2014年5月31日土曜日

Highwood Pass (Repeat)

今週末は来週末から始まる三連戦に向けての最後のロングトレーニング。今日は丁度一年ぶりにハイウッドパスにアタック。

山頂付近はまだ雪が残っている可能性があるので、今日の相棒はランディ。

バンフに付けてたサドル後ろのボトルゲージを今日はランディに装着。目標ではジャンクションまで行って帰る180キロコースなので、今日はスペシャルドリンクも2本用意。

2週間前のランドルマウンテン詣での時と同じでバリアレイクの駐車場からスタート。前回と同様すこぶるいい天気の出だしやけど、予報では途中雷雨の可能性あり。どうなることやら。


今回はビレッジに寄り道せず真っ直ぐウィンターゲイトまで40キロちょっとウォームアップ。

ここから先はまだ一般車両は通行止めで、自転車天国。やっと来た春らしい陽気に誘われてサイクリストが沢山きてはった。


ここからは本気トレーニングで、20分ハード・10分イージーを繰り返して頂上までアタック。何回分ハードなんか分からんけど、とりあえずやってみる。

ウォームアップの間は何となく怠い感じが残ってた足も意外と調子が上がってきたのか、心拍数170近くまで上げていける。1本目のハードはかなり良い感じ。2本目のハードは傾斜もきつくなり結構キツかったけど頑張った。

途中プチ雪崩なんかにも遭遇しながら


ちょうど2本目のハードの終わりという辺りで山頂に到達してみると、なんと
一面雪に覆われてた。

こんなこともあろうかとランディで来たんやけど、如何せん延々30センチくらいの深さの雪が続いているとさすがに走られへん。引き返すしか無い。

とりあえず記念に
カナダの舗装された道路としては最高標高地点のハイウッドパス。

通り抜けられへんかったのは残念やけど、眺めは最高。

折角なので近くにいた人に一枚取ってもらった。


仕方なく引き返して下っていると道のど真ん中にビッグホーンが。

どうしたもんかと恐る恐る近づいていったら、
さすがに向こうも得体の知れんもんが近づいて来て嫌やったんやろう。大人しくどいてくれた。


ちなみにこのまま帰るとロングトレーニングとしてはちょっと短すぎるので、折角なのでウィンターゲイトまで戻ってからもう一度山頂までアタックすることにした。

行きしなは50分位かかって登った道も帰りは延々下りで、半分くらいの時間で下りて来た。で、2度目のアタックは1度目ほどの気合いは入れられず、山頂まで一定のペースで心拍数150から160位を維持しながら登ることに。

1度目より少し気持ちに余裕があるので、たまにこんな写真を撮りながら。


しばらくすると・・・
さっきのビッグホーンがまだおった。何やらおもむろに地面をなめてる。

さっきは近づいたらどいてくれたのに、2度目はもう慣れてしまったのか、思いっきりガン飛ばしてきて、どいてくれなさそう。

食べられることは無いやろけど、あんな体に体当たりされたらランディもろとも潰されてまうやろう。

通り過ぎざまに振り返ってもやっぱり睨まれてる。

それにしてもこんな近くでビッグホーンを見たのは初めてやったけど、立派な角やったわ。


そんなこんなで、1度目より随分長くかかって1時間くらいで山頂に到着。

今度は雪の上をチャレンジすること無く、大人しく引き返して来た。

雷雨の予報は幸いにも外れてくれたのか、結局駐車場に付くまでこの通り最高の天気。

ウィンターゲイトを過ぎてからは30分ハード、10分イージーでロードレース中盤のイメージ。。

その後はロードレースの最後に疲れた足でもスプリントできるように、1分スプリントや10秒スプリントなどを繰り返して、足を徹底的に虐め続けること30分。それまで100キロ以上走ってきたけど、その状態の足にしては思った以上に回せたので随分スタミナが付いて来たかな。

最後は30分マッタリクールダウンで10キロくらい走って、バリアレイクに到着。全部で153キロ、6時間のロングトレーニングでした。


駐車場に着いて、何はさておきプロテイン。

今日みたいなハードライドの後はトレーニングの効果を最大限に引き出すためにしっかりタンパク質を補給しないと。

で、着替えた後は、例によってヤムポテトの焼き芋と、

セーフウェイのクッキー。

道中ちょくちょくナッツで補給してたのであんまり空腹感は無かったので、どちらも半分くらい食べただけやった。


日頃の行いが良いのかどうかは分からんけど、駐車場を出てすぐにドサーッと雨が降って来たので、ギリギリセーフでラッキーやったみたい。


帰ったら丁度お腹が空いて来た。でもまだ5時過ぎやったので、朝ご飯の残りのベーグルを食べてごまかして、とりあえずソファで一寝入り。夕飯を食べに来たフィンチやらロビンやらチカディーの鳴き声が賑やかであんまり寝られへんかったけど、それでも幸せな気分で小一時間うとうと。

7時頃に残り物をかき集めて夕飯。

昨日の外食のチキンの残りが大活躍。疲れた体に染み渡ってきました。美味かった。

明日はホースクリークロードでTdBのロードレース対策。頑張ってきます。

2014年5月25日日曜日

シーズン開幕戦:Velocity Stage Race

相部屋の青年の怪獣のようなイビキでちゃんと寝られるか少し心配やったけど、さすがに長距離ドライブの疲れでかぐっすり寝られたようで、気持ちよくレースの朝を迎えることが出来た。

土曜日の1レース目は80キロのロードレース。最低限の目標はドロップされずにキチンと集団で完走すること。まあ今年のフィットネスからするとこれは少し低すぎる目標かも知れんけど、今までロードレースでは集団で完走したことが無いので、やっぱりどこかに「ドロップされてまうんちゃうか・・・」という怖さはあった。

とは言うものの、本当のテーマは、風の向きを読んで上手くポジションを見つけてなるべく先頭10番目位をキープして走ること。そんで、残り1キロの時点で自分の足の残り具合と周りの状況が許せば最後のスプリントに参加して、あわよくばポイントゲット。

結果は、最後のちょっと欲張った目標以外は完璧に達成することができた。前日以上の暴風の中のレースやったけど、コーナーを曲がるたびにちょこちょこと場所を変えて常に誰かの風よけに守られる位置取りをキープ。それに時々思い出したように起るダッシュにも難なく付いていけて、常に10番手くらいを維持。ドロップされる心配はせずに走りきることが出来た。やっぱりこの冬の基礎トレーニングの効果かな。

で、最後の目標のスプリントフィニッシュはせず終い。最終ストレートに入った時点でそこそこ足に疲れが出てることは感じてたし、この最終ストレートは強烈な横風が吹いていてみんなふらふらして走ってる。ちょっと危険な状況。残り1キロ辺りで「どうする?」って自問して、答えは「今日は無し」やった。

レース後の足の感じからしてもうちょっと踏ん張れたかも知れんけど、頑張ってもポイント圏内に入れるか分からんかったし、何よりそんな自信の無い時に今日みたいな強風の中危険を犯してスプリントする気にはならんかった。

なので、残り500メートルほどで足を止めて、結局集団から30秒遅れでゴール。55人中30位やったそう。

最後はちょっとだけピリッとしない終わりになってしまったけど、でも当初の目標からすると大成功のシーズン開幕戦。しかも今までまともに完走したことの無いロードレースで終始先頭集団で走りきったのは成長の証。めちゃめちゃ沢山のことを学んだし、これから始まるシーズンに向けて大きな自信が付いたレースやった。

ちなみに別カテゴリーで走っていた僕のチームメイトが、その危険なゴールスプリントで事故に巻き込まれて落車。ここで書くのが憚られるほどの大けがを負って病院行き。やっぱり危険と隣り合わせのスポーツであることは間違いない。数十分前の僕の決断は正しかったんやろう。


その後夕方に行われた10キロのタイムトライアルは、僕的には半ば余興。エアロ装備でガチガチに武装した奴ら相手に、こんな強風の中ロードバイクで立ち向かうのは無謀すぎる。なので日曜のクリットに疲れの残らないように軽いクールダウンの気持ちで。それでも17分ちょっとで帰って来れたので、まあ悪くはないやろう。


で、今日あったのが僕の中では一番自信のあるCriteriumレース(クリット)。去年のTdBのクリットでは初入賞したし、今年のトラックでのトレーニングのおかげでさらに自信が付いてる。今日の目標は、ロードレースと一緒でとりあえずは先頭10人くらいの中で走り続けて、最終ラップは死ぬ気で先頭に付いていって、最後はもがいてスプリント。

結果は、こちらも最後の一点を除いてほぼ完璧。複数人の選手を送り込んでる幾つかのチームが先頭を引っ張ってくれてたので、TCRから一人で走ってる僕は前に出ること無く前から10番目以内をキープ。テクニカルに続くコーナーからの立ち上がりもみんながむしゃらに立ち漕ぎしてる中余裕で付いて行けてた。自分で言うのもなんやけど、ああいったコーナーワークは結構上手い方なんかも知れん。

で、その最後の一点なんやけど、最終ラップでみんなが猛烈にスピードを上げてコーナーに突っ込んで行ったとき、僕の少し前で一人がペダルを地面に引っ掛けて落車。僕がもう少しいてたら巻き込まれてたかも知れん。幸いにも脇を通り抜けてやり過ごすことが出来たものの20番手くらいに落ちて、しかも先頭集団と結構ギャップが開いてもうた。

ここで僕の脳みそはフル回転して「東京大学物語」並に一瞬で色々考えて出た答えは「Go, Go, Go!」。去年までの僕やったらこれを言い訳にレースを投げ出してたかも知れん(昨日のチームメイトの事故の件もあるしね)。

でも今年は違う。ここからどれだけ頑張れるか試してみようと猛烈に走ってみた。そしたら前にいた奴らをごぼう抜きで随分先に見えてた先頭集団にもどんどん近づいて、最終コーナーに入る辺りで追いついた。そんでコーナーの立ち上がりから全力でもがいて残り数人を追い抜いてフィニッシュ。

公式結果がまだアップされていないので分からんけど、もしかしたらポイント圏内に入ってたかも知れん。だとしたら凄いな。

めちゃめちゃ嬉しかった。昨日はスプリントを「ヤメ」って止めた頭が今日は全開でプッシュしてくれた。やっぱりスプリントは半端にするもんじゃないんやなと思う。

欲を言えば「あの落車が無かったら・・・」って思ってしまうんやけど、レース仲間には「でも落車に巻き込まれなかった」という良い側面を見ないと、って窘められてしもた。その通りやと思う。


写真の一枚も無い文字ばかりのレースの感想文になってしまいました。こんなん誰が読んでくれるのか分からんけど、でも、こうして昨日今日と色々考えたこと学んだことを留めておくのは将来の自分のためにということで。

このレースでの経験を糧にして今シーズンはバイクレース頑張ります。何はさておき安全第一で。

このレースでの無事を祝って、と今シーズンの活躍を祈念して、乾杯。

初エドモントン

今週末はエドモントンで行われたVelocity Stage Raceに行ってきました。

カナダに来て9年になるけどエドモントンに行くのは初めて。同僚のアービンは「行く必要の無い退屈な街」と素っ気ないんやけど、外国人としての僕はどんな所か見てみたかったので良い機会。それに弱小チームとは言え一応Edmonton Oilersのファンやし・・・

土日のレースやったけど、土曜日のレースが朝早いので金曜日にエドモントン入りして、折角なのでロードレースのコースの下見。噂には聞いてたけどかなり風が強い。フラットなコースやけど結構タフなレースになりそう。

(コース脇のそこら中に牛達がいるのはカルガリーと同じ)

カルガリーにもあるらしいけど、ここにもロデオの競技場が。ちゃんとスタンドと夜間照明設備もある本格派。そういやそろそろスタンピードや。

で、コース下見の後ホステルにチェックインしてからその周りの繁華街を歩いていると、意外と栄えてた。カルガリーではあまりああいったパブやらなんやらが連なってる繁華街には行かないので(アービンにはもう少しカルガリーの『街』を知らなアカンって言われるんやけど)ちょっとした田舎もん気分やった。

ちなみに長い冬から一転して今週末は夏のような陽気。洗車場ではビキニを着た女の子が客引きしてた。極端やわ。

気のせいか、なんとなくエドモントンはカナダの街というよりアメリカの街の雰囲気がしてた。

だからと言う訳じゃないけど、ハーレーやらああいった類いのバイクがエドモントンでは流行のようや。カルガリー郊外ではたまに見かけるけど、ダウンタウンであんなん見たこと無い。街中のそこら中に革ジャンを着込んだおっちゃん達がたむろして自慢のバイクの見せ合いっこをしてた。あんなんいくらぐらいするんやろうか。

なんにせよ、初エドモントンの初日はそれなりに好奇心をくすぐられる楽しい一日でした。

2014年5月17日土曜日

Rundyと初の遠出

今週末はロングウィークエンドなんやけど、予報では雨続き。なので雨の確率が一番低かった今日に週末ロングライドに行ってきました。

今日の相棒は初の遠出となるRundy。目標はRundyの名前の由来となったMt. Rundleへの初詣なんやけど、折角のサイクロクロスバイクでの遠乗りなので、Hw40周りでSpray Lake Rd.をキャンモアまで登っていくルートで行くことに。
(こんな感じ)


いつもハイウッドパスへ向かう時にスタート地点となるバリアレイクの駐車場。8時半出発の時点ではまだすこぶる良い天気。

初の遠乗りのランディ。今日はちゃんとサドルバッグをセット。さて、どれだけ走れるか。

これがバリアレイク。初めて水際まで下りてみたけど、まだまだ水位は低め。

出発時点では天気も良く気温も高くて少し暑い位。これからこの写真の先の方まで行ってきます。

途中でカナナスキスビレッジへ向かう坂を登って寄り道。そのとき振り返った時の一枚。
見渡す限り絵はがきのような景色が続いて何とも贅沢なロングライド。

ビレッジの登りを難なくこなした後はWinter Gateまでひたすら南下。一時間ちょっとで到着。
ハイウッドパスへはここから数十キロ登っていくんやけど、今日はそちらへ行かず、針路を北にとって、キャンモアへ。

この辺りは以前クロカンスキーで来たことのある州立公園。


Winter Gateから少し下った辺りから北進。キャンモアまでは64キロだそう。でもこれは嘘やった。しっかり70キロありました。しかも延々登り・・・

天気が下り坂なのがハッキリ分かるんやけど、霧がかった景色が幻想的で綺麗やった。

これがSpray Lakeの南端。まだ凍って真っ白。

どんどん空が暗くなってきて、
ここからしばらく雨に打たれてました。でもまあ、土砂降りではなくてパラパラ雨やったのでかえって気持ちよかったけど。

最高標高地点に到達したあとも細かい上り下りが続いて大変。ちなみにWinter Gateからはずっと砂利道なので平坦道でも足にかかる負担はいつも以上。しかも砂利道の下りは全然楽じゃなくて、バイクコントロールに神経使いまくり。もの凄く良いトレーニングやった。これから時々来ようと思う。

スタートから5時間くらいかかってやっとキャンモアが一望出来る高台に到着。ここからは下るだけ。のはず。

この写真の左から続く森に少し切れ目が入っているところを下っていった先がノルディックセンター。


砂利道なので恐る恐る下っていったんやけど、こんな時にランディのディスクブレーキが大活躍。リムブレーキじゃ砂埃でブレーキの効きが弱くなるこんなコンディションでも全く問題なくコントロール出来る。早くロードバイクにもディスクブレーキが普及すれば良いんやけどな。


で、折角下りたんやからノルディックセンターで休憩するなりなんなりすれば良いんやけど、自分でもちょっとどうかしてると思うけど、下りながら「この坂どれだけ登れるやろうか?」って思い始めて、折角の機会なのでRMCCロードレースの練習も兼ねてHw1の入り口まで下りきってから登ってくることにした。

Hw1の入り口からノルディックセンターまではRMCCロードレースのコースになっていて、ここはいつか練習しにこようと思ってたところ。その部分は何とかなった。で、砂利道の登りが始まってからはちょっとだけ後悔した。120キロそこそこハードに走ってきた後に楽しく登れる坂じゃない・・・

でも登り始めたら途中で止めるのはもっと嫌なので、開き直って(ある意味諦めて)頂上まで登ってきた。

プロファイルの最後のトンガリがその登り。約4キロ、平均7%の登りだったそう。我ながらよく頑張ったと思う。

登りきったところでハイカーに声をかけられて、少し話したきっかけで一枚記念に取ってもらった。

その後は素直にノルディックセンターに寄って暫し休憩。140キロ走ってやっと昼ご飯。すでに3時を回ってる・・・ でもこのノルディックセンターのサンドイッチの為に頑張ってきた。期待を裏切らずボリュームタップリで美味かった。
こんな時はやっぱりコーラでしょ。

ちなみに、ここまで例のスペシャルドリンクとナッツの補給だけで走ってこれたのはやっぱり脂肪燃焼マシーンとしての成長の表れかな。どんどん体が進化しているのが分かるのは嬉しいし楽しい。

ところで、この冬ひたすらクロカンスキーの練習に励んだノルディックセンターはもう雪が溶けて閑散としてた。ぼちぼちマウンテンバイクの人達が来始めているみたいやったけど。


 今日は一日風が強いなーって思ってたけど、案の定この大きな国旗もこんな感じ。楓が見事に棚引いてました。


キャンモアからバリアレイクの駐車場までは思った以上の距離があったけど、幸いにも心持ち追い風に変わってくれて、40キロ弱を一時間半くらいかけてゆっくり帰還。

で、そんなクタクタな僕を今日駐車場で待ってくれてたのは
ヤムポテトの焼き芋。美味かった。

駐車場に付いたのは5時半近く。幸いにもインフォーメションは6時まで開いてくれてたので、洗面所を使えたのはラッキー。しかも僕が帰ってくるのを待ってたかのように帰りのドライブはしばらくザーザー降りやった。さらにラッキー。



こんなに遅くになると思ってなかったので、夕飯は帰りにNosehill Drのベトナム料理屋さんで。7時前やというのにすでに結構混んでた。いつもの大きなベルミセリも今日はペロリ。大満足。

家に帰ってから今日一日頑張ってくれたランディを綺麗に洗車。
(ちなみに写っているのは手作りの洗車台。)

お互いクタクタになった一日でした。やっぱりロードバイクよりは重くて登りはシンドイけど、ランディのおかげで今日みたいな砂利道のトレーニングルートに挑戦出来るのは嬉しい。思い切ってランディを仲間に入れて良かった。


色々寄り道や余計な登りなんかもあったので、当初の予定以上に走って、全部で7時間半、170キロ、獲得標高1930メートル! 例によって少しの無計画のおかげで思った以上に頑張ったと思う。

明日は一日雨の予報なのでリカバリモードで家でゆっくりローラーに乗るかな。

いやー、さすがに疲れた。

おやすみなさい。

2014年5月15日木曜日

マーシーは超ヘビー級

今日のトラックレースはスタート一時間前まで降っていた雨で開催が危ぶまれたけど、レーススタート時には見事トラックが乾いてくれたので無事決行。

今日の種目はスクラッチ、Keirin(競輪じゃなくて英語でのケイリン)、アバランチの三種目。

今週のハードなトレーニングのせいでか、スプリントのキレが今イチで三種目ともポイント獲得ならず。しかもその三種目ともゴールライン直前ギリギリでポイント獲得着順から滑り落ちるという情けない結果。

特に最後のアバランチでは、ブレイクアウェイして先行している2人に追いつこうと最後数周全力でもがいて、最後の一周は頭は真っ白。結果的に後続の2位集団を引っ張って発射台になってしまったようなんやけど。

レース後コーチのアンドリューに「もうちょっとストラテジーを学ばんとな」って言われる位、レースの戦略としてはダメダメやったわ。これから沢山勉強します。

とは言うものの、今日の強風の中頑張って集団の先頭で引っ張って走り続けたので、トレーニング効果はバッチリ。

ところで、今日の衝撃は、僕のトラックでの愛車マーシーは実は超ヘビー級マシンやったこと。
(お疲れさまのマーシー)

まあ、もともと街乗りようの自転車として買ったものやし、鉄フレームやし、街乗りようの頑丈なホイールが付いているのは知ってたけど、今日のレースで「その重い自転車でよく頑張ってるよ」って言われて、そのレース仲間の自転車を持った時に愕然とした。めっちゃ軽いやん。

半分くらいの重さとまではいかんでも、ゆうに数キロの差はあるやろう。なんやみんなそんな軽い自転車で走ってるんか・・・

なんか言いようの無い気分なんやけど、一瞬は愕然としたけど、でもよく考えてみると凄く良いことのような気がしてきた。今この超ヘビー級マシンでこれだけ走れるんやから、もし僕が彼等の乗ってるような軽い自転車に乗ってればもっと速くに走れてるってことや。

まるで亀の甲羅を背負って修行してる孫悟空の気分?

別に賞金を争って走ってる訳じゃないし、もともとはロードレースのためのトレーニングなので、とりあえずはこのマーシーで行けるところまで行ってみよう。

で、いつかこのマーシーでもBグループでぶっちぎれるようになったら、亀の甲羅をドスンとおろしてAグループで勝負出来るようになってるやろう。


ところで、今日学んだ格言。アメリカ人として初めてツールドフランスを制したグレッグ・レモンが言った言葉

「どれだけ練習しても走るのは楽にならない。ただ、速くなるだけだ。」

たぶん僕が亀の甲羅を下ろしても走るのは楽にはならんのやろう。ただめっちゃ速くなってはいるやろう。

がんばります。

2014年5月11日日曜日

まだまだ寒い

今日のクラブライドはブラッグクリーク集合やってんけど、最近ガソリンがもの凄く高くなってるし、集合場所までの道は良いトレーニングルートなので、COPから自走で行ってきた。

9時集合なので、COPは7時半に出発しなあかんかってんけど、出発時点での気温はまだ1度。寒い。昼には10度近くまで上がるそうなんやけど、まだまだ寒い日が続きます。

(マーシーとランディに押され気味で、最近出番の少なかったムスコカ。久しぶりに出動。)

ウォームアップは早速COPのヒルクライム。上の駐車場からスタートしても良いんやけど、本気サイクリストとしてはやっぱりあの坂を登らんとあかん。いきなり心拍数急上昇。

走り始めてしばらくして、アホなことにシートバッグを忘れてきたことに気付いた。取りに帰るかどうしようか迷ったけど、時間も無いので今日はリスクをとってスペアチューブ無し。大丈夫か?


ブラッグの集合場所からはグループライドでHw66をひたすら南下していった。今日はみんな近くレースを控えたりトレーニングの疲れやらで、どことなくマッタリモード。こういう日曜ライドは良い。

それぞれのペースで幾つかのグループに分かれて談笑しながらサイクルモード。今日は久しぶりにブレントとゆっくり沢山喋れたのは良かった。いつも彼は突っ走っていく人やからあんまりゆっくり喋られへんから・・・



ウィンターゲートからしばらく走って、上の写真のような登りを幾つか超えて最後の登りに差し掛かったら、なんと
まだ雪が・・・

でも先に行った数人はそのまま走っていってるみたい。まあ、そんなに深くないし凍るほど気温も低くなっていないので、僕もこの先の頂上まで行ってくることに。

頂上に付いたら
 素敵な景色が待ってくれてた。(写真はちょっと感動を伝えられてない気がするけど・・・)

頂上でブレントとこの素敵な景色について話していると、「この景色がスペシャルなことに気付けることが幸せなことやと思うよ。」って、いつになくカッコいいことを彼が言ってた。彼も去年の秋に離婚して、色々考えることがあったんやろうか。

(頂上で彼にとってもらった一枚。やっぱり寒そうやね。)

(左の赤ジャケットがそのブレント。)


帰りは
こんな感じでちょっと怖いけど、こういうのもバイクハンドリングの良い練習。

こんな感じの山の中を走って帰ってきます。

帰りの所々で写真をとったりしてると、みんなと離ればなれになってブレントとも別れて単独走。でも正直単独走は嫌いじゃない。というかどちらかというと好き。みんなと話しながら走るのも良いけど、一人になって色々考えながら走るのはちょっとした瞑想気分で、大事にしたい時間。

ブラッグに戻って、後片付けをしているチームメイトに挨拶したらそのまま休まずCOPまで帰って来た。結構キツい向かい風やったけど、気持ちがなえること無く、最後までしっかり走りきったのは日曜ライド的には上出来やった。心配してたパンクもせんで済んだし。

お疲れさまのムスコカ。よく走ってくれます。でもちょっとドロドロやん?


で、疲れた僕を駐車場で僕を待ってくれてたのは

超大盛りハムサンド。冷蔵庫に残ってたハムを全部入れたらもの凄いボリューム。最高に美味かった。 頑張った甲斐があったわ。

家に帰って光速でムスコカを綺麗にしてあげて、僕もシャワーで綺麗になったら、やっぱり、これ。
去年のペンティクトンキャンプを思い出してオカナガンの地ビール。疲れた体にはこの一本で効き目十分。そのままカウチでしばらく寝てた。

5時頃起きて夕飯の支度。カレーを作るつもりで具材を買ってきてたのにカレーのルウを切らしてることに気付いて、仕方が無いからカレースパイスらやチリスパイスを適当に入れて急遽オリジナルのカレー風スープ。

適当にもほどがあるオリジナルレシピやけど、それなりに美味しく仕上がった。たぶん二度と同じ味には作られへんと思うけど・・・

ごちそうさまでした。


何はともあれ、しっかり体を動かした充実した週末でした。明日からもしっかり頑張ろう。



ところで、今日は母の日やね。このブログも時々見に来てくれてるお母さん、いつも頑張ってくれていて嬉しいです。ありがとう。