2013年7月28日日曜日

Calgary 70.3

今朝は3時9分に目覚ましで目が覚めた。3時にセットしてたのに、もしかして9分間なり続けてた?まあ、無事起きれたことにホッ。

予想以上にすっきりの目覚めで気持ちがいい。寝付きも良くてしかも一度も途中起きへんかった。チャレンジの前もこうなると良いんやけど。

5時過ぎのバスに乗る予定なので、大体4時半に家を出るのが目標。とりあえずいつも通りの朝食を食べて、スペシャルドリンクの準備もして、こまごまとした準備も済ませて予定通り家を出た。

カジノのバス停でHIさんと合流して、T1まで15分ほどの移動。途中HIさんから衝撃の話を打ち明けられ、朝焼けをみながら少し泣きそうになる。そんなつもりはなかったそうやけど、僕の気持ちをレース前に凹ませるにはかなり効果があったと思う。


まあ、そんなことはおかまい無しにT1に着き、さっさと準備を済ませて、まだ行列のあまり出来ていないトイレに並んで用を済ます。これは非常に大事。なんならウォームアップ直前までずっと座っていたいくらいや。


6時半にウォームアップを初めて10分くらい結構一生懸命アップした。水は非常に綺麗で暖かくて良いんやけど、コースが複雑でサイティングがまだ上手く決まっていない僕は結構難儀するかも知れん。


予定通りプロのスタートの5分後に男子全員がスタート。初めてビーチから走ってのスタートで、なかなか面白かった。スタートは上手くいって、これと言ったバトルもなく200メートルほどダッシュして、結構良い感じやんって思って少しペースを落としたら後ろから来た集団に飲み込まれて、中途半端なところでちょっとだけバトルがあった。


ただ昨日の疲れもあるのか進んでいる感じ以上に呼吸が激しい。腕も怠い。でも昨日の反省で出来るだけ前の人の足を見失わないように、むやみに単独スイムにならないように意識して泳いだけど、これは結構上手く言ったと思う。


陸上のスポーツと違って、スイムは泳いでいる時は時計をみれないし、周りとの位置関係もよく分からん。だから自分が全体でどれくらいのポジションで泳いでいたかはレース後タイムで見るしかないんやけど、今日は自分のストップウォッチのスタートを押し忘れ、しかもオフィシャルのタイムマットも上手く機能しなかったようで、結局今日のスイムタイムは分からずじまい。まあ、思った以上にしんどかった。


で、それに輪をかけてしんどかったのは実はバイクで、前半のブラッグクリークまでは冗談みたいに力が出んかった。しかも始めの10キロなんて足がふにゃふにゃで全然進んでる感じがせえへん。

まあすぐに戻ってくるやろうと思ってとりあえず前には進んでたんやけど、もう面白いくらいに抜かれたね。トライアスロンでは最近は相対的にスイムのタイムが良いようで、バイクでは基本的に抜かれ基調なんやけど、今日は「えっ?おっさんまで抜いていく?」って言う位、いつもの速そうな人が抜いていくだけじゃなくてあらゆるタイプの人に抜かれた。(まあ、見かけじゃないんやけどね。)


バイクが強いのは分かっていたけど、30キロ当たりでHIさんが猛烈なスピードで抜いていったのにはビックリした。


もうこうなったら今日はバイクは無理せんとこと頭を切り替えて、とりあえずブラッグまではサイクルモードで行こう、とひたすらスピンスピン。そう思うとどんな人に抜かれても今日は平気。ブラッグから頑張れるだけがんばって、後はラン次第。今無理して頑張ってランでつぶれることだけは避けたい。

この戦略は結果的にうまくいって、ブラッグクリークまで1時間40分掛かったけど、残り40キロを一時間くらいで帰って来れた。まあ、今の疲れの溜まっている足ではこんなもんやろう。

今日のバイクでは我慢と辛抱を学んだと思う。力が出ないからと焦って無理して無駄な体力を消耗するより、出ないもんは出ないと諦めて出るまでじっくり待つ勇気をもつこと。僕の場合今年の結構タフな練習がそういう風に思わせてくれる自信に繋がっているんかも知れん。


で、問題のランやけど、これはもう最高の出来やった。T2を出てすぐに大腿四頭筋につった感じがし始めて「もうかいっ!」って突っ込んだけど、まあここは我慢我慢で、リズムとテンポだけを意識して走り続けたら次第に収まってた。

ポジションが変わって初めてのレースやし、バイクの後半は結構飛ばしたからね。こういったこともあるやろう。

今日のランのテーマは深呼吸ペースで笑顔で走ること。深呼吸が出来ないようなら飛ばし過ぎ、笑顔が出ないようなら飛ばし過ぎ、と自分に言い聞かせて、それでどれくらいのペースで走れるものなのかを見極める練習やね。

で、実は意外と速かった。これはチャレンジに向けて良い目安が出来た。バイクで僕を抜いていった人もランで随分抜き返したし、何より終始あまりペースが崩れんかった。

チャレンジに向けての練習として、エイドステーションで歩いて通過することや、ぬるいコーラを試したり、いろいろ試せたのも良かった。

最後の長い坂は戦略的にゆっくり歩いて登って心拍数を上げすぎないようにして、登りきったあたりから残り3キロはもう少しペースを上げて走ってみた。そこでも随分抜き返したし、あの区間の走りはチャレンジでは使わんとは思うけど良い自信にはなったと思う。


ただ問題は残り1キロのあたりで随分気持ちがメローになってきて切れてしまったんかな?「えっ、ここで?」って自分でもビックリしたけど、何の変哲もない平らなところで歩いてた。なんか今日のレースを噛み締めるかのように。「良いレースやったなー」って思いながら天を仰いで。


結局4時間54分でゴール。ランパートは唯一単独での記録が残っていて1時間38分。これは去年より7分短縮。全体でも去年より少し早いとは言え、去年とはスイムの場所が違うし、バイクコースも短いし何とも言えん。ただ、今日のレースはタイム云々の前に大満足のレース運びが出来て大成功。特にバイクでの我慢の走りと、ランでの(残り1キロを除く)安定した走り。


それになにより、レースに応援に来られてたHIさんの奥さんに「今日はニコニコして走ってたねー」って今日の僕のテーマに気付いてもらえてたのが最高に嬉しかった。誰に受け取ってもらえているのか知らんけど、今日は笑顔を振りまいて走ってきたよ。「笑顔の力」やったと思う。


そんなこんなで、チャレンジ前の大事なレースが終りました。レース後はHIさんのお嬢さんの誕生日祝いを兼ねてHIさんの家でレースの打ち上げ。美味しい料理を頂いてきました。色々ゆっくりお話も出来て、楽しい夜でした。


さて、これを元に残り4週間のトレーニングのプランを考えないと。ぼちぼちピーキングのプロセスやね。これは難しい。まあ、手探りで頑張ってみます。


長い一日でした。まだ起きてるのが不思議やけど。もう寝ます。

お疲れさまでした。おやすみなさい。

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