2009年9月6日日曜日

First Tri! Guelph Lake 2

Triathlon Race: Sprint (750m Swim, 30K Bike, 7K Run)

Goal 1:40:36 (Overall 53/588, Category 10/54)
- Swim 14:36 (1:57/100m, Cat 7, Ovr 69)
- Bike 51:58 (34.6Km/hr., Cat 11, Ovr 55)
- Run 31:03 (4:27/1K, Cat 12, Ovr 77)
- TR1 1:47, TR2 1:14

レース分析:総合評価
初めてのトライアスロンレースにしては驚くほど落ち着いて挑むことができた。普段のトレーニングと比べて全部合わせても距離も時間も圧倒的に短いので、冷静に考えればまず何の問題も無いはずである。登録に始まりレース前の準備なども予習のおかげでいたってスムーズに運べた。何事も準備が一番である。

来週のムスコカ70.3に向けての準備レースという位置づけのためレース自体は(スプリントレースのくせに)所々セーブしながら進めたが、結果を見ると総合でみてもカテゴリーでみてもかなり良い位置でゴール出来たようだ。タイムに関しては初めてのレースのためとりあえずはPBだけど、これはまあ参考記録ということで。

総じてみると、反省点というよりもいろいろ学ぶことがたくさんあった良いレースだったと思う。総合評価では『優』をもらえるだろう。

分析:Swim
初めてのオープンウォータースイムで、ウェットスーツを着て泳ぐのも2度目。不安でいっぱいで当たり前のはずだが、結果的には全くそんなことがなかった。スタートの混乱でゴーグルが外れてコンタクトレンズを失わないか、ということが唯一の不安といえば不安だったかな?それ自体も杞憂に終ったけれど。自分の泳力がカテゴリーの中でどれくらいなのか分からなかったが、スタート直後に混乱に巻き込まれるのは嫌なので最前列からスタートする。これは通常されるアドバイスとは真逆の戦略だけど、結果的にはこの戦略が功を奏する。何度か接触はあったがすぐに開けた場所に出られて自分のペースで泳ぐことができた。まあ、裏を返せば実はスイムにそこそこ自信があったということなんだろうけど。

自分の位置を確保してからは思った通りのペースで泳いでいたが、一つ反省点を挙げるとすれば少し大回り気味に泳いでしまったことか。自分の進行方向にブイをキープしていたつもりだったが、何となくまっすぐ近づいていった感じがしなかったのは気のせいなのかどうか。本当のところは分からないがこれは何度も経験を積まないといけない課題だろう。

もう一つ反省点としては、時計回りのコースでしかも右側に数人泳いでいるが左側には誰もいないというところに位置していたため、周りが気になって右側での呼吸しか出来なかったこと。まあ、これは自分でまっすぐ泳げていないことからくるのだろうけど、きちんと左呼吸を入れていかないと来週の長距離ではしんどいかもしれない。

最後にタイム及びペースに関していうと、タイムは水からあがってトランジッションの入り口での計測だったので実際泳いでいたのは記録よりは1分以上は短いはず。おそらく100を1分45秒くらいで泳いでいるペースだったと思うが、これは来週のムスコカに向けて良い参考になった。来週もこのペースで泳げれば問題無しだろう。

まあ、まっすぐに泳ぐ課題がのこるということで厳しい目にみて『良』くらいかな?

分析:Bike
今回のテーマは来週のムスコカへ向けて「登りを頑張る」で、下りや平坦な道では流れに任せてペースを維持するように走るつもりだったが、総じて予定通りの展開になった。平地や下りでは洒落たトライバイクに先を譲ってやり、登りではそいつらを一瞬で千切っていくということを25キロほど繰り返す。なかなかハードなインターバルトレーニングといった感じ。残り5キロほどはあまり激しいことはせず、最後のランで怪我をしないように足を労りながら走る。

多少起伏はあったが距離も時間も短いため今回のレースを来週のムスコカに向けてどれだけ参考に出来るかは未知数。おそらくムスコカでは今回ほど平均速度は上がらないだろうし。ただまあ、普段一人でトレーニングすることが多い僕にとって、今回そこそこ高い強度で多くの人と一緒に走ったことは経験としてはプラスになるだろう。

反省点というほどのことでもないが、トランジッションでラックからバイクをとる時にエアロバーについている水のボトルを落としてしまったことは70.3では絶対に避けたい失敗だった。今回のレースではダウンチューブのボトル一本で十分だったけど来週は生命線になる重要アイテム。もう少しキチンとつけるよう工夫が必要。ただそんな中で一つ自分を褒めてやりたいのは、そんなアクシデントにおいて冷静に「今日のレースにこのボトルは要らない」と一瞬で判断し取り付けるためのタイムロスを防いだこと。あの冷静さは今後いろんな場面で問われてくるのだろう。

クラブの先輩にも褒められたバイクセクションは自信を持って『優』だろう。

分析:Run
結果を見て平均してキロあたり4分半を切って走っていたことにまず驚く。なかなか走力がついたもんだ。トランジッション直後1キロほどは予想通り足の運びがぎこちなかった。ただ初めのしばらくの下りをやり過ごして緩やかな登りにさしかかったあたりから足がスムーズに前に出るようになる。登りが得意に思えるようになったのはバルセロナでの猛特訓のおかげだろうか?

かなり汗をかいて走っていたと思うがバイクでもきちんと補給していたため終始喉が渇くということが無かった。来週の予行演習ということで腰に巻いたFuel Beltに2本だけボトルをつけて走っていたが、水分補給の練習として少しだけ口を付けたくらい。まあ、こういったことは長いレースでは環境に応じたその場の判断が大事なのでどんなことにも対応出来る準備は必要だろうけど、少なくともスプリントレースでは手持ちのボトルは要らないだろうということは分かった。

終始気持ちいいくらい一定のペースで走っていたが、601番をつけた女性アスリートとなにやら最後までデッドヒートを繰り返すことになる。僕はそんな気はなかったし彼女もそんな気はなかっただろうが、僕が得意な登りで彼女を抜き、下りで少し緩めると彼女が前に出てということの繰り返し。ゴール前までこんなことが続き彼女を先にゴールさせてあげようと思っていたが、振り返ると何やら猛ダッシュで追いかけてくる奴が見えた。そんな奴に前にいかせるわけにはいかん、と僕も最後に軽くスパート。結局僕はそんなハッスル野郎には抜かれなかったけど彼女がどうなったのかは不明。(まあウェーブが違うため単純なゴール順位の比較は無意味なんだけど)

一つ気になった点として、5キロを過ぎたあたりから太もも前部の筋肉がピリピリしだしたこと。別に痛みがあったわけでもなんでもなく単純に疲労からくる刺激なんだろうが、来週に向けて疲労対策のための塩分補給もろもろの調整は必要かもしれない。

タイムもペース配分も今日の目的からすると申し分無し。来週このペースよりもう少しゆっくり走っても良いということが分かったことも大きな収穫の一つ。そういったことからランも文句無く『優』。

1 件のコメント:

  1. 初めてのトライアスロンレース、お疲れさまでした。
    ゴールしたときの「余裕!!」の一言。かっこよかったです。
    調整レースとはいえ、よくがんばりました。
    私からも『優』です。 いやいや『最優』です。

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