2013年8月23日金曜日

Challenge Penticton: 木曜日

今回はペンティクトンに到着後少しバイクに乗る予定にしてたので、キャンプの時より少し早くにカルガリーを出発した。でも5時出発のつもりやったのが、なんやかんやと手間取って5時半に出発進行。


それでも外はまだ真っ暗。ところで今週は満月の夜なんやね。綺麗なお月さんを眺めながら一路西へ。


バンフに入ると随分明るくなって来た。朝焼けに照らされた大関が美しかったわ。


今回は道路がすごく空いていて走りやすかった。最初の半分は写っている大型トラックがちらほら見える程度。彼らの後ろに入り込んで(と言っても最低限の車間距離は空けるよ)空気抵抗を減らして省エネ運転。これは以前HIさんに教えてもらった裏技。


この前は大雨に降られた湖沿いの区間もすっきり青空。気持ち良いドライブやった。


で、2度目ということもあり、無駄な休憩時間を随分減らせたので、前回より30分早く9時間半でペンティクトンに到着。

しかも基本下り基調やし省エネ運転のお陰か、見事無給油で680キロ走りきった。ガス欠注意のランプもつかんかったし。やるやん、吉田さん。まあ帰りは上りやし一度給油ストップいるやろうけどね。


早くに着いたのでホステルのチェックインがまだ出来なかったので、とりあえずレースパッケージのピックアップに行ってきた。もはやかって知ったるペンティクトン、気持ち的に随分余裕で過ごせるのは、やっぱりキャンプに来ておいて良かった。


ピックアップを始め一連の手続きは一瞬ですんだので、まだ随分空いているエキスポをふらふら徘徊していると、何とそこに他のアスリートと談笑しているMark Allenが・・・


マークアレンといえば、僕が一番尊敬するアスリートの1人で、以前ブログに少し書いたと思うけど、彼のコナでの活躍は今週ずっとYou Tubeで観て勉強してたんよ。

しかも彼がどこかのビジネススクールで話した講演のビデオも見たし、さらにペンティクトンまでの長距離ドライブの間Pod CastでLegend of Triathlonでのインタビューを聞いて改めて「ええこと言いはるわー」って思ってたところ。そのマークアレンが今目の前に。

なんでも彼のコーチングプログラムがチャレンジとパートナーシップを結んでいるので、そのプロモーションに来ているそうな。さらに彼が彼自身が心の師匠と崇める人と共同で書いた本も、その場でサインして売ってた。

こんな運命の出会いは逃す手は無いと、その時立ち話していた人達の後ろにならんだ。(超有名人のサイン会のように行列ができているようなイベントではなかったので助かった。)

前の人は何やらトレーニングの話やらレースの話やら随分長い間話してたんやけど、そんないわば彼からすれば度素人の話もニコニコしながら、時々コメントを入れながら聞いているマークアレンがいっそう好きになった。

いよいよ前の人の話が終って、彼が僕の方に向かってニコッて挨拶して握手してくれた。まあたぶんこの時点で僕はかなりテンションが上がってたと思う。

彼のビデオを見て勉強してたことや、彼の話が今の僕の心の支えになっているとある本のメッセージと通じるところがあるとか、僕がこのチャレンジに出ることを決めた経緯とか、とりあえずいろいろと僕が一方的に話してたと思う。まあ舞い上がってる度素人にありがちなことや。

でも彼の話はいろんなところで聞いたり読んだり出来るけど、今僕が感じていることを彼に伝える機会なんてたぶん二度とないやろうから、彼に感謝の気持ちを伝えることが出来て良かったと思う。

(そんなマークと記念写真。カメラ持ってて良かった。ちゃんとサイン入りの本も買ったよ。)



興奮冷めやらぬまま宿に戻ってチェックインを済ませて、予定通りバイクに乗って長距離ドライブで怠い疲れの残っている体をリフレッシュして来た。

今日の目的は、実は前回キャンプの練習でとある区間を間違って走っていたことがレースガイドを読んで発覚したので、その区間をきちんと走ってみておくこと。


これがその区間の入り口。見に行っておいて良かった。結構な傾斜の登りが少しあったあと、だらだら緩い傾斜が続いていて、知らないとペースの配分が難しかったかも知れん。

まあ、走り始めて30分ほどのところやから、ロングライドのウォームヤップやと思って、落ち着いてこなせば問題はないやろう。ある意味ここでその日の足の様子が大体分かると思う。ペースセットにはちょうど良い。

帰りはランの復路を通ってきたんやけど、地面にこんなマークを発見。
 エイドステーションの割当をこうやって記してくれてるんや。コーラはここで、

 水はここ。有り難いことです。

バイクの後10分だけ走って終わり。体は今にもレースに出たがってる感じ。そんな体を手なずけて落ち着かせて、きちんとゴールまで帰ってこられるように心がコントロールできるように。マークアレンに会えてそんな意識がいっそう増したような気がする。


その後の夕飯はもはや行きつけの感のあるギリシャ料理屋さんのTheo'zへ。今日初めてオーナーのテオさんに会えた。味のあるいい感じのおじいちゃんやった。


前回サーブしてくれたケンもいて、わざわざ彼がサーブしてくれる奥のセクションへ。彼も僕が帰って来たことを喜んでくれて、「今週会えるのを楽しみにしてたよ」って言ってくれた。

レースまではまだ2日もあるので、今日はしっかりビーフのスブラキを頂きました。気のせいか前回よりもさらにお肉も柔らかかったし、美味しかった。お腹もいっぱいで大満足。

ケンは日曜日も働いてるって言ってたし、僕ももう一度ここで食事がしたかったので、彼に「まともな食事が出来る体か分からんけど、ゴールした後にここに来ることを目指して完走するよ」って約束して帰って来た。

帰り際、近くで食事をしていたグループの1人がレースにでる人やったので「日曜頑張ろうね」って話しかけたら、今回はレースには出ないらしい他の1人に「あなた1人で来てるの?」ってどこからどう見ても明らかなことを訪ねられて、「うん、まあね」って答えたんやけど、「クールね、尊敬するわ。日曜日あなたのことを見つけて応援するから」って言ってくれた。

お愛想で言ってくれたんかも知れんけど、素直に嬉しかった。

トライアスロンは肉体的には1人でするスポーツやけど、気持ちの上ではいろんな人に支えられて初めて出来るスポーツなんやろうと思う。そうでないと、あんなに辛いこと1人じゃ出来へんもんね。

Theo'zは、そんな幸せな気持ちにさせてくれる、素敵なレストランです。

きっと日曜日には良いお酒が飲めるやろう。

1 件のコメント:

  1. 露原さん、いよいよチャレンジ本番間近ですね。

    調子良さそうで、何よりです。 おまけにマークアレンさんともお話できて最高ですね。

    日曜日、カルガリーから応援してます。 思いっきり、楽しんで、苦しんで、最高の笑顔でフィニッシュされる事を祈ってます。 頑張れチャレンジャー!!

    いわぶち

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