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2016年12月23日金曜日

2016年シーズンを振り返って

いらっしゃいませ。

ご無沙汰しております。いい加減年の瀬も迫り、2016年も残り一週間という所まで来てしまいました。で、実は今2017年に向けての秘密のプロジェクトの準備のためバンクーバーに来ています。

まあ、そのプロジェクトについては今は書けないですが、せっかくこうして日常を離れてボーッとする時間が出来たので、ずっと書こう書こうと思っていた2016年を振り返っての思い出を徒然なるままに書いてみようと思います。

前回の書き込みでは、2016年の前半戦の大イベントだったGhost of the Gravelについて書きましたが、その後のシーズンもハイライトが目白押しでした。

まずはカナダデーウィークエンド。去年からエドモントンで行われてるカナダデークリットには出るようになったけど、今年はカナダデーがちょうど金曜日にあたるという事で、続く土日にもレースが行われました。

去年はレース早々にドロップしてしまい完走出来なかったカナダデークリットは今年は無事完走。2戦目のPRWロードレースでは最後のアタックのタイミングを見誤りゴール直前にブローアップしてしまったけど、勝ちにいくレース展開を初めて経験。それらの前振りがあったお陰か、最終戦のRiverdale Critでは見事初優勝を飾る事ができました。

しかもこのレースの主催者はエドモントンのトラック仲間のコーナー。彼の初主催レースで僕の初優勝を飾れたのも何かの縁かな。

初優勝の記念品はそのコーナーが描いたというこの素敵な絵。一生記念にします。

この後もちょこちょこと色んなレースに出て、
久しぶりにトレイルランレースに出て年代別で2位になったりしたけど、

次のハイライトはやっぱりトラックレースのアルバータ選手権。特に去年死闘を繰り広げたライバルのダンとは今年も熱いバトルを楽しめました。

(初日のマッチスプリントでの駆け引き。マサさん撮影)

(マッチスプリントでは今年も僕が完勝しました。)

(初日のバトルの後のビールでのスプリント対決。これは負けた。)

で、2日目の1キロタイムトライアルでも勝ち、これを勝てば今年のマスターAチャンピオンになれるという最後の競輪で、
完敗。もっと早くに前に出ておくべきやったのに、タイミングを逸して逃げ切られてしまいました。これはめちゃくちゃ悔しかったです。

でも、2人の熱いバトルはみんな楽しんでくれていたようで、1位2位の表彰式ではこの日一番の拍手を頂く事が出来ました。友達と呼べるライバルがいて、全力での勝負を応援してくれる仲間がいるこの環境でレースが出来る事に本当に感謝しています。

その後は毎年恒例のTour de Bownessを初めてCat 4で走り、Cat4の厳しい洗礼を受け(まあ疲れてたというのはあるんやけど)、来シーズンへ向けての課題が見つかった所で今年のロードシーズンは終了。思えば今年もいっぱいレースにでたわ。

(ロードレースでドロップされた後の一人旅。気持ちの良い日で良かった。)

(長い時間がかかったけど、やっとこさCat4に昇格。Cat3にはさっさと上がれるように頑張ります。)

ちなみに、ちょうどその時期に行われていたUCI プロツアーのTour of Utha第一ステージで僕のコーチの一人Kris Dahlがスプリント勝負を制して見事優勝!

これは自分のレースじゃないけど、やっぱり今年のハイライトやろう。

Tour de Bownessが終わってからは休暇と日本での学会参加を兼ねて3週間程日本で過ごしました。その時の思い出は後々振り返って描く事にして、カルガリーに帰ってきてからのハイライトは、何と言っても9月末に行われたトラックサイクリングのカナダ選手権。

去年から真剣にトラックレースをするようになり、みんなに良い経験だからと薦められていたのを今年いよいよ初参加。周りの選手の層も分からず、とりあえず自分の実力を計るための体験学習的なものとして。

会場はオンタリオはミルトンにある屋内トラック。
世界大会も行われる国際基準のベロドロームです。

1周が250メートルしかないトラックのバンクは下から見るとまるで壁です。

僕は初日の1キロタイムトライアル、2日目のスプリント、チームパーシュート、スクラッチ、それと最終日の競輪と3000メートルパーシュートに登録しました。

1つ1つのレースの結果ははっきり言ってパッとしないものに終わりましたが、最初のキロでの絶望的な出だしから徐々にトラックでの感覚を掴んで来て、最終日の競輪とパーシュートではそれなりに納得のいく走りが出来たと思います。

競輪の予選では全然前に出る事が出来なかったけど、7位−12位決定ラウンドではダーニーが引っ込むと同時に前に飛び出して、途中で一人に抜かれてしまったけど2着を死守して完走。これは熱い走りが出来たと思う。

そしてプロビンシャルではブローアップしてしまい苦手意識がいっぱいのパーシュートでも、我慢の走りで自己記録を20秒以上更新する事ができました。まあ元の記録が悪かっただけ何やけど。

何にせよ、1つ1つのレースの内容はともかく、薦められたようにトラックレースを始めたこの初めの段階でこういう体験を出来た事は本当に良い事だったと思います。僅かにはある自分の良い所と沢山ある弱い所がはっきり分かったし、何よりマスターズクラスでもの凄い走りをする人を沢山見て思い切り刺激を受けてくる事ができたし。

この経験を糧に来年はもっと良い走りが出来るように、地道に頑張ります。

2016年のハイライト、まとめでした。

(スクラッチレースで走っている貴重な一枚。マサさん提供)

(ユベントスとシナジーの混合レースで走ったチームパーシュートで銅メダルを獲得。銀メダルだった同じアルバータチームと記念撮影)


2016年6月27日月曜日

Ghost of the Gravel 2016

あまり日が開いてしまわないうちに続けて書きます。昨日(一昨日?)はKicking Horse Cupのヒルクライムイベントについてまでなんとか書いた。

で、今日は2016年シーズンに幾つか予定しているAレースの内、前半戦を締めくくるGhost of the Gravelについて。なかなか思い入れの深いレースなので別建てで。

このレースは去年にも出たんやけど、2度目の開催となる今年はコースが大幅に変更されて、118キロのコースのほぼ全部110キロがグラベルになった。去年の160キロから距離は短くなったけど、多分去年と同じくらいか、或はもっと時間がかかるかもということで、
補給食は山盛り準備。結局全部は食べへんかったけど、しっかり補給を続けていたことでギリギリ命拾いすることになるとはこの時は想像もしてなかった。

当日の朝は去年のように結構強い雨が降りしきってた。天気がどうなるか分からない中準備しないといけなくて、去年ように途中大雨に降られて極寒の中走る方に賭けたんやけど、大外れ。タイツと長袖のインナーを着てスタートしたんやけど結果的には着過ぎ。後々大問題に。

スタート早々のグラベルの登りではみんなかなりのスピードで飛ばしていて、僕は先週のヒルクライムイベントでのペースで頑張ってなんとか付いていけるくらい。このまま続けて付いていったら早々に炎上してしまうと思ったので、気持ちを切り替えて自分のペースで走ることに。長いレースになるやろうからね。

ちなみに去年はグラベルセクションに入った時には既にドロップされていたから知らんかってんけど、このレースでまともに競争するためにはあのペースで走れないとあかんねやと改めて痛感。

とりあえずの目標にしていた一つ目の頂上まではちょうど良い(と思っていた)ペースで走り続けることが出来て、練習での記録より数分早くに頂上に到着。レーススタートから34キロで1時間半程。まだまだ先は長い。

大きな誤算は、数ヶ月前のコース試走の時に道を間違って走っていなかった、その次の中間セクションが実は一番厳しいセクションやったということ。短いけどかなりきつい傾斜にぎっしりグラベルが敷かれていて、頑張って登れば登る程足が削られていく感じ。気持ちもどんどん凹んできたのがこの頃。

しかも最悪なのは、2つ目のエイドステーションまでそれほど時間はかからんやろうという、全く勘違いの思い込みのせいで、1つ目のエイドステーションで水の補給をしてなかったこと。

どんどん日が登り暑くなってくるのに、水ボトルはほぼ空。多分かなり脱水症状が始まってたんやろう。足はピキピキ攣り始めるし、しまいには脇腹やら腕やらまでが攣ってきた。あまりにキツい登りに足が動かなくなり、途中一度自転車から降りてしゃがみ込んでしまう始末・・・まだ半分以上残ってんのに、こんな足でどうやってゴールできんねん?

幸いにもこまめに栄養補給は続けていたのでボンクした感じではなく、気持ちもまだ維持していたので、無様な自分に笑いながらもなんとかゴールまでたどり着くための戦略の練り直し。この辺りの気持ちの強さは長年の経験からくるものかな。頑張ったと思う。

少し歩いたりしながらなんとか攣りまくった足を宥めて、文字通り一歩一歩前進。その強烈な登りが終わった辺りからはキチンと自転車にまたがって再スタート。

なんとか無事に2つ目のエイドステーションにたどり着き、ボトルに水を補給してもらい、さらにレッドブルを2缶一気に飲み干した。後日スーパーでレッドブルを見たんやけど、結構な値段するんやね。気前の良いエイドステーションで本当に感謝。

その後幾つかタフな登りがあったりしたけど、ゴールに向かって着実に進んでいるので少しは気持ちが明るくなった。ギリギリで走っていたのでこの期に及んで何人にも抜かれてしまったけど、この際レースの順位はどうでも良い。ただ心配なのは、僕がフィニッシュする時までゴールに人が残っているんやろうかということ・・・

グラベルが終わってからの最後の2キロの登りは文字通りデスマーチ。どうやって登り切ったんか覚えてないけど、なんとか攻略して、最後はゴールまで緩やかな下り。終わった・・・なんとか帰ってきた・・・

ゴールではみんな暖かく出迎えてくれた。レースとしては話にならん結果やったけど、色々学ぶことがあったし、なんとか遣り切った感は最高で、とても嬉しかった。去年のレースとは比べ物にならない達成感があった。

これからこのレースは、毎年でているスタンピードに並んで、自分の成長を計る物差しになるやろう。このレースで勝負が出来るようになればかなりなもんやろうし。来年どれくらい走れるようになってるか楽しみや。

何はともあれ、今年も無事完走。めでたしめでたし。


レース後のムスコカ号。去年よりはドロドロがマシかな。

ビチョビチョの抜け殻。

レース後のご褒美のハンバーガー。しかもさらにレッドブル。最高のご褒美でした。

去年までのチームメイトアンドリュー。去年は最後のスプリントで3着やったけど、今年は10分以上の差をつけて堂々の優勝。別格です。

クタクタになって帰ってきたけど、とりあえずムスコカ号が先にシャワー。

で、自分もゆっくりシャワーを浴びた後は、完走を祝ってささやかな乾杯。ちなみに、去年の投稿を見てビックリしたんやけど、去年も同じビールで乾杯してた。夏やからね。

2016年6月25日土曜日

2016年ロード・トラックシーズン前半戦を振り返って

あれよあれよと3ヶ月以上ブログの更新を怠っています。

2013年に再開して以来の、日々の写真日記としての役割を完全にFacebookに奪われてしまい、その存在意義が危うくなっているこのブログですが、日本語でまとまった文章を書いて残せるのは将来振り返った時に大切な思い出になるので、細々とでも書き続けて行こうと思います。(誰が読んでくれているのか分からんけど、まあ元々の想定読者自体が未来の自分やから。)

今週末は久しぶりに(一ヶ月以上ぶり?)にレースの無い週末。昨日の夜から降り続いている雨が今朝になっても止んでいなくて、今日は完全オフ気分。そういったこともあり、今日は今年のロード・トラックシーズンの前半戦を振り返ってまとめてみようと思います。

(多分このブログはこれからそういう役割に移行していくんやろうと思います。)

今シーズンも例年通りCBTLのトラックリーグからバイクシーズンの開幕。今年はAグループに昇進したので、レースのスピードが去年までのBグループと比べもんになれへんくらい速い。しかもスピードの強弱が猛烈で、加速であっという間においていかれてしまう。そんなAグループでの初めてのレースは完全に置いてけぼりで、一人場違いな感じでした。でもまあ、初めはみんなそんなもんやし、これに対応出来るようになればかなりのレベルアップになるやろうと、さらに気合いが入りました。

ロードの開幕は今年もエドモントンでのVelocity Stage Raceから。パワーなどの数字的には今年は随分成長してきているのが分かっていたので、出来れば結果に繋げたいもの。1日目朝の9キロのITTは思った通り10分を経過してからの気持ちの途切れが明らかで、結果には繋がらず。1日目午後のロードレースはなかなか良かった。いつも残り5キロ位からのラストスパートで遅れ気味になるのもこの日はちゃんと付いていき、しかも残り1キロで集団が混乱気味になるのを嫌って気持ちが切れてしまうのも押さえ込み、残り200メートルではしっかりスプリントにも参加して、結果5位。

ロードレースでは結果をだしたことが今まで無かったけど、今年はさい先の良いスタートが切れたかな?ただ逆に翌日のクリットは散々で、スタートでクリップインに手間取り出遅れてから集団に追いつくのに力を使い果たしてしまい、次第に遅れ始めドロップしてしもうた。例年ロードは今イチ、クリットはOKというパターンやったけど、今年は逆みたい。

その後数週間はCBTLが雨で流れてレースペースでの練習があまり出来ず。振り返ってみればこのCBTLでキチンと強度の高いトレーニングが出来ていることがロードレースの為に大切やったみたい。

そして迎えたロード2戦目は今年初開催のAlex Stieda Classic。初日のロードレースは7キロのグラベルセクションを含んでいて、Ghost of the Gravelに向けて自分の足がグラベルにどれだけ対応出来るかの良いテスト。2日目はVelocityと同じコースでのクリットで、この日は逆回り。

結果的には散々といっても良いくらい。初日のロードレースはグラベルセクションに入るまでは良い感じで集団にくっ付いて走ってたんやけど、グラベルに入った瞬間に完全に足元をとられて、あっという間に置いてけぼり。前日にマイペースで試走した時には平気やと思っていた細めのタイヤは、この日のレースペースでは完全に役立たず。

まあ自分の技術とパワー不足というのもあるんやけど、どうしようもない。なんとか気持ちを切り替えて自分のペースで走り続けることに。

(こんな感じ・・・)

グラベルが終わってからの2周目のロードセクションは、さらに気持ちを引き締めてレースペースでのトレーニングとして。2周目のグラベルセクションもなんとかやり過ごし、最後のコーナーを立ち上がってから、レースでのゴールスプリントをイメージして最高のスプリントを決めてフィニッシュ。このスプリントはなかなか出来がよく、フィニッシュしてからみんなに「最後のスプリント凄かったね〜」って褒めてもらえた。これが本当のレースの最後に先頭で決められるようになれば良いんやけど。

翌日のクリットはもっと酷かった。この日は別にスタートで出遅れた訳でもなく、ただ単純に足が無かった。去年までは悠々とこなせていたリサーチパークの一連のコーナーも、今年はなんでかすごくヘタクソになってる気がする。トラックでばっかり走ってるからやろうか?いつもはあのコーナーで前との間を詰めていけたのに、今年は2戦とも逆にあそこで差が広がってしまうようになってた。来年に向けてなんか対策を練らないとあかん。

翌週はカルガリーでのロード開幕戦、Jason Lapierre Memorial。その前の木曜日のトラックリーグ第2戦目で思った以上にちゃんと走れたので思い切って出ることにしたレース。

初日は夕方にITT、2日目は郊外でクリット。ITTは例によって、折り返しの登りの向かい風に耐えきれず10分過ぎから気持ちが切れてしまい、炎上。やっぱりペース配分が難しい。でもまあ、これはもうちょっと先の課題。

ただ2日目のクリットは良かった。スタート直前に今年からCSIのコーチをしているタニヤに「今日はキッチリ頑張れるはずよ」と応援してもらったのが効いたのか、初めから積極的に前に出てポジションをキープして、途中集団の後ろに下がってしまいそうになった時もコーナーからの立ち上がりでちゃんと前に出て走り続けることができた。途中前を走るレーサーに前輪を擦られて、あわやクラッシュという自体にも冷静に対応し事なきを得て、レース続行。最後のコーナーでの位置取りが今ひとつできちんとゴール前スプリントには絡まれへんかったけど、結果オーライの15位。ちょっと自信を取り戻したレースでした。

そして、AレースのGhost of the Gravelへ向けての最後のレースは、BCのゴールデンであったKicking Horse Cup。知ってたけど出たことは無かったレースで、今年は登りの力を試すべくヒルクライムだけ参加。

(これがスタート。こんな登りが途中僅かの下りを挟んで11キロ続きます。)

予想以上に速いスタートで、無理して付いていったらすぐに潰れてしまうのが明らかやったので、初めから自分のペースでヒルクライムトレーニングとして走ることに。途中霰が降ったりとなかなかエピックなイベントで、11キロの登りを約40分で攻略。パワーもしっかり出ていたし、一人でも最後まで気持ちを切らさず走り切ったということで、トレーニングレースとしては最高の出来。

40分のレースのために往復6時間かけて移動するってなんか無駄が多い気がするけど、来年は是非ステージレース全部出てみようかな。

そんなこんなで翌週は今シーズン前半戦を締めくくるAレースのGhoso of the Gravel。これまでの積み上げたトレーニングの成果がしっかり出せるよう、レースウィークの過ごし方も練習のうちの一つ。勉強です。

あまりに長くなったので続きは改めて。

2016年1月28日木曜日

頑張った週末

先週末は久しぶりに土日続けてロングトレーニング。そろそろ2016年シーズンに向けてのトレーニングも本格化してきました。

土曜日は3週続けてのキャンモアへ。来月にあるキャンモアスキーマラソンへの出場を考えているので、予定のコースを一度下見してから決めようと思っていたので。だから今日は1日中クラシックで滑り続ける予定。

キャンモアは先週とはまた打って変わって気持ちの良い青空が広がってた。
気温もマイナス数度と丁度良いくらい。もうちょっと低い方がクラシックには良いんやけど、まあ色んな状況で滑れんとあかんからね。



ただ、ここんところ雪があまり降っていないようで、人気の無いトレイルではこんな感じで
トラック一面に松ぼっくりや松の針が散らばっていて、そのせいでしょっちゅうつまづきそうになって、クラシックで滑るのは大変。まあ、これも訓練やと思って・・・

45分くらいかかってボウトレイルの端まで到着。ここの眺めは結構好き。

行きは松ぼっくりで難儀したボウトレイルやけど、僕が折り返す直前にトラックセットし直す作業車が出動してくれて、帰りは凄くスムーズ。
帰りの方が登りが急で大変なんやけど、かなり快適に帰ってこれた。

1時間40分くらいで午前のセッションは切り上げて昼ご飯。
今日は久しぶりにノルディックセンターのターキーサンド。午後はもっと長く滑るつもりなのでしっかり補給。

で、午後はそのマラソンイベントを意識して、休みを殆どとらずひたすら滑り続けること3時間。そのせいでその間は写真撮影を言い訳に立ち止まることも無かったので写真も無し。かなり頑張った。

滑ってる最中は一度ワックス塗り直しの休憩でグラノーラバーを1本食べた以外補給も無かったので、さすがにお腹ペコペコ。
なので、無事に帰れるようにと本日二度目のサンドイッチ。今回はハムサンドにしました。ノルディックセンターのサンドイッチはこのボリュームで6ドルなんやから良心的やわ。しかもかなり美味いし。

という訳で、土曜日は合計4時間半、42キロの超滑り込みの1日でした。お陰でスキーマラソンに出る自信もついたし、かなり良いトレーニングになりました。

そして日曜日。朝にベルギーで行われていたサイクロクロスのワールドカップ最終戦をインターネットで観戦したせいで、やたらモチベーションアップ。カウチでウトウト二度寝しかけてたのを払いのけて、まだ雪がぱらついているなかライドスタート。

振り返ってみれば、公園での雪遊びは何度かしてたけど、冬のロングライドは今日が始めて。
比較的気温が高かったので、雪が溶けて道路は結構ぐじゃぐじゃ。良い泥よけが欲しい。

いつもより時間がかかって、1時間程で1Aに到着。
昨夜から降った雪が路肩にしっかり残ってた。なので、いつもの雪遊び並みにタイヤを滑らせたりしながらえっちらおっちら。車道には車がビュンビュン走っているけど、広い路肩のお陰で逆に安心して走れる。

午後からは晴れる予報なんやけど、僕が走っている間は途中吹雪っぽくなってた。
いつもはそこらにいてる牛達も今日は小屋に隠れてんのかな?

途中ハイウェイから外れて深い雪が残っている横道へ。
 フラフラになりながら少し遊んだ辺りで折り返す時間がきたので退却。次はもうちょっとこんな道で遊べるようにしようかな。

帰りはさらに気温が上がって道路はビチョビチョ。着ていたものもびちょびちょになって、手足が冷えてきた難儀した。あまりに暖かいのも困りものや。

 でもこのBar Mittsのお陰で去年からのウィンターライドが随分楽にはなった。

という訳で、今年初の外ライドはしっかり3時間、持久走ペースで流してきました。これから少し日も長くなっていくし、ちょこちょこ外ライドの頻度も増やしていこう。

この週末はレイクルイーズでミニスキーキャンプをしてきます。2日間徹底的に滑りまくってこようと思います。いっぱい良い写真も撮れるかな。乞うご期待。

2015年8月26日水曜日

Ghost of the Gravel Revisited

昨日の書き込みに引き続き、今日も先週末のことについて。

前日はトレイルレースと少しのマウンテンバイクライドやったので、日曜日はガッツリ走りこもうと思って、6月のGhost of the Gravelで走ったコースを再現してくることにしました。

スタートはいつものようにベアスポウの駐車場から。ここからスタートして、レースコースを経由して回ってくると180キロくらいの筈。先週の200キロに比べたら短いから余裕やろう、と思っていたのは大きな勘違いやったことはこのときは知らんかった。

距離も短いしということで、先週より1時間ちょっと遅い10時過ぎスタート。近頃9時スタートではちょっと寒すぎるようにもなってきたし。

 いつにも増して素晴らしい青空にロッキーの眺め。ここ数日の山火事によるスモッグのせいで、この景色が如何に素晴らしいものなのかを再確認させられています。

先週と違って随分向かい風が強いなーと思ってたら、
案の定こんなことに。その分帰りが楽やったら良いな、とくらいにこの時は思ってました。

Ghost of the Gravelの日は生憎雨やったし、周りを見る余裕なんて無かったけど、
カルガリーから少し離れただけで、こんな牧歌的なランチが幾つも見られます。 ちなみにこの辺りで小熊さんに遭遇。僕の前を一人で道を横断してやってんけど、近くに母グマが追ったかと思うとちょっと怖かった。

スタートから2時間半ほど走ったらWater Valleyという小さな村があります。
なかなかアートな街なようで、動物や自然をあしらったこんなパネルがそこらの電柱を装飾しています。

そしてこれまた味のある万屋さん。
西部劇のワンシーンに出てきそうな建物。多分実際にその頃(西部開拓の時代)からあったんやろう。道行く人もどこと無しかカルガリーの街の人たちとは感じが違う気がする。まだまだ知らんことがイッパイです。

今日は気持ゆっくりのライドなので、一休みしてオヤツ。
今思えばこのときもっとしっかり食べておくんやった・・・

Water Valleyから暫く走ると、例の砂利道(gravel road)が始まります。
ここから30キロ近く延々ダラダラ登りが続きます。

レースの日はまだ雨が降っていて景色は今イチやったけど、今日はすこぶる良い天気。
2度目ということもあり、砂利道も慣れたもん。

そしてここでも牛さん達が柵無しで放牧されていました。
まあ、普通この道を通過する人は車に乗っているので問題ないんやろうけど。

なんとかかんとか一つ目の峠をクリア。
Fuel for Goldのグラノーラバーで補給。これは美味いです。

そこから暫く下り、Hwy40に出るとそこから最後の峠。
丁度ここからコックランまで59キロだそう。

レースの日は凄く長く感じたこの峠も頑張って12分ちょっとでクリア。
このルートの最高到達地点で標高1646m だそうです。ちょっとした高地トレーニングの高さやね。

そこから暫くは砂利道の下りが続きます。
ここから先は道が広くなっていて、しかも道沿いにキャンプ場などが点在しているせいで車の通行量が多くて難儀しました。自転車で走っている僕を見つけてスピードを思い切り落としてくれる親切な人と、全く気にもかけず猛スピードで砂埃を立てて走って行く人など、いろんな人がいました。こういう所に人の本性って現れるのかなと思うと、自分も気を付けようと思いました。

で、全部で56キロにも及ぶ砂利道もようやく終わり。
いい加減クタクタで、舗装道路でスムーズに走れることがいかに有り難いことなのかを痛感しました。

途中僕に追われていると勘違いした牛さんの集団が走って逃げて行きやった。なかなかの迫力でした。

で、舗装路に入ったら少しは楽になると思っていたのは大きな勘違いで、その分猛烈な向かい風が襲ってきた。楽になると期待してた分ガッカリ感が大きく、どんどん気持がそがれていってヘロヘロになってきてた。今思えば、もっとしっかり栄養補給しておけばここでもっと踏ん張れたんやろうけど、この時はそこまで気持がいってなかったと思う。

長い登りや砂利道を攻略してきた今日のライドやけど、結局1Aに出るまでの27キロがこの日一番キツかった・・・

そして1時間ほど踏ん張ってようやく1Aに合流。

1Aに入ると何やら大渋滞。こんな渋滞が22との交差点まで続いてました。
止まっている車を快適に追い越していくことが少し気持を盛り上げてくれたけど、それでも向かい風は変わらず、ヘロヘロも変わらず。

で、道沿いのカナダ国旗を見たら・・・
案の定これ見よがしの向かい風。先週とは打って変わって、行きも帰りも強烈な向かい風。でも自分を鍛えてくれているんやと言い聞かせて頑張りました。

帰りにコックランの街を通過したので、いつもの様にマッキーのアイスをご褒美にと思ったら・・・
なんとこれまた長蛇の列。さすがにこの列に並んで待つ気にもなれず、

仕方が無いので今日二本目のコーラがご褒美。

コーラのパワーでなんとか最後のコックランの丘を攻略し、
(30分もかかってこの丘を登ったのは今までで一番遅い記録です)

無事にベアスポウの駐車場にゴール。
ヘロヘロでへたり込んでしもた。だからこのアングル。

結局180キロであったことは予定通りやったけど、走っている時間がちょうど8時間、休憩などを合わせると9時間近くかかってしまったことは全くの予定外。これだけかかると分かっていればもっと補給に気をつけてたんやけど。でもまあ良い経験にはなったと思う。

体力的にはもちろん精神的にはここ暫く一番キツいロングライドやったかな。この冬のトレーニングに向けて、この下地作りを大事にしようと思います。まだまだ強くなりそうな気がします。

頑張ります。