2014年6月22日日曜日

Devon Grand Prix

 2週前のマウンテンバイクレースから続く3連戦も今週末のDevon Grand Prixで終わり、かな?実は来週末にエドモントンであるタイムトライアルに出ようかと考え中。

とりあえず無事に怪我無く終了しました。完走しましたと書けないのが少し残念。

というのは、昨日にあったクリットでタイヤがバーストして、開始五分で敢え無くリタイア。100%僕のせいなんやけど、1周目の第3コーナーの出口で漕ぎ始めるのが少し早すぎて、ペダルを地面にこすってしまって、後輪を滑らして危うくクラッシュ。抜群の?バイクハンドリングで体勢は立て直したんやけど、その時滑らした後輪のビードがずれてチューブが飛び出てパンって・・・あっという間の出来事やった。

その後何とかスタートまで戻って念のために持ってきてたスペアホイールを付けて再スタートしたものの、さすがに鉄下駄ホイールでは集団に着いていくのもままならず潔く諦めてリタイア。

それに鉄下駄ホイールのせいだけじゃなく、レースに対する集中力が再スタート後に全く途切れてしまって、コーナーを攻めていくクリットでは少し危険を感じてしまったのも事実。まあ、言わばビビってしまったわけです。

今までラップアウトで未完走はあってもリタイアは初めての経験。沢山レースをするとこういうこともあるやろう。と今は言ってるけど、実はレース後しばらくはがっくりして凹んでました。


そんで、気を取り直して今朝にあったロードレースは、完走は完走なんやけど課題の残る出来。今季初戦のVelocityのロードレースではスプリントフィニッシュ直前まで集団に混じって走れたんやけど、今日のレースではゴールまで10キロちょっとの所に設定されてたKing of Mountain (KOM) のスプリントで出遅れて、そのままちぎれてしまって、結局先頭集団から4分遅れのゴール。

この不甲斐ない結末は正直不満の残るものなんやけど、全体的には満足のいくレースが出来たと思う。

まず、集団内での位置取りは終始上手くできた。気を抜くとスルスルと後ろに落ちそうになるのを、機を見てすかさず先頭10番目くらいに戻ってポジションキープ。それに不意にやってくる先頭のチャージにも慌てず落ち着いて対応出来たし、先頭でのペースラインにもちゃんと参加して存在をアピール。

はっきり言って去年までとは全然違うレース運びが出来てるし、何より去年までの僕やったらKOMに行くまでにドロップされてるようなペースで走ってた。そう言った意味ではちゃんと成長してるんやろう。

ただ、まだまだ成長が追いついていないのが戦略とメンタルの部分。KOMのスプリントに向かう丘の麓ではまだ先頭数人に紛れて走っていて、自分の持ってるリズムで登り始めてたんやけど、急に周りがチャージし始めた時に「そんなペースで登りきれる分けないやろ」って自分のペースで登ることを選択。

今思えば少し怯んでしもた。これが失敗。山岳レースならこれで良かったんかも知れんけど、言うても2キロ弱の登りでは死にものぐるいで集団にくっついていかなあかんかった。確かに丘の頂上付近では集団のペースは落ちてたんやけど、登りきった後はやはり集団の力でグングン加速していった。一人残された僕はなす術無く。残り10キロをタイムトライアルモードで何とか完走。

肉体的なフィットネスでは僕のカテゴリーの中では互角に張り合えるようになってきた部分を沢山感じるんやけど、こういったレース勘というのはやっぱり経験がモノを言うみたいや。

まだまだ学ぶことが多い。

(ロードレースのコース沿いの牧場。やっぱりアルバータは牛がいっぱい。もちろんレース中じゃなくて前日の試走の時に撮りました。)


ただ今年のように沢山バイクレースに出るようになって改めて思うのは、事故無く怪我無くレースを終えられることが如何に大切で幸せかということ。幸いにも僕自身は事故にならんで済んだクリットやけど、僕のリタイアした後に3件ほどのクラッシュがあったそう。そんで今日のロードレースでも僕の友達が巻き込まれてクラッシュ。

事故の起こりそうな所(人の周り)は事前に察して走るというのは大切な技術やけど、それでも起り得るのが事故。

女子クリットで残念ながらラップアウトで途中でコースから出された女性に向かって、小さな女の子が嬉しそうに「ママー」って走っていって抱きしめられているのを見て、僕はとても幸せな気持ちになりました。完走出来ようが出来まいが、あの子にはとても素敵でカッコ良いお母さんで、お母さんもあの子のためには無茶にコーナーに突っ込んでいくようなことはせえへんやろう。

そんな素敵な2人を見ながら、今の所常に無傷でレースを終えられている自分の幸せを改めて感じました。


シーズンは早くも中盤に差し掛かってきました。これからも気を緩めずに無事にシーズンを終えられるように頑張ります。


(クリットレースコースの周辺の家の軒先にあった素敵な自転車。)

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