2013年6月15日土曜日

何とか気をとりなおして…

そんな衝撃の朝の事故やったけど、行きつけのコーヒー屋さんでエスプレッソを頂いて、なんとか気持ちを取り直すことができた。(まあ、考えれば凹んでしまうんやけど)

今日一日どうしようかと考えたけど、とりあえず、今晩一緒にごはんを食べる約束をしていたバンフの友達がボランティアをしている場所まで移動して、エリートクラスのTTの応援をした。

当たり前やけど猛烈に速い。下ってんのか?っていう勢いで結構な坂を上ってくる。すごいもんや。

まあ、そんなんも大した時間つぶしにならんので、夕方のクリットを「観戦」する時間までせっかくなのでバイクトレーニングにあてることにした。

Two Jack Lakeの駐車場からスタートして、今まで行ったことのないSunshineというスキーリーゾートのある山を登ってきた。結構な登りやったわ。

ちなみに、ちょうど頂上にさしかかるあたりで、人生2度目の野生の熊と遭遇してもうた。少し離れた草むらに何か黒い固まりが動いてるなーって、よく見たら小さい黒熊がぬいぐるみみたいにオッチンして花かなんかを食べてた。

まあ、絵的にはめちゃめちゃ可愛い光景なんやけど、あれが小熊やったら親グマが近くにいるかも知れんし、どちらにしても自転車で生身の状態ではあまり熊と関わりたくない。

向こうも僕の気持ちを察したのか、僕が頂上で折り返してきて勢いを付けて熊のいたあたりを突き抜けようとしたら、もうどこかに逃げておらんようになってた。一安心。


でも、Sunshineから戻ってNoquayの丘を登っているときに本日二度目の熊さんとの遭遇があった。春やからお腹をすかして人のいるあたりまで降りてきてるんやろうね。

丁度Noquayの中腹くらいで車が何台か止まって、しかも1人のおっさん車から降りて崖の方を見ているから、僕も何かなって思って走りながら除いてみると、今度は大っきなグリズリー。

おっさん、危ないで。幸い熊はあんまりこちらに興味がないみたいやったけど、やっぱり怖いよ。何の拍子でこっちに走ってくるか分からんからね。「むやみに車外に出ることは止めましょう。」



そんな臨時のバイク練習もできて、気持ちもスッキリして、夕方からはクリット観戦をしてきた。複雑な気分やったわ。

いつも途中でラップされてリタイアした後に自分のカテゴリーの選手が走っているのを見ることはあっても、スタートからサイドラインで見ているって、何か切なかった。

今のフィットネスやったら完走はおろかきっとポイントも狙えるレースが出来たんじゃないやろか、とか色々考えて。

でも、こんなことって一流選手でもあるやんね。大事な大会の直前に怪我をして出られへんとか。彼ら彼女らなんかは、僕なんか素人と比較にならんくらいに、一つの大会に賭けてた気持ちをどこにもぶつけられんと燻ってるんやろうな、とか思いながらレースをみてました。


僕の場合は全く自分の不注意で起こした事故やし、誰も責められへん。それに生活や人生を賭けた戦いをしている訳でもないんやから、自分自身で責任を取れば良い。

でも、だからこそ、この僕なりに燻った気持ちを大事にして、今後のレースに活かしたいなと思う。

いろんなことを学んだ一日でした。

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