2014年8月31日日曜日

最後の日曜日

今日は日本に帰る前の最後の日曜日。幸いにも夏がもどってきたような陽気で、気持ちがいい。

10時頃まで家でゆっくりしてから、今週のボリュームトレーニングの仕上げに軽く走ってきた。さすがに疲れは最高潮で、緩い登りを普通に登っただけで心拍数は140を超える始末。まあ、今日は足の血行促進のためのゆっくりジョグが目的なので、少しでも心拍数が上がるようなら歩いて休んで、のんびりのんびり。

天気がよかったのでロッキー詣でに行こうと、ノーズヒルへ向かったんやけど、澄み切った西の空に見事なロッキーが一望できた。やっぱりこの長めは何度見ても好い。

最後までほぼ歩くようなペースで走ってたんやけど、ノーズヒルを降りてからクールダウンをするまでの1マイルほどだけマラソンペースに上げて足に最後の刺激。なかなかいい感じの怠さで、気持ちよかった。

その後はまたジョグペースで家まで帰って、ちょうど14キロ。これで今週は合計100キロ走ったことになる。さっき記録を振り返って初めて知ったんやけど、一週間で100キロも走ったのは実は初めてやったみたい。1度くらい有ったような気もするんやけど、まあ今まではマラソントレーニングと同時にスイムもバイクもしてたから、ランだけしてる今とはラン練習の絶対量が違うわな。

でも、7月の練習再開から一月ちょっとで、痛くなるようなところもなくこれだけ走れるようになったのは思ってた以上に順調なような気がする。やっぱり今までの積み重ねかな。マラソン本番まで後8週間、この調子でしっかり頑張ろう。


で、帰ってからちゃっちゃとシャワーを浴びてスッキリした後は、せっかくの陽気やし、ロッキーリッジのファーマーズマーケットに行ってきた。

お目当ては例によって
これ。来週日本に帰る僕としてはファーマーズマーケットで食べるこの夏最後のホットドッグ。 行った甲斐が有ったわ。美味かった。お土産に冷凍しておけるソーセージも2パック買ってきた。

愚図ついた天気の続いた最近にしては幸いの陽気で、しかも夏休み最後の日曜日と有っていつも以上の賑わいやった。

バイオリンを弾くお姉さんに夢中の女の子。僕がマーケットをウロウロしてた20分くらいずっとこうしてやったわ。なんかほのぼのするわ。

色々見て回って駐車場に帰ったら、車で飼い主の帰りを待つ3匹のわんちゃんが。窓開けっ放しでもこんな3匹がおったら絶対にいたずらはされへんね。僕もいつか犬を飼えるようになりたいなー。

で、今日の収穫。Sun Rise Appleとぶどう。甘くてシャキシャキのリンゴは早速食べたけど美味しかった。ぶどうは明日のおやつ。

ちなみに昨日に引き続き今日も夕方1時間ほど夕寝した。気持ちよかったー。2、3時間ぐっすり寝てもうたと思って慌てて起きたらまだ1時間しか経ってなかった。よっぽど深い眠りやってんやろうな。なんかとても好い夢を見てたような気がするんやけど、全く覚えてない。もったいない。

そんで、夕飯は今日買ってきたソーセージを使ったベーコン・ソーセージスパゲティ。
ピリ辛ソーセージがベーコンの甘みと絡み合ってかなり美味いスパゲティの具が出来た。これは定番メニュー入りやわ。買ってきて良かった。

ちなみにカナダでは明日は祝日でお休み。トレーニングも休みの日なのでゆっくり体を休めます。まあ、そろそろ日本に帰る準備をしないとあかんねんけどね。

という訳で、今日は少し飲んでから寝ようかな。ごちそうさまでした。

お休みなさい。

2014年8月30日土曜日

30km with Tempo

昨日夜更かししてしまった割には、空腹に耐えきれず意外と早くに起きてしもた。何か食べてから二度寝や、と思ってたものの、昨日の予報では午後から愚図つくそうやったので、お腹が熟れるのを待って晴れているうちに走りに行くことに。

今日のトレーニングは予定通り30キロのロングラン。後半テンポペースまで上げて走って、疲れた足でスピードを維持する練習も込み。でも正直かなり足に疲れが溜まっているので、どれだけスピードが出せるかは未知数。

とりあえず家からボウ川沿いのトレイルまで降りて、ショルディスパークの端まで走って約9キロ。この区間は心拍数も140以下に抑えてゆっくりジョグペース。意外と日差しが有って気持ちが良かったけど、気温は低かったな。20度なかったかも知れん。

ショルディスパークの端から折り返して29Stのバス停まで走ってスタートから13キロ。この区間は気持ち上げて走ってテンポの準備。心拍数も150手前まで上がってた。ちなみに今日は走っている間はガーミンのペースは全く見ず体感負荷を頼りにしてた。どうせ大阪で走る時とは標高差があるので、ここでのペースとは随分違うやろうからね。

で、バス停からテンポランスタートで結構頑張って走った。行きの6キロを29分弱で走って平均心拍数が156。最後の方に163まで上がってたけど。疲れた足にしては悪くない。

そこから5分ほど歩いて休んでから、折り返しの6キロ。最後のセットやと思ってペースを上げすぎてたのか、3キロほど走った辺りでちょっと歩いてもうた。まあこれも歩いてからもう一度ペースを上げる練習や、と前向きに考えすぐにもとのペースにまで上げて走ったら、やっぱり上げすぎたのか残り2キロというところでもう一度歩いてもうた。

これは気合いが足らんと思ったので、罰として残り2キロは全速力で走ることにした。で、帰ってきたら歩いた時間も含めて行きとあまり変わらない29分ちょっとでフィニッシュ。平均心拍数が157。最後の全速力では175まで上がってた。

帰りの6キロの区間で歩いてしまったことはまあ疲れもあるので仕方がないとして、走っている間はほぼマラソンペースにまで上げて走れてたみたいやし、最後の2キロを10Kレースペースにまで上げて走れたのはなかなか好い。よう頑張った。

クールダウンの4キロがかなりグダグダになってしまったのも、まあご愛嬌。

今日のトレーニングまでで今週は86キロ走ったことになる。ほぼ先週の合計と同じ。ただ同じ86キロでも、先週はかなり強度の高い練習が3回あったので、TrainingPeaksで計算してくれる練習負荷(TSS)は先週の方が高かったみたい。こういった練習量と質の関係を知るのは大切やね。

あまりに疲れたのか、家まで帰ってきたら前の芝生でしばらくゴロンとなってもうた。気持ちよかった。

水風呂で足を冷やして、シャワーを浴びてスッキリしたら、少し遅めの昼食は作り置きミートソース。
結構多めにパスタを茹でたけど、意外とペロッと食べてもうた。

満腹になってカウチでのんびりしてたら眠たくなってきて昼寝、というか夕寝。優雅な土曜日や。

7時頃お腹が空いて目が覚めて、夕食は焼きシャケ定食。

日本に帰ったら美味しい焼き魚いっぱい食べれるかな。でもまあ、シャケはカナダから来てるんかな。

何はともあれ最高の練習と(昼寝と)ばっちりの食事でした。ごちそうさまでした。

お休みなさい。


2014年8月29日金曜日

寒いっ

今朝の出勤時の気温が何と5度。記憶は定かじゃないけど、これって日本では真冬の気温やんね。まだ9月にさえ入ってないというのに、こんなんキツいわ。来週いっぱいこんな寒さが続くそうです。日本に帰って暑さに耐えられるのか少し心配です。

ところで今日は夕方までしっかり仕事をして、5時頃散髪に行き、帰ってきてから1時間ほど家の前の公園の芝生でゆっくりジョグしました。本当にゆっくりゆっくり、キロ6分くらいで心拍数も130位を上限に。

7月の走り始めはずっとこんなペースで走ってたけど、久しぶりにこんな感じで走るのも悪くない。しばらくアスファルトでばっかり走ってたから、芝生の優しさが足にしみてくる。走った後の疲れもないし、明日あさってのロングトレーニングに向けてちょうど良い準備になったと思う。

明日は午後から雨になるそうやから午前中に走るかな。まあ起きてから考えよう。

お休みなさい。

2014年8月28日木曜日

トレッドミル

毎週木曜日はトラックに行って走る日なんやけど、今日は雨も降ってるし気温も低いのでやめにした。その代わり、久しぶりにトレッドミルでテンポラン。

基本的にはトラックでしていることと同じで20分のテンポランを10分のジョグを挟んで2セット。ただトラックとトレッドミルではスピードが随分違うので、ペースは心拍数を160位を上限にして計ることに。

15分のアップの後、7Mペースでテンポスタート。5分くらいで心拍数は145くらいに上昇。そこから7.5Mペースに上げて15分走ったら最後には心拍数が163まで上がって、その間の平均心拍数156。大体目標通り。

10分の休みはゆっくりジョグでつないで、2本目をまた7Mペースでスタート。今回は7Mペースのまま10分走ってみて、それで心拍数は156まで上がった。その後7.5Mペースに上げて10分走ったらやっぱり163まで心拍数は上がって、その間の平均心拍数が160。

大体これくらいのペースがトレッドミルで最適なペースなことが分かった。ただまあ、カルガリーにいる間にあとどれくらいトレッドミルでこんな練習をするか分からんから、あんまり参考にはならんねんけど。

ただトレッドミルで足の回転を意識して走ることは好い練習。そうすることで、疲れてきたときに足の回転が遅くなってダラダラ走ってしまうことを防げるから。なんか最近ラントレーニングが楽しくなってきた。

でも足にはむちゃくちゃ疲労が溜まっているようで、今日オフィスで普通に座ってたら左太ももの裏が思いっきり攣ってしばらく動かれへんかった。昨夜も寝てるときに右太ももの裏を攣って目が覚めた。こんなん初めてや。

今週しっかり走って来週しっかり休もう。

ちなみに今日は先週初めて会ったJamesという日系カナダ人の友達と中華に行ってきました。もちろん行ったのはエメラルドガーデン。美味かったわー。残念ながら鈴木さんは来られなかったけど、2人でしっかり中華を堪能してきました。たっぷり栄養をとって、今日のラントレーニングも頑張った甲斐が有ったわ。

今晩も早めに寝ます。

お休みなさい。

2014年8月27日水曜日

カラッカラ

今週の始めと打って変わって、今日は夏が帰ってきたかのような陽気で、日中は20度を超えてた。それでも朝夕は少し冷え込むんやけどね。

なぜか午後にやたらと眠気が襲ってくるのは、昨日から始まった集中講義で朝3時間ぶっ続けで講義するせいか、あるいは慢性的なトレーニング疲れの現れか。どちらにしても眠たくなったら仕事にならないので、夕方1時間ほど夕寝をしたら意外とスッキリして、その後しばらくはきちんと仕事ができたので良かった。

7時前に仕事を終えて、夕方のラントレーニング。今日は先週水曜日と同じくボウ川沿いをロングジョグ。先週より少し距離を伸ばして20キロは走るつもり。ただ間抜けなことに、水ボトルを持って行くためのベルトを持ってくるのを忘れてた。

今日みたいに気温が20度近くなっている日に、水無しで20キロって大丈夫か?って思ったんやけど、ボトルを手に持って走るのも嫌やったので、とりあえず手ぶらでスタート。

いやー、無事に帰ってきたから良かったものの、あんまり薦められたもんじゃないね。スタートして30分も走ったらさすがに口の中が乾いてきて、この先が少し心配になってきた。

そんなこともあるので前半の10キロは、ペースは無視して心拍数を150以下でキープするように走った。それで結果を見ると川沿いの7キロを平均キロ5分3秒のペース、平均心拍数もちょうど150やった。

折り返し地点までで約50分くらい走ってたんやけど、もうこの辺りではカラッカラ。つばも出えへん。幸いにも随分日が落ちて涼しくなってきてたから良かったものの、日中はこんなことしたらあかんわ。

川沿いを走っていたので、横目で豊かに流れる川の水を見ながらカラッカラの自分を哀れんでた。あまりにもカラッカラで、途中散歩している人で水ボトルを持っている人を見ては物乞いしたくなるくらい。

ただまあ、図らずも脱水状態でも頑張って走るトレーニングにはなったと思う。あまりのカラッカラでどんどんやる気が無くなってきてたものの、早く帰って水を飲みたいという一心でペースをキープして、帰りの川沿いの7キロを平均キロ5分で走ってたみたい。平均心拍数はさすがに少し上がって156。まあ脱水状態としてはこんなもんかな。

カラッカラやったことを除いては、昨日のダメダメトレーニングのように、足が動かなくなるというようなこともなく、意外と気持ちよく走れたとおもう。川沿いの最後の2キロほどはマラソンペースにまで上げれる余裕があったし。

とりあえず今週は我慢の走りで、しっかり距離を伸ばそう。そしたら来週のリカバリー週間でグッとフィットネスが上がってくれるやろう。

明日もしっかり頑張ります。

お休みなさい。

2014年8月26日火曜日

1400メートルリピート ダメダメやった・・・

今日のトレーニングは毎週火曜日恒例の1400メートルリピート。

スクワットの翌日で走る前からテンションの低かった先週と違い、昨日しっかりリカバリーに当てたので、今日は結構やる気で公園に向かってん。アップの走り始めもすこぶる快調で、今日はいい感じやと思ってた。

先週は1本目が少し速すぎるペースやったので、今日は意識的にペースを落として走ってたんやけど、感覚的には先週の2本目以降の6分のペースで走ってるつもりで帰ってきた。そしたらタイムは6分6秒。

あれ?ちょっと遅い。ペース落としすぎたか、と思って2本目は気持ち上げて走って、「これで6分ペースかな」と思って帰ってきたら、それでもタイムは6分5秒。

ちなみに先週のリピートより5秒も遅く走っているのに、2本目が終わった時点でなんかめちゃくちゃしんどい。

1分の休みは一瞬で過ぎて行って、3本目のリピート。6分で帰ってくるってどれくらいや、と手探りで走ってみて前半を結構頑張って走ったら、折り返しのあとの坂を上りきったところで足が止まってもうた。いつもは坂を上りきった辺りから加速して行くんやけど、今日は全然そんな力が出えへん。

そこからはまったくジョグのペースに落ちて走り続けて、帰ったら7分ちょっと。全くスピードトレーニングの意味がないペース。

これが慢性疲労というやつか・・・

7月の走りはじめからコンスタントに距離を伸ばしてきて、しかもペースも上がってきたから、体には思っている以上の疲労が溜まってるかもしれん。

という訳で、今日はその後4本目のリピートもほぼジョグで帰ってきて、その後さらにゆっくり芝生でジョグでクールダウンをして終了。迷ったら楽な方を選ぶという僕のお決まりパターン。こんな日もあるわな。

今週は出来るだけ距離を走る予定にしてたから、強度は出来るだけ低めにして走り込みに徹しようと思う。ここら辺のバランスが難しいわ。

大阪マラソンまで後9週間。ここら辺が踏ん張りどころ。頑張ります。

2014年8月24日日曜日

マッタリの日曜日

なにやら慌ただしかった一週間も、今日はマッタリ。

8時頃空腹で目が覚めて、軽い朝食を食べた後は書きかけのブログの投稿を書いたりインターネットを見たりして過ごした。しばらくしたらまた眠たくなってきて、贅沢にも二度寝。外もどんより曇っているので罪悪感はあまりない。

1時頃また空腹で目を覚まして、軽いシリアルを食べた後、今度は気合いを入れて走りに行った。昨日のレースの疲れもあるし、今週は既に結構走っているので休みにしようかとも思ったんやけど、月曜のリカバリーを最大限に活かすために今日は軽いジョグ。

走り始めたら少し晴れ間も出て来たので、ノーズヒルに向かってロッキー詣で。ガスでもやっとしてたけどほのかにロッキーの姿を拝むことができた。

ノーズヒルの上まで登って、家から8キロのところで折り返し、同じルートをもどって全部で16キロ、1時間半のゆっくりジョグで今週のトレーニング終了。

今週は86キロ走ったことになる。7月中旬の走りはじめから6週間で順調に距離も時間も延びてきた。痛いところも違和感も無し。ええ感じや。まあ今日は強烈な足の怠さはあるけど。

帰ってきたら少し遅いけど昼食。
贅沢山盛りベーコンハムサンド。めちゃ美味かった。

ちなみに食べようと思ったら、なにやら庭の餌器の周りをチカディーがディーディー鳴きながらウロウロしてる。よく見たら餌器が空になってた。多分あの子らは僕が何か食べてるときにおねだりしたら、後ろめたさで餌を出してくれるって知ってやるわ。なんせ僕が餌を持って庭に出たら、逃げずに餌器をぶら下げてる枝に停まったまま待ってやったからね。可愛いもんや。ええ加減手乗りになってくれたら良いのに。

夕飯はいつもの大量作り置きカレーを作って、今晩は出来立てを頂きました。
面倒やったからサラダもなんも無し。でも今日はこれで十分やったわ。ハラペニョを大量に入れたからかなり辛めやったけど、美味かった。やっぱり家での食事はええわ。ごちそうさまでした。

さて、日本に帰るまであと2週間。しっかり気合いを入れてがんばろう。

とりあえず今日は早くに寝ます。

お休みなさい。

2014年8月23日土曜日

moose mountain trail race

今日はマラソンへ向けての練習レース第2戦、しかも初めてのトレイルランレースとなるmoose mountain trail raceに参加してきました。

水曜日から降り続いた雨のため「かなりドロドロになる覚悟で来い」との主催者からのメールにビビりながらも、11時スタートに向けて9時過ぎに家をでた。開催地となるWest Bragg Creekに向かって走っていると途中こんな標識が。

ペガサス鹿?良く出来たジョーク。よく見たら誰かが黒のシールで羽を作って張り足したみたい。本物の鹿たちも羽が有って車を避けてくれたら良いんやけどね。

そんなジョークに笑顔をもらって、会場には10時過ぎに到着した。レースナンバーを受け取り着替えとトイレを済ませて10時半。そこから少しばかりウォームアップ。

スタート10分前にスタート地点に集合して、主催者の挨拶とコースの概要などの説明を受け、予定通り11時レーススタート。

そんなに大きな規模のレースではないので、スタートして暫くすると僕の周りには人影はまばら。5番手か6番手の位置で最初の数キロを走る。前を走る数人は僕が維持可能なペースを明らかに上回るスピードで走っているので、追いかける気も起きず、とりあえず心拍数を170以上には上げないように走ることに。

広いダブルトラックの道からシングルトラックのトレイルに入ると、俗にいうペースというものは意味が無くなって、心拍数および自分の体感負荷をたよりに走らないとあかんようになった。

というのも、繰り返し襲ってくる壁のような登りやヌルヌルの地面のせいでロードレースのように一定のペースで走るということが全く無理やから。しょっちゅう立ち止まってはぬかるみを避け、倒木を乗り越え、さながらアドベンチャーレースの様相。

1キロ進むのが異様に長く感じて、5キロ過ぎた時点でかなり体力は削られてたと思う。ただそこからしばらくは下りが続いて、下りの得意な僕は結構スピードを上げて走っていけた。

10キロ手前までは小さな登りは有るものの基本的には下り基調。いい感じで走ってたんやけど、10キロあたりから再びかなり激しい登りが襲って来た。前半の登り以上の傾斜と長さ、それに既にかなり足に来ているのでさらにキツく感じる。

走って登ると心拍数は上限を一気に超えるので、あまりきつい傾斜の登りは歩いて登ることに。5キロ過ぎの長い下りで追い抜いた女の人にこの区間の長い登りで抜かれて、しばらくはその人に付いて走ることに。

ちなみにこの辺りのぬかるみは半端じゃなくて、何度もくるぶしまでつかるドロドロにはまることもたびたび。でも今まで既に水たまりや湿地帯を走って靴もドロドロになっていたので、そんな悪路もあんまり気にせんと走ってた。

そしたら気を抜いてた訳じゃないけど、12キロあたりで2度も立て続けに転けてもうた。一度目はぬかるみが思った以上に動いて左足をとられて転倒。なんとか体勢を立て直して数メートル走ったと思ったら、ぬかるみを避けようと思って草の上に置いた足にその草が引っかかって、一度目以上にハードに転倒。

この2度の転倒で右手のひらの皮が100円玉大に剥けたのと、右膝および臑に擦り傷を負ってもうた。しかも少し右ひざを倒木に打ったのか痛い。一気に気持ちがなえてしまって、「後4キロやし歩くかー」とか「マラソントレーニングに響いたらあかんしなー」とか弱気な気持ちが優勢になって来てしばらく歩いてた。

そんなとき後ろから猛烈なスピードで走ってくるランナーが。彼はスタート前に少し話した人で、カルガリーで有名なエリートランナーのグループで走るランナー。スタート数キロで僕の視界から消えた人が後ろから走ってくるので「どこにいてたん?」って聞いたら「コース間違った・・・」って。そう言い残してまた一瞬で見えへんようになった。

そんな彼を見てなんか僕も元気をもらって、「よし最後まで走りきろう」ってやる気が出て来た。幸いにも僕が転倒した辺りからゴールまでは緩やかな下りで、そこそこのペースに上げて走ってくることが出来た。手のひらと足の擦り傷の痛みは有るものの、膝の打ち身の痛みは気にならんかった。

そこからゴールまでは誰にも追いつかれることなく、無事フィニッシュ。全体で5位、Male30−39のカテゴリーではなんと1位やった。凄い。まあ60人弱しか走ってないレースやったけどね。

15キロちょっとのトレイルランで1時間28分。平均心拍数が166と、心肺機能にはちょうど良いハードトレーニングになったし、なにより上り下りの続くぬかるみコースをハードに走って足の筋肉の持久力強化には最高のトレーニングになった。

レースの後、着替える前に5キロほど走ってクールダウン。スタート直後の広いダブルトラックを走ったんやけど、レースで走っている時は気付かんかったけどめっちゃ素敵な景色のトレイルやった。また今度遊びに来たい。

ちなみにこのレースの参加商品は洒落ていて、Tシャツとかじゃなく
 お弁当箱。
中にふた付きの小鉢とスプーンフォークも入ってる。この冬クロカンに行く時に使えるわ。

ドロドロになった相棒たち。


あんなドロドロのグチョグチョのトレイルを走ったけど、このトレイルシューズはずっとしっかり足にフィットして走りを支えてくれた。岩場を走ると靴底の薄さが少し気になるけど、おそらく慣れれば平気。最高のトレイルシューズやわ。もう一足買っておこうかな。

後片付けと洗濯を済ませてから、今晩は日本からのゲストとの最後の夕飯にお伴してきました。

ゲストの遠縁の親戚で、カナダ在住の日系および日本人のご夫婦にも初めてお会いしました。世間は狭いもので、なんと鈴木さんの同僚であることも発覚。僕と同じ年のご主人と一つ下の奥さん。素敵な夫婦で、これをきっかけにお付き合いできるのが楽しみです。

2014年8月22日金曜日

今日は日本から来られていたゲストをお連れしてカナディアンロッキーの湖巡りをしてきました。ただ水曜日から続く愚図ついた天気は今日も相変わらずで、不安のスタート。

とりあえずは、湖ではないけど、レイクルイーズに行くまでにあるJohnston Canyonに立ち寄って少しばかりハイキング。幸いにも車で移動中に降っていた雨はやんでくれていて、1時間半ほどゆっくり渓谷の自然を堪能することができた。

ここは何度も来ているところやけど、夏の終わりに来たのは初めてかな?季節によって変わる森の表情に何度来ても癒される大好きな散歩道です。雨のせいかあまり野鳥の鳴き声が聞こえなかったのは残念。

その後昼前にレイクルイーズのビレッジで軽い昼食。さすがにこの時期は観光客がたくさんで、いつものベーカリーも大混雑。あわや昼食を立って食べないといけない事態に。なんとか椅子を確保して腰を下ろせたのでホッとした。

食後はまずモーレン湖へ。

少し低くたれ込めた雲で幻想的なロッキーは、3年前に母さんを連れてここに来た時を思い出させてくれる。まだ水かさも豊富で、薄い雲を通して差す光に照らされて素敵な色の湖面を楽しめました。

次はレイクルイーズへ。

レイクルイーズまで来るとさっきよりもさらに雲が低くて、これでは湖の向こうの氷河は見えないんじゃないかと心配してたんやけど、驚くことに雲はこの写真のように氷河の周りだけポッカリ穴があいていた。しかも氷河の上には明るい日差しが照っていて、何ともいえない不思議な絵。

湖面に移るポッカリ穴から見える氷河が見事でした。

二つの定番の湖の次は、4月のトレーニングキャンプで何度か走ったIcefields Highway沿いの湖を見学に行くことに。今まで凍って真っ白な湖しか見たことないから楽しみ。

まずはBow Lake。

ここはハイウェイからすぐ見えるので便利。そう言えばジャスパーからの帰りにここは見たことを思い出した。ただこれがボウレイクやったというのは今日知ったんやけど・・・

で、次はBow Summitに有って僕がずっとボウレイクはここに有るんやろうと思ってたPeyto湖へ。

実はこの湖はPeyto氷河と呼ばれる氷河から流れてくる水で出来た湖だそうで、Bow Summitにあるけどベイト湖と名付けられたそうな。(たまたま横にいてたツアーガイドさんによる解説)この角度から見るとどことなく熊さんの形に見える。分かるかな?


ところでこれらの写真からも分かるように、幸いにも車で移動中以外は雨に降られることもなく、ゆっくり散歩を交えながら綺麗な湖の景色を満喫しました。


ゲストの方々にも楽しんで頂いたようで良かった。

最後はバンフまでもどり、いつもの定番のノーキーの展望スポットへ行き、バンフダウンタウンとRundle Mt.他ロッキーの山々を眺めて今日のカナディアンロッキーツアーは終了。

帰りにキャンモアの辺りで土砂降りの大雨に降られたものの、無事にカルガリーに帰って来て、夕飯は今日のホスト兼ドライバーのご褒美として美味しいステーキをごちそうになりました。クタクタになったけど楽しい一日でした。

ごちそうさまでした。

2014年8月20日水曜日

雨の中

今日は予報通り昼過ぎから雨が降り始め、夕方になっても止む気配はなし。なんかもう夏の雨というより秋の雨という感じ。しとしとしと。

今日は長めのジョグの予定やったので、雨は嫌やなーって思ったけど、1時間以上トレッドミルは嫌やったし、それに雨でもレースはあるので雨のレースの練習やと思って雨の中走ってきた。

気温も随分下がってるし、5年前のモントリオールハーフの日を思い出した。幸いにも靴がグチョグチョになるような大雨ではなかったので、思ったより不快ではなかった。

昨日のスピードトレーニングで、今日一日足の付け根の裏が怠かった。でも走り始めると意外と軽快に足は進んでくれた。

今日はペースは気にせず、心拍数を150前後にキープ、最大でも155以上にはならんように注意して走ることがテーマ。大学からボウ川沿いの平坦なトレイルに降りていくと、一定のペースで走れるから今日みたいな練習には最適。

大学からスタートして40分走って8.6キロ。キリが良かったのでそこで折り返して、帰りは8.4キロ走って、残りは歩いてクールダウン。全部で17キロを1時間26分で走った。

走っている時はペースを全く見ていなかったので、どれくらいで走っているか分からんかったけど、帰ってガーミンで確認すると、帰りの長い坂を除いて大体キロ4分45秒から50秒あたりで走っていたそうな。キロ5分くらいで走っているかなって思ってたけど、思ったより速かったな。

8月中にこれくらいのペースでのロングジョグを30キロまで伸ばせれば後のスケジュールに随分余裕ができるんやけど、どうかな?今週末はもう少し伸ばしてみよう。

走った後は家に帰って、大家さんご夫妻のランニングの相談にのってあげたお礼に晩ご飯をごちそうになりました。先日お邪魔したときに話した、僕の怪我をしないための、80歳になっても(生きていれば)走り続けるためのランニングへの取り組みに甚く関心して頂いたようで、今日はもっと具体的に話を聞きたいと誘われていました。

素敵な大家さんがいつまでも健康で元気でいられるよう、少しでもお役に立てれば幸いです。

ちなみに美味しいボークチョップのステーキを頂いて最高でした。やっぱり僕もバーベキュー買おうかな。

2014年8月19日火曜日

1400メートルリピート

今日は2週間ぶりの1400メートルリピート。雀ちゃん救出事件以来。どないしてやるんやろうか?

夕方に仕事から帰ってきて、軽くシリアルを食べて休憩してから始めようと思って、カウチで横になってると少しウトウトしてた。なんだかこのまま寝てしまいたいなーって思うくらい体が気怠かったんやけど、おそらく昨日のスクワットの疲れがジワッと来てたんやと思う。

走りたくない気持ちがいっぱいやってんけど、気合いを入れてカウチからはい出していってきた。2週前と同じで、インターバルは一分休みで4本。

1本目は軽めにスタートしたつもりやけど、帰ってきたら5分54秒。前回のベストより10秒も速い。そんなに飛ばしてるつもりはなかったけど、ちょっと速すぎる。

このペースで続く気がしなかったので、2本目はさらに押さえて走ってちょうど6分。

押さえて走ったとは言うものの、6秒も遅い2本目の終わり辺りが1本目と同じくらいの負荷に感じてた。フレッシュな状態での体感負荷と3キロ近く走った状態での体感負荷が全く違うということの良い例。

ちなみにインターバルトレーニングでは、2本目のペースをその後のリピートの目標ペースにするのが良いので(1本目は飛ばしすぎるから)、残り2本はそれを目標に。

で、3本目はキツかった。結構強い向かい風が吹いてたというのもあるんやけど、折り返し後の坂を上りきったあたりでは全く前に進んでる感じがしなくなって、「これは目標の6分は無理やなー」って思いながらもなんとか踏ん張って走りきったら、何と5分59秒。

最後まで頑張ったお陰で結果的にタイム的には違いがなかったんやけど、ただ2本目と3本目の体感負荷があまりにも違いすぎる。この辺りが鍛えどころかもしれん。

最後の4本目はもう全力でゼェーゼェーいいながら走りきって6分1秒。正直4本目は限界やった。後1本は無理やったやろうな。

リピートの後は20分ほどゆっくりジョグでクールダウン。気持ちよかった。

まあ、いろいろ考えることはあったけど、前回より4秒近く速いペースで、なんとか最後まで崩れることなく走り切れたのは大収穫。1本目のペースが繰り返せるようになると随分変わってくるんやけどな。

でもこの2週間かなりしっかり走り込んだので、体の調子は随分上がってきてる感じがしてる。日本に帰るまでの3週間でさらに上げていけるように頑張ろう。

2014年8月16日土曜日

Bow River沿いロングテンポラン

ここしばらくは旅行中に書き溜めてた写真日記を日を遡ってブログに投稿してたけど、やっとリアルタイムの日記に追いついた。

今日はカルガリーに戻ってのトレーニング再開。徐々にテンポランの距離と強度を上げて行こうと思っているので、今日はボウ川沿いのフラットのコースで12キロのテンポラン。

どれくらいのペースで走れるのか分からんかったので、メインで20分のテンポランをした時の体感強度を思い出して走り始めたんやけど、やっぱり標高1200メートルのカルガリーでは体感のペースと実際のペースは違う。

平均キロ4分25秒のペースではじめの6キロを走って、平均心拍数が165。2分間の歩いての休憩を挟んでから、折り返しの6キロが平均キロ4分35秒で平均心拍数が168。後半のつかれと帰りは向かい風やったことを考えるとまあまあイーブンかな。

途中歩きたくなるくらい足が重くなったりしてたけど、先週末からの走り込みを考えたら当然のことで、なんとか頑張ってあきらめずに走りきれた。特に最後の1キロを追い込んで4分ちょっとで走れたのはなかなか良かった。

ウォームアップとクールダウンを合わせて全部で20キロ。よく頑張った。明日はマッタリゆっくり走ろう。

ランの後は少し昼寝をして、早い夕飯を食べてから、留守中家の植物の水やりをお願いしてた大家さんにお礼を兼ねて挨拶に行ってきた。いつものことなんやけど、話が盛り上がり、ワインなんかを頂いたりしながら気がつけば10時近くまでお邪魔してた。

メインではブレアの家族と素敵な時間を過ごし、カルガリーに帰ってからは大家さん家族に混ぜてもらって過ごせている僕は、独りでカナダで暮らしている身としてはとても恵まれているんやろうなと思う。これからもこの暖かい関係を大切にしていかないとアカンなーって思います。

2014年8月15日金曜日

ボストンより帰宅

メインからボストンまではバスの旅。夕方にバスで出発したので楽しむ景色も何もなく、うとうとしながら揺られてました。

ボストンに着いたのが9時半。昼ご飯以降何も食べていなかったので、バスターミナルからホステルに向かう途中にチャイナタウンに寄り道して夕飯を食べた。メインのバスターミナルのWiFiで事前に調べていた広東チャウ麺のある店に行き、頂いたのがこれ。
10時近くの夜に食べるアイテムではないような気がしたんやけど、いろんなところで広東チャウ麺を食べるのが僕のちょっとしたライフワークなので、このチャンスを逃す訳にはいかんかった。

具は少しもの足らんかったけど、あんかけソースとパリパリの細麺はかなり美味かった。でもやっぱりトロントのスーパー中華が一番やというのに代わりはなかったわ。

10過ぎにホステルにチェックインして、6時半の飛行機に乗るために4時にチェックアウトして、最後のボストンは慌ただしく過ぎて行きました。

途中トロントで乗り継いで、カルガリーに到着したのは12時半。こんな長時間の移動の後やのに昼過ぎに帰ってくるってなんか変な感じ。せっかくなので、家に帰る前にスーパーに寄って食材の買い出しをして、家に帰ったら2時。

さすがにお腹が空いていたので、買って来た食材で早速昼ご飯のハムサンド。
やっぱり簡単なものでも家で食べる食事は安心やし美味しい。

その後荷物を片付けて、旅行中の洗濯物を大量にした後に、旅の疲れを取るために1時間ほど前の公園で走って汗を流してスッキリしてきた。

金曜に戻ってきたお陰で、この週末しっかりカルガリーでの生活習慣に戻して、家のことをできるのは嬉しい。

2014年8月14日木曜日

出発の日

今日はいよいよメインを起つ日。昨夜に降っていた雨も上がり薄曇りの空。昼過ぎに出発する予定だったので、軽い朝食の後今回のメインでの最後のラン。

初日と同じ半島の端の岬まで走って来た。途中20分はしっかり強度をあげて。

この旅行中どれだけトレーニングが出来るのか不安やったけど、結果的にいつも以上に走り込めた一週間やったような気がする。アスファルトで走ることにも充分体が付いてきてたし、後10週間ほどの走り込みへ向けて良いきっかけになったと思う。

ランから帰ってきて、ラーゴの秘密兵器、
屋外シャワーを堪能したあと、荷造りをした。

少し冷えた最後の2日間お世話になったVBのトレーナー。VBらしいなかなか潔いメッセージ。パティーが僕にってわざわざこれを選んで貸してくれたというのが嬉しい。

午後には空がスッキリ晴れ渡り、みんなでポーチに出て昼食。

その後4日間お世話になった家の周りを散歩。
これが僕たちの泊まっていたラーゴ。VBとパティーの夏の間の別荘。

 羨ましいくらいに日当りの良い中庭。

穫れたてレタスとも今日でお別れ。カルガリーでもレタスって育てられるんやろうか?来年挑戦してみるかな。

ちなみに昨夜の努力の甲斐もあり、スルースと僕の作った旗はとても好評でした。記念に2人でパチリ。今回のメイン滞在はスルースのお陰でとても楽しい時間になりました。

今度いつ来られるか分からんけど、今度くる時も是非VBとパティーのいるラーゴに泊まらせてもらいたいです。
ラーゴクルーとブレアの5人で記念撮影。

出発の時間が近づき、庭で独りでいたニナちゃんにお別れを言いに言ったら、「帰ったらあかん、遊ぼ」って言って僕の手を取っておねだりされてもうた。

3年前の3歳のときに少し会っただけなのに僕のことを覚えてくれていて、しかもこうして無邪気に別れを惜しんでくれて、さすがアナとマットの間に生まれた子だけにとても素敵な女の子です。将来きっとたくさんの男の子を悩ませることになるんやろうな。

少し一緒に遊んだ後、スルースに彼女を預けて、改めてみんなとお別れの挨拶。

最後にはこの家族伝統のキックラインで見送ってもらいました。

4日間とても素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。ブレアには本当に感謝です。改めてやけど結婚おめでとう。

またいつかメインに来られることを楽しみにしています。

それじゃ、日本に帰るまでのあと3週間、しっかり頑張ろう。

2014年8月13日水曜日

3日目の夜

造船所からの散歩から帰ると、今日ポートランドに帰るロブとナタリーがラーゴに遊びに来ていた。少し冷え込んだ日なので、火を入れた暖炉を囲みながらのんびり時間を過ごす。

3時頃2人を見送ってから、その後は少しトランプでゲームをして遊んで過ごした。

夕方はジュリーとラーズの家での食事会。食事が始まる前には、カクテルコーナーに置いておくカクテルのレシピをカードに書く作業をスルースと一緒にしてたんやけど、そしたら、いろんなイラストを交えてレシピを書くスルースにニナちゃんが興味しんしんで、

しまいには、私も書くって言い出して、
2人のお絵描きタイムになってた。

コメディアンのような語り口で子供を楽しませるああいう技術は、僕は日本語であったとしてもないかも知れんなー。羨ましい。

今日も美味しい料理がたくさん振る舞われてたけど、特に中華風に味付けされた豚肉をご飯と一緒にレタスに挟んで食べるアイテムがかなり美味かった。

結構食べてお腹がいっぱいになった後は、出来るだけ料理のテーブルに近づかず食べ過ぎないようにかなり努力しないとあかんかった。飲むと何か食べたくなるので、今日はほとんどお酒も飲まず。カルガリーに帰って体重計に乗るのが怖い。

スルースと一緒に後片付け担当になっていた僕はパーティーの終わりまで残り、お皿洗いとキッチンの片付け。何を思ったのかスルースはかなり汚れのたまったコンロをピカピカに磨き上げ、ジュリーに感激されてた。

その後少しカードゲームに興じた後、スルースと僕はラーゴに戻って、僕が明日帰る前の最後の大プロジェクト。

実は15年前初めてメインに来たスルースはブレアと一緒にラーゴで寝泊まりし、その記念にVBとパティに旗を作ってプレゼントしたそうな。その旗は僕たちの滞在中誇らしげにリビングに飾ってくれていたんやけど、そのことを覚えていたスルースは今回は僕と一緒に旗を作ろうと、材料をわざわざカリフォルニアから持って来てくれていた。

夜更けに2人で戻って、作業開始。

メインのテーマは15年前の旗と同じくRancho Relaxo。スペイン語かな?癒しの宿って感じやと思う。

そこにそれぞれのメッセージと、思い出に残る出来事のイラストをおのおの書き込んで、出来たのがこれ

真ん中に書いた日本語は、ブレアの結婚式での互いの誓いの言葉を僕なりに日本語訳したもの。パティーがこの言葉が大好きだったのと、この家はおじいさんの代から日本との関わりが深かったこともあり、僕もその一員として日本語を入れました。

明日みんながどんな反応するのか楽しみ。

造船所の社会見学

3日目はあいにくの曇り空。時々霧雨のようなものも降ってる。

晴れの日は当然素敵な景色やけど、こういう景色もたまには風情があって良い。

昨日一昨日としっかり時間を走ったので、今日は歩きメニューの日にすることにした。で、せっかくなのでスルースを誘って、リックの造船所まで歩いて社会見学に行くことにした。

昨日の夜リックに訪ねたら「いつ来てくれても良いよ」とのことだったので、軽い朝ご飯を食べた後10時過ぎに2人で歩き始めた。

1時間ほど歩くと、霧がかった造船所に到着。

偶然にも自分の名前の記されたドックを見つけて喜ぶスルース。

そして作業中のリックを見つけ、2人で即席の社会見学をさせてもらうことになりました。

 これは現在進行中の帆船プロジェクト。12〜13億円ほどする船で、30人ほどのスタッフがかかり切りでも完成まであと2年ほどかかるそう。大変な仕事です。

 船の側面に手の込んだ形の窓を作る作業。作業員じゃない僕たちを見てビックリしてた。こんなところに何しに来てん?って感じやろうね。リックの連れやと分かって笑ってくれたけど。

別の建家では古い帆船の改築作業中。さっきのと比べると随分小さく見えるけど、これでも20メートルほどある立派な船。

ブルックリンみたいな小さな村でこんな立派な船が造られているなんてちょっと想像できへんね。セイリングの盛んな地方ならではの特殊産業というんやろうか。

そして、こんなところで立派に働いているリックがとても格好良かった。工作好きやった僕がもしこの村で育っていたらきっとこの仕事を夢見てたやろうな。

一通り見学した後、リックが早い昼食に出かけるというので、一緒に万屋へ行きランチを食べてきました。

ランチの後リックと分かれ、僕たちは家に向かってまた歩き始めました。

で、せっかくなので、帰りに昨日入れなかった造船学校の売店兼お土産屋さんにも寄ってきました。
そこで見つけたのは、なんと日本製のノコギリ。他にも日本製の工作用具が色々ならんでた。やっぱり木工作業技術に関して日本は世界に誇るものを持っているんやろう。

スルースがモデルできているこの作業用のエプロンは、僕は自転車いじり用に欲しいなと思ったし、スルースも何をするためか知らんけどずっと買おうか迷ってた。結局は2人とも買わんかってんけど。

いろいろ素敵なお土産があったけど、結局僕は来年のカレンダー、彼は恋人へのプレゼントでTシャツを買ってきました。

スルースとはブレアを通じて古くから知っている仲やったけど、今日のこの散歩中に今まで以上にたくさん話をすることが出来て、お互いのことをもっと良く知り合えるようになったことは大きな収穫でした。

2014年8月12日火曜日

2日目の夜

今日は朝に走らなかったので、夕方に走りに行って来ました。昨日はかなり強度を上げて走ったので、今日はこの辺りの集落の散策を兼ねてゆっくりラン。

この辺りはブルックリンと呼ばれる村?なんやけど、本当に小さい集落。なんせ郵便局が
こんなん。

そんで、写真をとりそこねたけど、1軒万屋さんのような小さなお店がある以外は基本的に町としての機能はない。

あるのはピーターをはじめ、リタイアした人が住む大きな家と、ポロポロと並ぶ元々の地元の人が住む家(それでもかなり大きな家やけど)。
こんな感じの景色が続きます。

お金があったとしても、こんなところに日本人の僕がポッと住み始めたらかなり違和感があるんやろうなーと思う。そんな感じのアメリカの裕福な片田舎。


少し海沿いに下ったところに突如現れた巨大な建物が
地元の大きな造船所。実はリックはここで働いているということを後で知りました。

家の近所まで戻って来たら、昔リックとブレアが夏休み工作でボートを作ったという造船学校を発見。

 閉まってて中には入られへんかったけど、洒落たデザインの立派な建物と、

不思議な形の木。

色々見学して1時間ちょっと、13キロのゆっくりランでした。


夕飯は、今日はピーターの家でバーベキュー。食べ過ぎないようにするのが大変。

お母さんのナタリーとフラフープに興じるブレア。なかなか上手い。

ボストンに移り住んでからは、ニナちゃんにとっては素敵なブレア伯父さん。 でも今ニナちゃんの一番のお気に入りはスルース伯父さんやと思う。彼は子供と遊ぶのがもの凄く上手。僕にはない才能や。実の母親のアナも感心してた。

食事も終わり、子供たちもベッドに入った頃、男たちが集まり何やら怪しげなパーカッションの遊びが始まった。各自適当な打楽器を選んでひたすらリズムを取り続けるというもの。

はじめは何のこっちゃか分からんかったけど、乗ってくるとなかなか楽しい。隣近所への迷惑を気にせんでいい田舎ならではの遊びやね。

傑作やったのが、乗りに乗ったブレアが自分の体重で古い木の椅子をぶっ壊してしまったこと。みんな大爆笑で「ラストビートや」って盛り上がってました。怪我がなかったのは幸いでした。

バケーションならではの毎日を満喫しています。