2016年12月23日金曜日

2016年シーズンを振り返って

いらっしゃいませ。

ご無沙汰しております。いい加減年の瀬も迫り、2016年も残り一週間という所まで来てしまいました。で、実は今2017年に向けての秘密のプロジェクトの準備のためバンクーバーに来ています。

まあ、そのプロジェクトについては今は書けないですが、せっかくこうして日常を離れてボーッとする時間が出来たので、ずっと書こう書こうと思っていた2016年を振り返っての思い出を徒然なるままに書いてみようと思います。

前回の書き込みでは、2016年の前半戦の大イベントだったGhost of the Gravelについて書きましたが、その後のシーズンもハイライトが目白押しでした。

まずはカナダデーウィークエンド。去年からエドモントンで行われてるカナダデークリットには出るようになったけど、今年はカナダデーがちょうど金曜日にあたるという事で、続く土日にもレースが行われました。

去年はレース早々にドロップしてしまい完走出来なかったカナダデークリットは今年は無事完走。2戦目のPRWロードレースでは最後のアタックのタイミングを見誤りゴール直前にブローアップしてしまったけど、勝ちにいくレース展開を初めて経験。それらの前振りがあったお陰か、最終戦のRiverdale Critでは見事初優勝を飾る事ができました。

しかもこのレースの主催者はエドモントンのトラック仲間のコーナー。彼の初主催レースで僕の初優勝を飾れたのも何かの縁かな。

初優勝の記念品はそのコーナーが描いたというこの素敵な絵。一生記念にします。

この後もちょこちょこと色んなレースに出て、
久しぶりにトレイルランレースに出て年代別で2位になったりしたけど、

次のハイライトはやっぱりトラックレースのアルバータ選手権。特に去年死闘を繰り広げたライバルのダンとは今年も熱いバトルを楽しめました。

(初日のマッチスプリントでの駆け引き。マサさん撮影)

(マッチスプリントでは今年も僕が完勝しました。)

(初日のバトルの後のビールでのスプリント対決。これは負けた。)

で、2日目の1キロタイムトライアルでも勝ち、これを勝てば今年のマスターAチャンピオンになれるという最後の競輪で、
完敗。もっと早くに前に出ておくべきやったのに、タイミングを逸して逃げ切られてしまいました。これはめちゃくちゃ悔しかったです。

でも、2人の熱いバトルはみんな楽しんでくれていたようで、1位2位の表彰式ではこの日一番の拍手を頂く事が出来ました。友達と呼べるライバルがいて、全力での勝負を応援してくれる仲間がいるこの環境でレースが出来る事に本当に感謝しています。

その後は毎年恒例のTour de Bownessを初めてCat 4で走り、Cat4の厳しい洗礼を受け(まあ疲れてたというのはあるんやけど)、来シーズンへ向けての課題が見つかった所で今年のロードシーズンは終了。思えば今年もいっぱいレースにでたわ。

(ロードレースでドロップされた後の一人旅。気持ちの良い日で良かった。)

(長い時間がかかったけど、やっとこさCat4に昇格。Cat3にはさっさと上がれるように頑張ります。)

ちなみに、ちょうどその時期に行われていたUCI プロツアーのTour of Utha第一ステージで僕のコーチの一人Kris Dahlがスプリント勝負を制して見事優勝!

これは自分のレースじゃないけど、やっぱり今年のハイライトやろう。

Tour de Bownessが終わってからは休暇と日本での学会参加を兼ねて3週間程日本で過ごしました。その時の思い出は後々振り返って描く事にして、カルガリーに帰ってきてからのハイライトは、何と言っても9月末に行われたトラックサイクリングのカナダ選手権。

去年から真剣にトラックレースをするようになり、みんなに良い経験だからと薦められていたのを今年いよいよ初参加。周りの選手の層も分からず、とりあえず自分の実力を計るための体験学習的なものとして。

会場はオンタリオはミルトンにある屋内トラック。
世界大会も行われる国際基準のベロドロームです。

1周が250メートルしかないトラックのバンクは下から見るとまるで壁です。

僕は初日の1キロタイムトライアル、2日目のスプリント、チームパーシュート、スクラッチ、それと最終日の競輪と3000メートルパーシュートに登録しました。

1つ1つのレースの結果ははっきり言ってパッとしないものに終わりましたが、最初のキロでの絶望的な出だしから徐々にトラックでの感覚を掴んで来て、最終日の競輪とパーシュートではそれなりに納得のいく走りが出来たと思います。

競輪の予選では全然前に出る事が出来なかったけど、7位−12位決定ラウンドではダーニーが引っ込むと同時に前に飛び出して、途中で一人に抜かれてしまったけど2着を死守して完走。これは熱い走りが出来たと思う。

そしてプロビンシャルではブローアップしてしまい苦手意識がいっぱいのパーシュートでも、我慢の走りで自己記録を20秒以上更新する事ができました。まあ元の記録が悪かっただけ何やけど。

何にせよ、1つ1つのレースの内容はともかく、薦められたようにトラックレースを始めたこの初めの段階でこういう体験を出来た事は本当に良い事だったと思います。僅かにはある自分の良い所と沢山ある弱い所がはっきり分かったし、何よりマスターズクラスでもの凄い走りをする人を沢山見て思い切り刺激を受けてくる事ができたし。

この経験を糧に来年はもっと良い走りが出来るように、地道に頑張ります。

2016年のハイライト、まとめでした。

(スクラッチレースで走っている貴重な一枚。マサさん提供)

(ユベントスとシナジーの混合レースで走ったチームパーシュートで銅メダルを獲得。銀メダルだった同じアルバータチームと記念撮影)


0 件のコメント:

コメントを投稿