2013年8月31日土曜日

シャケ三昧

久しぶりになんてこと無い普通の週末や。心と体が癒されてる感じがするわ。

昨晩はHIさんのお宅で由香さんの美味しい手料理を頂きました。ごちそうさまでした。
(ちなみに頂いた残りのグラタンは試しに冷凍してみています。)

それで、昨日の夕飯用に残していた焼き鮭は今朝の朝食に回ってきた。


なんか旅館の朝ご飯みたい?でもさすがにこれじゃ足りへんかったので、昨日の昼食の残りの中華も食べた。朝からよく食べたわ。


昼食はマサさんとラーメン屋のMukuへ。ゆっくりお話しする初めての機会やったんやけど、色々貴重なお話を聞くことが出来た。来年の夏のシーズンに向けて冬から春にかけてどのように準備していくかとか、サイクリストとしての心構えなんかは、トライアスリートとは随分違う。来年は自転車メインでレースをするつもりなので、心強い仲間が出来て嬉しい。


その後は、有効期限が今日までの10ドルクーポンを使うために久しぶりに洋服の買い物に行ったんやけど、何と今日は全品40%オフのセールをやってた。なんてラッキーな。お陰で少しだけリッチなお買い物が出来たわ。


帰って来てカウチで寛いでいるとうとうとしてきた。そのまま小一時間ほど昼寝。幸せや。その気はなくともやっぱり疲れているんやろうね。


お腹が空いてきたので夕飯の準備をして、シャケの切り身を食べてしまわないといけないので、朝に続いて焼きシャケ定食。今日はシャケ三昧。

朝のシャケは野生で夜のシャケは養殖で、たまたま食べ比べみたいになったんやけど、正直僕にはどっちも美味しい。確かに食べた感じが違うのは分かるけど、どっちが美味しいとか甲乙は付けがたいわ。


ところで、今朝薔薇の鉢を観たら小さな莟が出来てた。

昨日観たときには分からん位小さかったから、一日で随分大きくなったんやね。どれくらいで花が咲くやろうか。楽しみや。

そろそろ、チューリップの花壇作りも始めんと。もう既に秋の気配や。この週末からぼちぼち始めるかな。

2013年8月28日水曜日

Challenge Penticton: レースを振り返って

レース当日は自分のレース以外に色々楽しいことがあったので、レースの最中の細かいことはなんだかどうでも良くなってしまっているんやけど、今後の参考のためにも記憶の定かなうちに書き留めておこう。

スイム:スイムは1時間14分。スイムが一番タイムの予想が付くやろうと思って、希望的予測では1時間5分くらいで帰って来れればと思ってたんやけど、随分外れたね。

前日からの風は止むことなく、スタート時の湖は白波が立つほど海のようになっていた。まあ、もっと荒れてる海でも泳いだことがあるので、それ自体は不安じゃなかったけど、お陰でナビゲーションはかなりずれてもうてた。

ウェーブスタートなので同時にスタートしたのはカルガリー70.3より少ない位。それにあんなに広いビーチでのスタートなのでバトルは全くなし。スムーズな泳ぎ出しで、泳ぎ始めてすぐにちょうど良いペースで泳いでいる足を見つけたので、その足にぴったりとくっついて第1ブイまでは良い感じやったわ。

その足は何人かで構成されてる列車の一部で、僕もそれに乗っかってた訳やけど、これはなかなか良い経験ができた。先頭の人は随分力のある人なんやろう、途中でペースを上げたらその後ろが頑張って放されないように付いていく、ということが何度か繰り返されてまるでバイクレースのよう。

第1ブイ手前まではそのペースに乗って泳いでたんやけど、ブイを回るあたりで前の足を見失ってしまった。ただまあその頃には離れて泳いでいた集団と合流したので、そのうちの誰かの足を見つければ良い位に思ってたんやけど、そうは上手くいかんかった。

と言うのは、僕は第2ブイからの帰りはペンティクトンの高いアパートの建物を目標に泳ごうと決めてたんやけど、実はそれは本当に目標物にしないといけないブイからは微妙にずれていて、微妙とはいえ長い距離を泳いでいると随分メインの集団からハグレてしまって気がついたら一人旅。気付いたときに集団に戻るルートをすぐにとれば良かったんやけど、徐々に戻れば良いやろうと1人で泳ぎ続けてたら結局最後まで一人やった・・・

まあ、スイムのベストタイムが今年は55分と随分ゆっくりなので、コンディション的にも1時間5分というのは難しい目標やったんかもね。そんな中半分1人で泳いで1時間14分やから、まあ良しとしよう。ただナビゲーションだけは何とかしなあかんわな。今後の課題。

バイク:バイクは6時間15分。これは何とも言えん数字やねー。6月のキャンプのときに走って、つかれている足で6時間で走れたので、正直6時間は切れるやろうと踏んでた。でも、目標タイムを決めるのに一番大事な環境要素をキチンと考慮してなかったわ。

と言うのは、朝の波立つ湖から明らかなように、リクターパスを過ぎて北に針路をとったあたりからは結構な風が吹いてた。キャンプの時も風はあったけど、今日はそれよりもはっきりと強めの風。それに加えて9つほど続く短いけど結構な丘を乗り越えていくのはかなり足にきたわ。ちなみに、この辺りのタフさはかのクリスマコーマックもレース後のディナーでコメントしてた。

この辺りのスピードの乗らなさ加減で、その日の(希望的予測に基づく)目標タイムの5時間30〜40分というのが無理なことははっきりした。でもまあ、まだ6時間は切れるやろうは思ってたんやけどね。

ちなみに、このレースで一つだけ致命的なミスを犯したのは、リアのコグを最大で25Tしか付けていなかったこと。キャンプで大丈夫やったからとそのままにしてたけど、27Tに付け替えておけば自慢のハイケーデンスでもう少しスピードに乗せることは出来たと思うんやけど、今の僕には25Tで回しまくれる足は無かったわ。というより、そんなことしたらマラソンを楽しめる自信はなかったし。

前半は殆ど抜かれることが無かったバイクやけど、半分を過ぎたあたりからは随分抜かれたわ。数えきられへんくらいに抜かれて、結構気分も盛り下がって来たのが自分でも感じられて、肉体的以上に精神的に一番辛かったのはこの辺りやったかも知れん。

頑張れば付いていけんことはないやろうということはどこかにあったんやけど、今バイクでプッシュして短縮出来るタイム、それとマラソンでつぶれてしまうリスク、この2つをどう天秤にかけたら良いのか経験のない僕にはどうしたら良いか分からず、ずっとモヤモヤしながら走ってた。


こういった、次のマラソンを考えてどこまでバイクでプッシュ出来るのかというのは、やっぱり経験を積まんと分からんやろうね。今回は「マラソンを気持ちよく走りきれるように」というのが一番の目標やったから、かなり慎重やったと思う。


ということで、最後の難関イエローレイクもほぼサイクルモードで登り切り、「後は下りや」と思ったら、これまたなおさら酷い風。マッカはこれにもぼやいてたわ。キャンプのときには70キロはゆうに出た長い下りが60キロ出るか出ないか。もうバイクタイムはどうでも良くなってたので無理して漕いでスピードを上げることはせえへんかったけど、ちょっとがっかりやったわ。


ラン:ランは4時間6分。これも事前の(希望的予測に基づく)目標タイムの3時間半にはほど遠い。でも、結果的にはこれくらいで走れたのは良かった方かも知れん。と言うのも、やっぱり風にやられた。

不思議なのがバイクで北向きに走っているときに向かい風やったのが、ランで南向きに走っているときにも向かい風。湖の東と西で風がこんなに違うもんなんや。

湖沿いに出るまでは目標通りキロ5分のペースで良い感じで走れてたんやけど、湖沿いのダラダラと続く道に出たとたん強烈な向かい風。ペースはみるみる落ちて、どんどん気分も凹んで来て、一度フッと気を抜いて歩いてみたんやけど、これが引き金でそこからはしょっちゅう歩いてもうた。

まず登りでは歩いて、エイドステーションではもちろん歩いて、そんでしまいには「よし、あの電信柱まで走ったら20歩だけあるこう」とか勝手な約束を自分で作っては歩いてた。

何とか折り返し地点にたどり着いて、後は追い風に押されて帰るだけ、とはいえその時点でかなり歩き癖が付いてしまってたのと、なによりすでに全身の疲労感は否めなく、帰りも結構歩いてもうた。

でも、疲労はあったけど全身の筋肉も関節も全然問題なく、走っている間はきちんとフォームとスピードが維持出来てた。逆に言うとフォームをきちんと維持出来てたから筋肉と関節に余分な負担がかからんかったんやろう。レース後も翌日も普通に動き回れたのはそのお陰かも知れん。地道なStrength-baseのトレーニングの成果やな。

ちなみに誰とレースしている訳ではない、とは思ってたんやけど、ランでは思いっきり抜きまくっていけたのはやっぱり随分気分を盛り上げてくれた。バイクの風の強いセクションで僕を抜いていった人は覚えている限り全員抜き返したと思う。何人かは完全に潰れてたしね。僕も無理してたらああなってたんやろう。

加えて言うとT2でも随分巻き返したようで、僕がテントに入ったときにいた人が誰も出て行く前に僕が出て行った。みんな何をしてたんや?T2のタイムはアマチュアで4位やったわ。

先日のブログでも触れたけど、レース前に一つの究極の目標としていた、「マラソンを笑顔で走りきる」というのはいっぱい歩いたとはいえ達成出来たと思う。沿道の人達やボランティアの人も僕がニコニコしていることには気付いてくれて「He is smiling!」とか「Keep on smiling!」って応援してくれた。



そんなこんなで、それぞれ目標タイムにはほど遠いパフォーマンスやった訳やけど、これだけ楽しく幸せな気持ちでゴール出来たのは一つの成長の証しやね。

アイアンディスタンスを楽しんでフィニッシュ出来る基礎はできたということなんやろう。決して楽な11時間41分ではなかったけど、こうして余裕を持ってフィニッシュしたことで、自分に足りないのは何なのかということが余計にはっきりしたような気がする。

これをベースにこれからのトレーニングに励むことにしよう。ちなみに来年はアイアンディスタンスはしません・・・

2013年8月27日火曜日

ただいま

家に帰るまでがChallenge。ただいま帰ってきて、僕のChallengeは無事完了しました。(たぶんこれを書き終える頃には大分時間が経ってると思うけど。)

今日は基本的にドライブしていただけなので、書き残しておきたいことは沢山無いんやけど、幾つか思い出に。

今朝は予定通り9時に宿を出たんやけど、ペンティクトンを発つ前に一つ大事な用事が。と言うのは、レースの2日前にお会いしたご家族の家の住所を見に行って、みんなで撮った写真を送ってあげようと思っててん。で、車を止めて番地を確認しようと思ったら、何と犬の散歩から帰って来たご主人とバッタリ。

挨拶するなり「れーすどうだった?」「みんなで彼はどうやったんやろうって話したたんだよ」って、僕が来たことをすごく喜んで下さって、奥さんをわざわざ家の中まで呼びにいってくれはった。

待っている間に改めて家の写真を撮ろうとしたら、別の扉からお嬢さんが出てこられて(彼女もレースに出てはった)、「窓の外を見るとあなたが来てるからビックリしたわ」「みんなでレースどうだったんだろうって話してたのよ」ってお父さんと同じことを言ってくれはったわ。

(ちょうどビックリして出てきはったところ)

実はこのお嬢さんの他にもう1人のお嬢さんと息子さんもレースに出られていて、その3人のことは地元の新聞に取り上げられていたそうな。(わざわざコピーを撮ってきて僕にくれはった。すごく嬉しそうで誇らしげやったわ。)暫し歓談し、連絡先を交換してお別れした。素敵なお友達が出来たような気がする。



その後はひたすらドライブ。

この湖ともしばらくお別れ。

2時間ほど走ってバーノンで昼食。例によってここ。

車を止めて店に向かうとこんなポスターが。

レース前はしばらく控えていたベーコンやけど、これも何かの縁。ここに来てとうとう解禁。全く広告に踊らされてもうた。効果絶大。

これがそのバーガー。なかなかのもんやったよ。


実はこの道中は時間があれば寄ってみたい魅力的なお土産屋さんというか物産店が幾つかあって、こんなシェフが迎えてくれたり、

こんな何かよく分からんマスコットが迎えてくれたりする。

今度はどこかに一泊するつもりの余裕でドライブして、こういう店を訪ね回って見たいもんや。

それはそうと、今日はレベルストークからしばらく激しい雨に降られたんやけど、出発前に洗車したときに塗っておいたガラコが大活躍してくれたわ。長旅の前には洗車してガラコを定番にすると良いね。

今日は車も少なく運転が楽やった。

 ずっとこんな感じ。

そのせいでか、不思議なことに前回は途中の10リットル給油でギリギリたどり着いた帰り道が、今回は同じくらいの給油で丸まる1メータ分余裕で帰り着いた。車の燃費ってそんなに変動するもんなん?省エネドライブの効果か??

行きと同様キャンプの帰りより30分近く短縮してカルガリーに到着。


家には食べるものが無いし、前回みたいに買い物に寄っていく気分ではなかったので、久しぶりに中華で外食。トロント時代を思い出して広東チャウ麺で一日の締めくくり。

その後は久しぶりに家でビールを飲んでます。

明後日から集中講義が始まるので、明日はレースの片付けの後はその準備をしないと。

今日はそろそろ寝ないとね。おやすみなさい。

Challenge Penticton: レース翌日

昨日ケンと飲んだワインはレースの後の体に思いっきり染み渡っているようで、8時に目が覚めたけど少し残ってる感じ。

でもそれ以上にお腹が空いてたのでキッチンに降りて昨日のムゥサカの残りを食べた。(朝から結構しっかりしたもんが食べられたのはお腹の問題は無いんやろう。)

その後は9時からのフィニッシャーアイテムの販売を見に行ってきた。横にマフィンとコーヒーの朝食?も用意されてた。フィニッシャーアイテムは特にめぼしいものが無かったけど、フィニッシャーアイテムでは無いけど長袖バイクジャージだけ記念に買って来た。

9時半から待望のマッサージを予約していたので、足早に公園を後にしてその近くにあるマッサージスタジオに移動。これは最高に気持ちよかった。さすがに経験が豊富なのか、レース後の傷んだ体を優しく揉み解していってくれる技術はなかなかのもんやったわ。

でも彼女には、「タイトはタイトやけど、アイアンマンに出た選手にしてはダメージが無いね」って言われたわ。確かに昨日のレース後から今朝の散歩も全然問題なく動き回れたし、痛みや違和感はどこにもない。

どんなにニコニコで走るって言っても、180キロ自転車に乗った後フルマラソンするんやから、レース前は「どんなに体がボロボロになるのか」と正直ビビってたのはあるんやけど、意外とタフさは身に付いてきたようや。これはまあ悪いことでは無いやろう。

宿に戻って片付けをした後近所で軽い昼食。で、その後はこの数ヶ月我慢してたアイスクリームの解禁。この前キャンプで来たときにハマったアイスクリーム屋さんへ。

幸せやったわ。(前も書いたけどこれがチャイルドサイズ・・・)

その後もう一度宿に帰って昼寝を、と思ったんやけど、昨日のことを記憶がはっきりしている間に書き留めておきたかったので、昨日の分のブログの下書きもしてた。

そうしていると昼寝の暇もなく打ち上げのアワードパーティの時間になってもうた。

少し遅めに着いたから前みたいに長いこと並ぶこともなく、食事にありつけた。料理はなかなかのもんで結構食べた。

パーティーはやっぱり記念すべき第一回イベントということもあるのか、多くの人や団体へ謝辞を送る必要があるようで、スピーチで引っ張り過ぎの感も少しした。

でも、フィリックスの話には心を打たれた。実はフィリックスの家族は(彼のお父さんは当時アイアンマンドイツの主催者)20年前にアイアンマンイベントでペンティクトンを訪れたことがあるそうやけど、お父さんは当時からペンティクトンの町の素晴らしさに対する思いをずっと持っていたそうで、そこから地元とロングディスタンスイベントが共存出来るようにとチャレンジファミリーが生まれたらしい。それから間もなくお父さんはなくなられたそうやけど、時間が経ちこうしてチャレンジがペンティクトンで立ち上がったことで、当時の思いがこみ上げてたんやろうね、壇上に呼ばれたフィリックスが思いっきり泣いて目を腫らしてた。


だからやろうね、昨日フィニッシュした僕たちを握手で迎えてくれた表情は本当に心がこもってたように思えた。


スピーチ以外で今日のイベントが特別やったのは、アスリートと一緒に僕たちをサポートしてくれたボランティアも招待されてたこと。規模が小さくなった今年やから出来たことかも知れんけど、こんな所にもチャレンジが地元にお返しをしようという姿勢が表れていて素敵やったわ。

ペンティクトンにおけるアイアンディスタンストライアスロンの歴史と未来の一枚。

それに、歴史に残る記念すべき第一回大会の優勝者。

そんなこんなでチャレンジペンティクトンの公式イベントは全て終了。僕も明日カルガリーに向けて帰ります。

帰りはいっそうのんびりとニコニコモードで帰りたいと思います。まあ、昨日のレースよりは短い時間で帰れるんやから大したこと無いやろう・・・

それじゃ、もう寝ます。おやすみなさい。

Challenge Penticton: Race Day

昨日書いたように、朝は少し散歩をして、5時からボディーマーキングが始まるので、それに合わせて宿を出た。

(嵐の前の静けさが漂うメインストリート。)

まだ始まって間もないせいか、行列もなくボディーマークをしてもらえた。

昨日もらったトライイットのタトゥーもしっかりやったんやけど、ウェットスーツでこすれたせいか、スイムが終ったらきれいに剥がれてもうてた。残念。

いつもの通りトランジッションの準備は一瞬で終わり、結構手持ち無沙汰。

(ボトルやサングラスをセットして準備万端のバンフ。)


プロが6時15分にスタートした後、少しだけウォームアップ。その間に国歌斉唱もあった。

そんで、6時30分丁度に僕のいる第1ウェーブがスタート。

で、それぞれのパートのことは後日改めて個別に書くことにして、スタートから11時間41分してなんとか無事完走。

キャンプの時の感じから遅くとも11時間は切れるやろうと思っていたんやけど、バイクの半分を過ぎたあたりの状況でそれは無理やろうということが分かり、レース中は結構残念な気持ちがあったのは事実。でも、今日の一番大切な目標は笑顔でランを走りきること。

これはこの上なく満足いく形で果たせたと思う。結構な風が吹き付ける中、実際はかなり辛いランではあったんやけど、早々に目標タイムとかいう自分のエゴを綺麗に捨てたお陰で、無事ランまでたどり着けたことと、全身の疲労感以外これと言った身体的なトラブルもなく気持ちよく走れていることで自然にニコニコ笑顔は出て来た。

それにボランティアの人が必死に応援してくれているのに、難しい辛い顔をして走るのはなんか勿体無いような気もした。タイムや順位を気にしない今日は楽しんで走りたかったから。

いつかコナを目指してレースが出来るようになる日がくれば、たぶんこんな感じではないんやろうけどね。(いろんな意味で)記念すべき第一回のチャレンジでの貴重な体験やったと思う。

42キロ走りきった後のゴール前のレッドカーペットはなかなか感動的やった。それにフィニッシュした後、例のフィリックスが一人一人に「おめでとう」って握手して祝ってくれたことには驚いたし嬉しかった。チャレンジファミリーのこのペンティクトンにかける思いがこんなところにも表れてた。素敵なファミリーの一員になれたような気がする。

まあ、こんな感じで走ったので、フィニッシュの後は別段肉体的な問題もなく普段のロングラン後のような感じで、ビッコを引いたり立ち座りが出来なくなるようなことは無かった。結構頑張ったカルガリーハーフマラソンの後の方が足へのダメージはあったような気がする。

フィニッシュの後はすぐにマッサージテントに連れて行ってもらい軽いマッサージを受け、その後はビザやチップスなどお決まりの差し入れ。でも今日は約束通りテオに行くつもりだったので、軽く手を付けただけで我慢した。

しばらくアスリートエリアで佇んでると、辛いランで僕を引っ張ってくれた(というか僕がかってに狙いを定めてた)選手に挨拶をすることが出来たり、僕と何度か抜き合いさし合いの攻防を繰り広げた選手に「良い走りだったね」って声をかけてもらったりして、周りのアスリートと交流することが出来た。


一通り荷物を引き上げてシャワーを浴びて綺麗になった後は、今日のもう一つの目標やったテオに夕飯を食べに行った。心配していたお腹やけど、まあ全く問題なかったわ。注文したのはレース前から決めていたムゥサカ。今日は初めて外食で料理の写真をとってみた。

写真じゃこのムゥサカの素晴らしさは伝わらんかも知れんけど、これはめちゃめちゃ美味しい。

いつも僕をサーブしてくれるケンは怪我をしてサーバーとしての仕事ができないので、彼が早上がりということもあり、僕の食事の後一緒にワインでも飲もうって誘ってくれた。

僕の食事の後、ケンが以前紹介してくれた「See Ya Later」というワイナリーのボトルを注文し、残ったら持って帰ってねとか言われてたけど、そんな心配は無用で2人ですっかり飲みきってもうた。

途中で僕がチャレンジをフィニッシュしたアスリートだと気付いた他のお客さんが話しかけて来て、「レースの後こんなに食べて飲んでってすごいね」って言われてもうた。たぶんもう少しグロッキー気味であるべきなんやろうね、普通のイメージでは。

何はともあれ、6月に食事に来た時からお世話になって、すごく良くしてくれるケンとこんな風に一緒にお酒を飲むことが出来て、色々な話を出来たのは素晴らしい縁やよね。彼はファーストネイション出身なんやけど、生い立ちも含めて色々話をしてくれた。これからもそんなにしょっちゅう会える中では無いけど、彼が「My Friend」と言ってくれる通り新しい友達が出来たような気がする。


食事の後はカットオフまでいよいよ残り2時間を切ったゴールに応援に。ゴールに向かう間にも1人、また1人とメインストリートを選手が走っていき、その都度僕は精一杯応援してあげた。もはや人影も疎らなメインストリートを歩いたり走ったりしながら帰ってくるのはかなり寂しいもんやろうからね。僅かながらでも残り3キロ分の力を出してもらえるように。

ゴールに着いたら面白い光景が待っていた。あのマークアレンがDJブースに・・・一日コメンテーターをしてくれていたスティーブキングが疲れて交代したのか、マークアレンと若い女の子のコメンテーターが掛け合いでみんなを盛り上げてた。


10分近く選手がゴールに帰ってこない少し寂しい時間を、めちゃめちゃノリノリの彼が首に巻いたレイを振り乱して踊ってみせたり、フィニッシュテープを持ってくれている女の子達の踊りに会わせてラップをしたり、即興で「僕のサイン入りの風船のオーディションだ」とか言って何かしら場を盛り上げて時間を繋いでくれてた。

もちろん回りは大盛り上がり。普段のクールで穏やかな感じとはがらっと違った一面をあんな大勢の人の前で惜しげもなくさらけ出して、このイベントを応援してくれていたマークアレンがいっそう好きになった。

そんな盛り上がりの中で楽しんでいると、なにげに通りかかったのは何と、かのシスターマドンナ。


彼女はペンティクトンでの最初のアイアンマンに参加して完走した女性選手と、長年アイアンマンカナダのレースディレクターをしていた男性選手と組んで、チームでこのチャレンジペンティクトンに参加されたそう。彼女が「ペンティクトンにもう一度帰ってこれたのはこのチャレンジのお陰よ」って言ってたのは印象的やった。

83才でこの元気。この時点でもう12時近くやったんやけど、すごいわ。ちなみに彼女がバイク担当。恐るべし・・・


終わりの方はさすがにゴール付近も人が少なくなって来たけど、それでも残った人みんなでフィニッシュする選手を人のゲートでお出迎え。お茶目さを思いっきり発揮してたマークはわざわざ縁台から降りて来てこのゲートをくぐりに来てた・・・


(めっちゃぼやけてるけど、真ん中で走っているのはマークアレン・・・楽しそうや。)

最後にシスターマドンナのチームのフィニッシュをみんなで迎えて感動のフィナーレ。


最後まで残ってた人はみんな本当にこのイベントを楽しんだと思う。特にマークアレンのあんな姿を見れただけでもいた価値はあるわ。(と言うことはその場に居合わせたみんなが言ってた。)

そんな彼に最後に挨拶に行くと「上から君のこと見つけたけど、君が自分のレースの後も最後までこうして応援してくれて嬉しいよ」って声をかけてくれた。感激。

フィリックスも最後まで残ってシスターマドンナのチームを迎えてたし、アスリートディナーで挨拶してくれた若いハンサムな副市長も最後まで僕らの輪の中で応援してたし、本当にみんな町を上げて。このチャレンジペンティクトンを自分たちのイベントにしようと思う気持ちがいろんなところから感じられた。

最高に幸せな時間やったわ。今回いろんな思いを込めて出場したこのチャレンジペンティクトンやけど、想像していた以上のものを得られたような気がする。かけがえの無い経験でした。

次は恩返しにボランティアで参加しようかな?

2013年8月25日日曜日

Challenge Penticton: 当日朝

目覚ましより早く2時40分に目が覚めた。めちゃめちゃぐっすり寝れた。すっきり気持ちが良い。

それもホステルが張り出してくれたこんなお願いのお陰や。

さもないと同時に泊まってるパーティモードの若者達が大騒ぎしてたやろう。こんなところにも嬉しいサポートが感じられるわ。

キッチンに降りていつも通りの朝食をとり、バイク用のドリンクの準備を済ませた後は、部屋に戻って当日持ち込む荷物の最終確認。

それから体にBody Glideをしっかり塗り込み、着替えも済ます。4時には全部準備が終わり、5時から始まる選手のチェックインまではのんびり待機。

こんなビデオを見てさらに気持ちが高ぶってくる。


興奮しすぎると良くないので、ゆっくり音楽でも聴いて散歩でもしてこようかな。

それでは、行ってきます。

今日は思い切り楽しんでくるわな。

2013年8月24日土曜日

僕のChallengeに向けて

いよいよ明日は記念すべき第一回Challenge Pentictonのレース本番。

振り返ればちょうど一年前、僕の人生に大きな変化が訪れようとしていたときに、チャレンジファミリーがペンティクトンに来ると知り、それまで「まだ早い」と避けていたアイアンディスタンスのトライアスロンに挑戦することを決めたんや。

まさしく僕にとって大きな「チャレンジ」になるんやろうと思って。

で、一年が過ぎ、思えばあっという間に過ぎ、変わった部分と変わらなかった部分があり、でも今こうしてレースの前夜をすごく穏やかに幸せな気持ちで過ごせているのは、きっとこの一年にたくさんのことを学べた成果なんやろう。

肉体的なことも精神的なことも合わせて、6年前の僕には「アホやろう」と言われるようなスポーツを通じて、これだけ自分と見つめ合って過ごした一年というのは僕の人生にとってかけがえの無い時間になったんやろうと信じたい。

まあそれに、そんな時間はそんなにしょっちゅうあっても困るもんやし。

その上に、この一年間病気も怪我もせず明日が迎えられることは、それだけで幸せなことやもんね。

明日はその集大成。思いっきり楽しんでこようと思う。

昨日のディナーでスティーブキングが誰かの引用でこんなことを言ってくれた:
「人生が苦しいのなら乗り越えよ。人生が幸せならば感謝せよ。」

苦しいことや辛いことをありのまま受け止めて、ニッコリ笑って乗り越えてこようと思う。

そうして無事に一日が終われば、僕を支えて応援してくれたみんなに感謝しよう。

明日はきっと素晴らしい一日になるやろう。

Challenge Penticton: レース前日

今日はは朝スイムからスタート。朝日の入り具合でレース本番でのゴーグルを決めるためと、出発前日以来泳いでいないので水ならしも兼ねてね。

30分くらいレース前のルーティンの感じで泳いで終了。上がるとビーチに地元カルガリーのトライアスロンショップのTri-itがテントを出してた。このショップはこのチャレンジペンティクトンのランコーススポンサーにもなってくれていて、地元民としては誇らしいし嬉しい。

で、泳ぎ終わって後片付けをしているといかにもアスリートって感じの女性が話しかけて来て、少し話していると実は彼女がTri-itのオーナーの1人やったことが発覚した。もともと気に入っていたローカルショップなので話に花が咲いて、かれこれ30分くらい話してたかな。すごい気さくで感じの良い人やけど、なかなかやり手な感じも醸し出してたわ。


右の女性がそのローズさん。で、左に移っているのはLother Lederという人で、実は彼はアイアンディスタンス史上初めてサブ8時間の記録を出したすごい人。僕は知らんかった・・・ドイツ出身ということもあり、チャレンジファミリーの応援ということでこのペンティクトンにも来てくれたらしい。素晴らしい。

その後20分ほど走りに行って来て、一昨日宿の周りを走った時に見つけた素敵な家を改めて訪れて、写真を取りに行って来た。


丁度一家そろってポーチで朝食を取っているところやったみたい。左から2番目に写っているおじさんとは一昨日少し話したんやけど、彼が僕のことをみんなに話してたみたいで、みんな僕を見るなり「写真に撮りに来てくれたのね」「僕も出るんだよ」とか大盛り上がり。

こんな地元上げての応援って本当に嬉しい。他のアイアンマンに出たことが無いので比較は出来へんけど、チャレンジファミリーのフィリックスが「ペンティクトンは特別」って言うのもこういう土壌から生まれているんやろうね。

朝練の仕上げは30分ほど自転車に乗って、レース用にはめたタイアのフィットのチェックとディレイラー周りの最終チェック。バッチリや。バンフはやってくれそうや。頼もしい。

走り終わって宿に戻ってチェーン周りを綺麗にして、自分もシャワーを浴びて綺麗になって、果物やら何やらで昼ご飯にしてたら急にウトウトしてきたので少し寝た。1時間も寝てないと思うけどめっちゃ気持ちよかったわ。


で、今日一番大事な作業はバイクとトランジッションバッグの預け入れの準備。T1とT2それぞれで必要になるものをベッドに広げて仕分けをして、それぞれ規定の袋に詰めるだけなんやけど、いつもながら袋はスカスカや。

今回今までと少し違うのはバイクではビブを付ける必要がないので、ビブベルトはT2バッグへ。勝手が違うので当日慌てないようにせんとね。


準備が完了したら後はビーチに持って行くだけ。預け入れは特に変わったこともなく至ってスムーズに終った。

(一晩外泊のバンフ。周りには立派な自転車がいっぱい。でも心配すんな。お前が一番や。)

(今回はお守りのリボンもちゃんと付けた。きっと僕を守ってくれるはずや。)

その後は最後にもう一度エキスポをぶらっと見て回って来た。

(Tri-itの若いスタッフが3人そろってたので記念に一枚。右の女の子は例のオーナーのお嬢さんで、彼女もU23で頑張ってるトライアスリートだそうな。)

今日はこれから少し早い夕飯を食べに行ってきます。その後はゆっくりレースのビデオを見たりマークアレンの本でも読むかな。

レース前日は思ったよりのんびり過ぎて行きました。

2013年8月23日金曜日

Challenge Penticton: 金曜日

今日の午前中はずっと降ったり止んだり。お陰で心置きなく部屋でゴロゴロしてた。

早めの昼ご飯を食べてからまた少し部屋で休んでから、2時からChris McCormackのトークイベントを観にGyro Parkに行ってきた。

基本的にオーディエンスの質問に答えるQ&A形式やったけど、彼特有のユーモア溢れる話し振りで聞きごたえのある話がいっぱい聞けた。


一番心に響いたのは「アイアンマンでは苦しいことやトラブルは絶対ある。でも、無事終った後に一番素晴らしく思えるのは、スムーズにいったことじゃなく往々にしてその苦しみを乗り越えて完走したことだったりする。苦しいことやトラブルが起こらないことを願うんじゃなくて、それに直面したときに自分がどう対応出来るか心の準備をしておくことが大事」ということ。

全然スタイルの違うように見えるマッカとマークアレンやけど、やっぱりこの競技で超一流の実績を残して来た2人の言葉にはどこか通じる部分があるような気がした。

かなりミーハーな僕はトークの後しっかり行列に並んで一緒に写真を撮ってもらった。

しかも日曜のレースで使う予定やったランキャップにしっかりサインまでしてもらった。


ちなみに彼はアンダーアーマーのスポンサーを受けてる選手なので、このキャップを見て、「グッドチョイスだ」とか言って嬉しそうやった。まあ、もう二度と被られへんようになってしまったけどね。早速日曜日用のバイザーをエキスポで買って来ておいた。


そんで今日の夕方はカーボディナーとアスリートミーティングやった。食事は想像していた以上に良かった。それにスティーブキングが司会をしてくれてのウェルカムイベントも結構な盛り上がりで、主催者達のこのチャレンジにかける意気込みをこれでもかという位感じてきた。


しかもチャレンジファミリーの生みの親、フィリックスもわざわざドイツから駆けつけて応援に来てくれた。彼の話を聞いてやっぱり次にアイアンディスタンスに出るならロートに行きたと思った。いつになるか分からんけど。

ディナーの後、僕の他2人いると言っていた日本人の参加者にお目にかかることができた。日本語で話す女性がいたので、3年前のHIさんとの出会いのように後ろから「こんにちはー」って声をかけて。(今思えば「今晩は」やったな・・・)

彼らはそれぞれペンティクトン歴24年と19年。大先輩や。ペンティクトンが大好きで大好きでずっと来続けておられる筋金入りのお二人。嬉しかったのが、そんな2人が「今年はずっと昔のペンティクトンに戻った感じ。本当に好きな奴らが来てるんだなーって感じるもん」って言われてたこと。

ディナーでのお話にしても、このお2人のペンティクトンに対する思いにしても、心からこのチャレンジペンティクトンを僕の人生初アイアンディスタンスレースにして良かったと思った。

明日はいよいよレース前日。色々することがあるわ。

今日も早めにおやすみなさい。

Challenge Penticton: 木曜日

今回はペンティクトンに到着後少しバイクに乗る予定にしてたので、キャンプの時より少し早くにカルガリーを出発した。でも5時出発のつもりやったのが、なんやかんやと手間取って5時半に出発進行。


それでも外はまだ真っ暗。ところで今週は満月の夜なんやね。綺麗なお月さんを眺めながら一路西へ。


バンフに入ると随分明るくなって来た。朝焼けに照らされた大関が美しかったわ。


今回は道路がすごく空いていて走りやすかった。最初の半分は写っている大型トラックがちらほら見える程度。彼らの後ろに入り込んで(と言っても最低限の車間距離は空けるよ)空気抵抗を減らして省エネ運転。これは以前HIさんに教えてもらった裏技。


この前は大雨に降られた湖沿いの区間もすっきり青空。気持ち良いドライブやった。


で、2度目ということもあり、無駄な休憩時間を随分減らせたので、前回より30分早く9時間半でペンティクトンに到着。

しかも基本下り基調やし省エネ運転のお陰か、見事無給油で680キロ走りきった。ガス欠注意のランプもつかんかったし。やるやん、吉田さん。まあ帰りは上りやし一度給油ストップいるやろうけどね。


早くに着いたのでホステルのチェックインがまだ出来なかったので、とりあえずレースパッケージのピックアップに行ってきた。もはやかって知ったるペンティクトン、気持ち的に随分余裕で過ごせるのは、やっぱりキャンプに来ておいて良かった。


ピックアップを始め一連の手続きは一瞬ですんだので、まだ随分空いているエキスポをふらふら徘徊していると、何とそこに他のアスリートと談笑しているMark Allenが・・・


マークアレンといえば、僕が一番尊敬するアスリートの1人で、以前ブログに少し書いたと思うけど、彼のコナでの活躍は今週ずっとYou Tubeで観て勉強してたんよ。

しかも彼がどこかのビジネススクールで話した講演のビデオも見たし、さらにペンティクトンまでの長距離ドライブの間Pod CastでLegend of Triathlonでのインタビューを聞いて改めて「ええこと言いはるわー」って思ってたところ。そのマークアレンが今目の前に。

なんでも彼のコーチングプログラムがチャレンジとパートナーシップを結んでいるので、そのプロモーションに来ているそうな。さらに彼が彼自身が心の師匠と崇める人と共同で書いた本も、その場でサインして売ってた。

こんな運命の出会いは逃す手は無いと、その時立ち話していた人達の後ろにならんだ。(超有名人のサイン会のように行列ができているようなイベントではなかったので助かった。)

前の人は何やらトレーニングの話やらレースの話やら随分長い間話してたんやけど、そんないわば彼からすれば度素人の話もニコニコしながら、時々コメントを入れながら聞いているマークアレンがいっそう好きになった。

いよいよ前の人の話が終って、彼が僕の方に向かってニコッて挨拶して握手してくれた。まあたぶんこの時点で僕はかなりテンションが上がってたと思う。

彼のビデオを見て勉強してたことや、彼の話が今の僕の心の支えになっているとある本のメッセージと通じるところがあるとか、僕がこのチャレンジに出ることを決めた経緯とか、とりあえずいろいろと僕が一方的に話してたと思う。まあ舞い上がってる度素人にありがちなことや。

でも彼の話はいろんなところで聞いたり読んだり出来るけど、今僕が感じていることを彼に伝える機会なんてたぶん二度とないやろうから、彼に感謝の気持ちを伝えることが出来て良かったと思う。

(そんなマークと記念写真。カメラ持ってて良かった。ちゃんとサイン入りの本も買ったよ。)



興奮冷めやらぬまま宿に戻ってチェックインを済ませて、予定通りバイクに乗って長距離ドライブで怠い疲れの残っている体をリフレッシュして来た。

今日の目的は、実は前回キャンプの練習でとある区間を間違って走っていたことがレースガイドを読んで発覚したので、その区間をきちんと走ってみておくこと。


これがその区間の入り口。見に行っておいて良かった。結構な傾斜の登りが少しあったあと、だらだら緩い傾斜が続いていて、知らないとペースの配分が難しかったかも知れん。

まあ、走り始めて30分ほどのところやから、ロングライドのウォームヤップやと思って、落ち着いてこなせば問題はないやろう。ある意味ここでその日の足の様子が大体分かると思う。ペースセットにはちょうど良い。

帰りはランの復路を通ってきたんやけど、地面にこんなマークを発見。
 エイドステーションの割当をこうやって記してくれてるんや。コーラはここで、

 水はここ。有り難いことです。

バイクの後10分だけ走って終わり。体は今にもレースに出たがってる感じ。そんな体を手なずけて落ち着かせて、きちんとゴールまで帰ってこられるように心がコントロールできるように。マークアレンに会えてそんな意識がいっそう増したような気がする。


その後の夕飯はもはや行きつけの感のあるギリシャ料理屋さんのTheo'zへ。今日初めてオーナーのテオさんに会えた。味のあるいい感じのおじいちゃんやった。


前回サーブしてくれたケンもいて、わざわざ彼がサーブしてくれる奥のセクションへ。彼も僕が帰って来たことを喜んでくれて、「今週会えるのを楽しみにしてたよ」って言ってくれた。

レースまではまだ2日もあるので、今日はしっかりビーフのスブラキを頂きました。気のせいか前回よりもさらにお肉も柔らかかったし、美味しかった。お腹もいっぱいで大満足。

ケンは日曜日も働いてるって言ってたし、僕ももう一度ここで食事がしたかったので、彼に「まともな食事が出来る体か分からんけど、ゴールした後にここに来ることを目指して完走するよ」って約束して帰って来た。

帰り際、近くで食事をしていたグループの1人がレースにでる人やったので「日曜頑張ろうね」って話しかけたら、今回はレースには出ないらしい他の1人に「あなた1人で来てるの?」ってどこからどう見ても明らかなことを訪ねられて、「うん、まあね」って答えたんやけど、「クールね、尊敬するわ。日曜日あなたのことを見つけて応援するから」って言ってくれた。

お愛想で言ってくれたんかも知れんけど、素直に嬉しかった。

トライアスロンは肉体的には1人でするスポーツやけど、気持ちの上ではいろんな人に支えられて初めて出来るスポーツなんやろうと思う。そうでないと、あんなに辛いこと1人じゃ出来へんもんね。

Theo'zは、そんな幸せな気持ちにさせてくれる、素敵なレストランです。

きっと日曜日には良いお酒が飲めるやろう。

今日は雨

今日は一日のんびりする日。それに合わせてくれたのか今朝は雨や。

昨日早くに寝たので今朝は6時過ぎに起きて、少し散歩。この時はまだ降ってなかった。6時半のスタートの時刻にお日さんの照らし具合がどうなのかを見ておきたかってんけど、既に曇り空やったのでよく分からんかった。明日は朝泳ぎに行こうかな。

ホステルに帰って朝ご飯を食べてると、昨日出会ったチャレンジ仲間が話しかけて来てくれて、色々話を聞くことが出来た。ニュージーランド出身で、何でも世界各地でアイアンディスタンスに出ていて、今まで37回完走している強者や。

彼と話していると他2人のチャレンジャーも参加してきて(その2人も経験者)、彼ら彼女らの体験談なんかを話してくれた。

3人ともドイツのチャレンジロート(Roth)に出たことがあるそうで、話を聞いていると、僕ももし次ぎにアイアンディスタンスに挑戦することがあれば出てみたくなって来た。たぶんしばらくは無いけど・・・

今は部屋に帰ってのんびりしています。せっかく時間はタップリあるので別記事で昨日のことでも振り返って書いてみるかな。

こんな日の雨は嬉しい。

2013年8月22日木曜日

無事到着

きちんと無事にペンティクトンに到着しています。

キャンプの経験からかいたってスムーズに来れました。この前のような大雨にも降られんかったし。

初日からブログのネタになりそうなことが沢山あったけど、書き始めると寝られなくなるので、今日はもう寝ます。3時起きやったし、もう限界や。

おやすみなさい。