2014年6月28日土曜日

マンハッタンラブストーリー

久しぶりにインターネットで見つけた日本の連ドラを観ています。「あまちゃん」の脚本を書いたクドカンの「マンハッタンラブストーリー」。風邪の症状も昨日の夜には随分良くなって、昼間に寝まくったのでおかげで夜は寝付きが悪くて、調子に乗って夜更かししてしもた。

2003年作ということなので僕はまだ日本に居た頃やけど、あまりテレビを見なかったので全然知らんかった。「あまちゃん」に出ていたキャストが沢山出ていて面白い。小泉さんが36才の設定で今の僕と同じ。何か不思議な気分。36才ってこんな感じなんかな。

夜更かししたせいで寝起きが悪かったけど、この2日まともに体を動かしていないので、今日は家の固定ローラーで1時間半しっかり漕ぎました。メインは20分インターバルを2本。汗と一緒にダラダラ鼻水が出てくるのは難儀したけど、2日間グータラしてた割には意外と足はしっかりしてた。自転車から降りた後ちょっとフラッとしたけど。

しっかり汗をかいてシャワーを浴びてスッキリした後、昼食は、分かる奴だけ分かれば良い小ネタのナポリタン、
 って言って良いのかな?言うたら簡単なケチャップスパゲティなんやけど、これが意外と美味しかった。

お腹も満たされて気分も良かったので、ベッドのシーツやら何やらを一気に洗濯して、ついでにコマゴマした家の仕事を片付けて、風邪ひきのお陰で普段しないことができた有意義な土曜日でした。

夕飯はさらに精力を付けるために「豚ニンニクショウガ焼き定食」。
メチャメチャ美味しかったんやけど、ニンニクもショウガも山ほど入れたので今晩ちゃんと寝られるのかちょっと不安になってきた。

まあドラマの続きを観て寝よう。

明日は雨らしい。また一日のんびりしていようかな。たまにはこんな週末も悪くないな。

おやすみなさい

2014年6月27日金曜日

風邪や

風邪をひいてもうた。

暖かかったエドモントン・ジャスパーから帰って来て、油断して窓を開けたまま寝たのが覿面やったみたい。カルガリーはまだまだ明け方に随分冷え込むのをうっかりしてた。

水曜日の朝に起きたら喉が痛くて、嫌な感じやなーって思ってたら、昨日には鼻詰まりが始まって、はっきりと風邪の症状。今日は喉の痛みは引いたけど、鼻水が止まらへん。少し体もだるい。

こんなに明らかな風邪の症状はかれこれ2年ぶりのような気がする。記録が途絶えてもうた。わざわざブログに書くことじゃないんやけど、後の記録のために書いてます。

まあ、寝まくって水を飲みまくって休んでいるので快方には向かっているみたい。この週末も無理せずゆっくり休めば来週には全快しているやろう。

ところで来週はもう7月なんやね。

というわけで今週末に考え中やったタイムトライアルにはでず。来週末にある例のスタンピードロードレースで全力を出せるように回復に努めます。

そんな免疫の低下した体に、たっぷりのカリカリベーコンサラダの昼ご飯で栄養補給。
しばらく外食が多かったからね。やっぱり家での食事が大切なんやろう。

ちなみに、風邪で凹んだ僕を元気づけるためか、今年第一号のバラの花が今朝満開に咲いてた。

裏のポーチでは鳥さん達が大賑わい。来週には随分夏らしく暖かくなるみたい。しっかり休んで来週からもっとがんばろう。

2014年6月24日火曜日

Jasper, Icefields Parkway おまけ

昨日のロングライドの後はゆっくりジャスパーの街を散歩してきました。

以外と歴史のある(というか古い)街なようで、
ものすごく味のある消防署。どんな消防車が出てくるんやろうか?

夕飯は、今日はジャスパーの地ビールが頂けるJasper Brewing Companyというお店で頂きました。
(ビッグホーンが待ってます)

あれだけ頑張って走った後はやっぱり
これが美味い。少し冷えが足りないように感じる冷たさなんやけど、聞くとそのように意図して造っているそうで、確かに飲み進めていくと味わいがだんだん滲んでくるようで良い。

料理の方はまあまあやった。でもビールが好きな人にはそれでもお薦めのお店です。

その後は酔いを醒ますためにまたフラフラと歩き回って、途中疲れて公園の芝生でゴロン。

(見上げた空。このまま寝てしまいたい。でもちゃんと宿に帰って寝たよ。)


昨日の疲れでさすがに足は重いけど、今朝の目覚めは良く6時過ぎに起きて朝食。食堂の外を見ると、
熊さんも朝ご飯のようで、宿の裏すぐそこまで来てた。自然がいっぱいや。


ダラダラしていて、結局ホステルをチェックアウトしたのは9時過ぎ。ガソリンを補給するためにダウンタウンへ立ち寄ったついでに、僕も少し栄養補給。

入ったのはこんな可愛らしいパン屋さん。
昨日のロングライドの前にも寄っていったんやけど、とても感じのいいお店です。美味しそうなパンがいっぱい並んでる。エスプレッソも美味しい。

何よりスコーンがでかい。
(一緒に写ってるのはダブルエスプレッソのカップです。大きさが伝わるやろうか?)


そんなのんびりモードで始まった朝やけど、10時前になってやっとジャスパーを出た。

で、いつも通りたまに景色の写真なんかを撮りながら走っていると、
ん?何やら見覚えのある2人が・・・

通り過ぎてしまったので、引き返して良く見ると、
やっぱり!

昨日会った自転車旅行中のカップル。昨日はジャスパーにたどり着かなかったようで、途中でキャンプしたそうな。

奇跡的な再会にお互いビックリした。こんな偶然あるんやね。昨日別れてから名前を聞くのを忘れたことを気付いたんやけど、今回はキチンと連絡先を交換して別れました。

素敵なClairとTimothee。2人の無事を心より祈っています。


何となく幸せな気持ちになって走っていると、昨日自転車で散々苦しめられたガタガタ道辺りに差し掛かり、昨日なくしたボトルや諸々のことを思い出してまたちょっとブルーな気分に。

90キロで走っている車から、どこに落ちているか分からんボトルなんかが探せるわけはなく、でも見るともなく道路脇をチラチラ見ていたら、

ん?なんか白く光るものが・・・

随分通り過ぎた後、車を降りて反対車線を歩いてもどると
落ちてた!2年連れ添った愛着のあるボトルが!!

もう一本もこの近くに落ちてるかなーって前後2キロほど歩き回っていると、今度は何と
タイヤレバーが!!

 さらには
空気入れの口金まで発見。ちなみにこんなに小さいけどこれが一番高価なもので、凄く嬉しい。

続けてしばらく歩き回ってみたけど、残念ながらもう一本のボトルとCo2カートリッジは見つからず。まあ、延々数十キロ続くガタガタ道のどこで落ちたか分からんしね。この3点と再会出来ただけでも奇跡やろう。今日2度目の再会に心から感謝。

(こんなガタガタ道。ずっと踏切を渡ってる感じと言ったら伝わるやろうか?)

気分一新南下を続け、
昨日散々苦しめられた峠もヘッチャラ。

途中ビッグホーンの群れに遭遇。
こんな急斜面も余裕。 どんな足の構造をしてるんやろうか?

行き先を阻むビッグホーン。車にまでガンを飛ばす始末。公園内は野生動物優先やからね。

昨日は到達しなかったIcefields Centerも今日はあっという間。
実はこれがアサバスカ氷河で、昨日見たのはStutfield氷河だったそう。

ちなみにこの氷河の上は歩けるそうで、観光客が沢山バスに乗って氷河に向かってました。今度母さんがカナダに来たときは行ってみようかな。

ここからしばらくは僕もまだ見たことの無い景色が続きます。


この渓谷は見事。ここから下に見える道まで一気に下っていきます。

 どこからともなく流れてくる瀧。Weeping Wallという名前。悲しそうな名前や。

いかにもロッキーという荒々しい岩山。

実は昨日自転車で走った区間は、今まで何度もカナダロッキーの景色を見てきた僕としては「そんなに言うほどのもんか〜?」って思ってしまったし、正直ジャンクションから南下するHw93の景色の方が見応えがあるように思ってました。でも、この区間の景色は正に絶景。今まで見たことの無い圧倒的な景色が続きます。今度は是非ここまで自転車で来てみたい。

そんな絶景に圧倒されながら、Saskatchewan River Crossingという中間地点の休憩所に到着。ちょうど昼ご飯の時間やったけど、そんなにお腹も空いていないし、何より全てがもの凄く高かったので、レイクルイーズまで行ってしまうことに。

ただ暑い夏の日差しに絆されてつい・・・
いつも思うけど、これが小サイズ?

氷河を見ながらアイスクリームを堪能した後、しばらく走ると見覚えのある景色が。
ここからは4月のレイクルイーズキャンプで走ったところ。4月には凍って真っ白やった湖も今は綺麗なエメラルドグリーンに輝いてました。

思った以上にいろんな所で寄り道して写真を撮ったりしながら走ってきたので、結局5時間近くかかってレイクルイーズに到着。

よく行くコーヒー屋さんのおいしいサンドイッチで遅めの昼食を頂き、

他に何することもなくレイクルイーズを後にし、

2時間かけてカルガリーに帰ってきたら
 大雨が降ってた。

途中スーパーに寄って明日からの食材を買い込んで、最後まで気を緩めず安全運転で家に到着。

無事に総走行距離1300キロにおよぶロードトリップから帰って来ました。

家に入ったら丁度咲きかけのバラの花が出迎えてくれた。今週末辺りが満開かな?


荷物の片付けと、掃除洗濯をチャッチャと済ましてから、遠征中は外食続きやったので久しぶりに手料理の夕食。
最高に美味かった。やっぱり家での食事が一番や。

「おまけ」と言いながら振り返ってみたら盛りだくさんの一日。しっかり英気を養って帰ってきました。

明日からも頑張ります。

おやすみなさい。

2014年6月23日月曜日

Icefields Parkway

死ぬまでに一度は見ておきたい絶景の1つと言われている(らしい)、レイクルイーズとジャスパーを繋ぐカナディアンロッキーを縦断するIcefields Parkway。以前レイクルイーズキャンプで南から60キロほど走ったことがあるけど、今日はジャスパーからスタート。

目標は約100キロ先にあるコロンビア大氷原。自転車で氷河には行かれへんけど、ちょっと雄大な目標が有った方が良いかなと思って。標高1000メートル辺りのジャスパーから2000メートル近くの目的地までまで登ってくる、かなりキツそうなルート。どうなることやら。

予報通りすこぶるいい天気で、しかも8時過ぎのスタート地点ですでに結構暖かい。もっと北にあるジャスパーと比べてもカルガリーはやっぱり寒いわ。

(噂のIcefields Parkwayの北の入り口。)

(目的地まで約100キロ。)

ここからひたすら南下。

このブログでは今まで冬のロッキーの写真ばかりやったような気がするんやけど、岩肌があらわになった夏のロッキーも見事な景色です。

1000メートルの標高差が有るんやからもっと登っていくんかと思っていたら、意外と登りらしき登りは無いような気がする。行きは終始向かい風に虐められてたんやけど、それでも時速30キロくらいで走ってた。最後に一気に登らせるつもりか・・・


(ぼちぼち登っているかな。)

写真では分かりにくいけど、たぶんあの遠くに見える雪が残っている山が目的地の山やろうと思う。やっぱり遠いな・・・


並走して流れるアサバスカ川が見事な氷河の溶けた白濁したエメラルドグリーンって感じで綺麗。

随分走って、目標まで後20キロという辺りでも標高は1600メートルくらい。2000メートルが本当やとしたら最後に猛烈な登りが待ってるんやと思って正直気が滅入る。

で、やっぱり残り10キロ辺りかなという辺りから一気に登り始め、途中立派なTabgle Creekの瀧を通り
(地面の傾斜が分かるやろうか)

横目にアサバスカ氷河を見ながら
時速10キロを下回るもの凄いゆっくりなペースで登ること25分。やっと頂上に着いた。約4キロ、平均7パーセントの勾配。もっと長かった気もするんやけど・・・ちなみに2000メートルというのは間違いで1900メートルやった。それでも十分キツかったけど。

(ガイドブックで見たことのある床がガラス張りになった展望台はこんな所にあった。)


頂上について反対車線を見ると重装備の自転車にまたがった女の子がいてた。で、その先をみるとさらに重装備の男の子が必死になって反対側の登りを登ってきてる。自転車旅行中のカップルやった。

(車が結構走ってて危ないので反対側から記念写真を一枚。)


そこから少し下ってしばらく走った辺りで、Highwayの入り口から丁度100キロ。後少し走ればコロンビア大氷原のインフォメーションセンターが有るそうやけど、今日の僕にはあまり用が無いので、切りの良い所で折り返し。
(折り返した所)

行きしなは25分必死に頑張って登った峠も、下りは時速60〜70キロ近くで猛烈に下って5分弱で下りきった。あの頑張りは何やってん。

そこからしばらくは延々下り基調で、しかも追い風で、40キロ以上で飛ばして走ってた。いつもあれくらいで走れたら気持ち良いやろうに。

しばらくすると、休憩所でさっきすれ違ったカップルが休んでたので、折角なので挨拶しにいってきた。聞くとフランスから来られているようで、しかも今回の自転車旅行のスタートはカルガリー近郊のコックランやったらしい。不思議な縁やわ。

(Amazing couple!)

こんなことするだけあってとても陽気で気さくな二人でした。ブログに写真載せていい?って聞いたら「もちろん」って言ってくれて、僕達も見たいからアドレス教えてやって。見に来てくれるかな?

誰かフランス語でメッセージかける人居ませんか?(Merci!)


その後もやっぱり下り基調で、行きしなはあまり登っている感じがしなかった所も帰りははっきりと下り続けて、楽々スイスイ。途中風向きが変わって向かい風になったんやけど、それでも平均で30キロ以上出てた。

途中で道路脇に
熊さんがいたり、

Mountain Goatの群れに遭遇したり。

か弱くメーメーないてる赤ちゃんがメチャメチャ可愛らしかった。これがあんな立派な大人になるんや。


下り基調で行きに比べて楽に走れた帰りも、途中数十キロに渡り路肩がメチャメチャがたがたで、もの凄い振動で走り続けないとあかんかったのには閉口した。しかもおそらくそのガタガタの振動でサドルの後ろのボトルゲージから空になったボトルが飛び出したようで、気がついたらなくなってた。

おまけに振動でサドルバッグのジッパーが開いたのか(そんなことある?)、或は出発前に自分が締め忘れたのか(これも無さそうなんやけど)、サドルバッグに入れていたCo2カートリッジとタイヤレバーが飛び出てなくなってた。底に入れてた車の鍵がなくなってなかったのには心底ホッとした。その後きちんとジャージのポケットに入れ直したのは言うまでもなく・・・

帰りは、当然帰るだけで燃料切れの心配も無いし、足の調子もすこぶる良かったので、インターバルトレーニングを織り交ぜながら結構頑張って走ってこれた。スタートから150キロ走った辺りに有ったホテルのキオスクでコーラを買って休憩した以外は特に休憩は無し。それでも全然問題なく走りきれた。やっぱり年々体力は増してるみたい。


で、Icefields Parkway200キロを完走した後に待ち受けていたのが、山の上にあるホステルへの最後の登り。
 (これが登り始め。)

(まだまだ登る)

頑張って3キロほど登って平らな所に出たんやけど、もはや加速する気は起きず。そのままフラフラ〜っと流して

やっとホステルの駐車場に到着。

全部で206キロ、スタートから丁度8時間(実働7時間半)でゴール。行きの折り返し前の峠とこの最後の壮絶な登り(全部で獲得標高1900メートル)以外は結構なハイペースで走りきったみたい。(記録では、とろとろ走った峠も入れた全体での平均時速が27キロやって。やるやん。)

(今日のプロファイル。凄い形や。よう頑張った。)

(ガタガタの振動にもめげず、今日も大活躍の走りを見せてくれたムスコカ号。クタクタや)

やっぱり去年のチャレンジへのトレーニングのお陰で、僕はこういった超ロングライドには随分強くなってる気がする。

今の所100キロ以下のロードレースしか走らない僕にとっては、今日のようなトレーニングは直接役には立たんけど、こういった地道なトレーニングでしっかりフィットネスの底上げをして、きっと来年、或はもっと先に活きてくるんやろうと思いたい。



大満足のIcefields Parkwayロングライドでした。


明日はお気楽に車でレイクルイーズに向かい、そのままカルガリーに帰ります。最後まで気を抜かず安全運転で帰ります。