閉鎖が続いています。大学まで来る電車が南北で寸断されている上に、大量の大学関係者、学生が移動することによって生まれる交通への影響を配慮しているんでしょう。

木曜からペンティクトンに行く前にしておきたい仕事があったのに困りますが、「絶対に大学に来ないように」と言われているのでおとなしく自宅待機。

まあ、家でもしたかったことが色々溜まっていたので、それらを片付ける良い機会やと思って、床掃除やら作り置き用のスープを作ったりとなんだか優雅に午前中を過ごしてた。

レンテルスープのつもりで作り始めたけど、途中でレンテルを切らしていることに気付いて、急遽しばらく前に買ったけど使っていなかったwild riceのスープにすることに。まあ、出来上がりは美味しかったんやけど、さすがにお米だけあって液体を吸いまくったので、スープというよりはリゾットって感じになってもうた。

(まあ、基本はお弁当と同じチキンサラダ)


そんで、午後はどうしようかと色々考えたんやけど、今日から避難命令が出ていた区域でもぼちぼち解除が進んでいるようなので、愛すべきBow Cycleがどうなっているのか気になって見に行ってみることにした。

野次馬的なのは出来るだけ避けたかったけど、全く知らないところに行くわけではないし、もしかしたら何か手伝えることがあるかも知れんしね。

で、直接店に向かう道がやっぱり封鎖されていて、さらに心配度を増しながら少し遠回りして店に着いたんやけど、普通に開いてた・・・何事もなかったように。

まあ、実際店自体には何事も無かったようで、今朝の避難命令解除で通常営業が出来るようになったらしい。

ホッとした。

ホッとしたのは良いんやけど、そうなると先日丘の上から見て水没していたのはどの辺りなんやろうと自然に気になってきて、店から川に向かって一本入った通りに行くと景色は一変してた。

道路一面が泥に覆われていて、両サイドにはそれぞれの家の地下からかき出してきた建材やら泥やらがところ狭しとほり出されてた。同僚の家はこの辺かなと思って一通り見て回ったけどそれらしき姿は見つけられず。

被害にあった家に興味本位でカメラを向けるのは憚られたけど、一枚だけどうしても残しておきたかったのがこれ
(分かるかな?I love Bownessって書いてあります)

Bownessって何か地元愛がすごく強い土地柄なんやろうね。なんだか少し目頭が熱くなりました。

で、周りを見るとみんな家族親族、友人やろうか、子供達も含めて沢山の人がそれぞれの家で復旧作業をしてるんやけど、ふと「僕は何しにきてるんや?」って思い始めてきたんよ。これって完全に野次馬やん、って気持ちになってきて、なんか手伝えることないやろうか?って考えたんやけど、知ってる人も居らんし、興味本位で手出しすることじゃないかな、とかなんとか自分に言い訳をして帰ろうとしてた。

でも、どこかで「このまま見るだけで帰ったら絶対後悔するやろうな」って思っている自分がいて、「偽善と言われようが、自己満足であろうが今は絶対に人の手がいる筈や」と思って、思い切って「手伝います」って言ってきた。

言って良かったと思う。最初に声をかけた家は「まだ廃棄物回収用のトラックが来ていないので、手の付けようがないの」って言われたけど、「隣はまだ人手が足りないと思うよ」って言ってくれたので、その家へ伺って夕方まで2時間ほど力仕事や諸々お手伝いすることが出来た。

不思議な自転車つながりの友達もできたし、何よりあの中に入らせてもらうことで、被災した人たちの心の強さ、応援に来ている人たちのこころの大きさ暖かさなどを肌で感じることができた。

その2時間の間にも、何度も「飲みもの足りてる?」とか「甘いものでもどうぞ」と子供達と一緒に一軒一軒歩いて回ってるボランティアの家族に出会えた。(一つもらったライスクリスピーのおやつはめっちゃ美味しかった)

僕に出来たことなんかは本当にささやかなことやったけど、逆に彼ら彼女達に多くのことを教えてもらった気がする。明日も少し手伝いに行こうかな。

(束の間の休み。ちなみにこの人たちもみんな親戚のお手伝い)

(こういったところでボランティアや作業員たちに軽食、飲み物が配られていました。)

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