夜中に一度起きた記憶があるけど、そのまま寝続けて起きたら朝7時。10時間くらい爆睡してたみたい。よっぽど疲れてたんやろう。
朝食は7時半からの予定。でもさすがに小腹が空いていたので昨日買っておいたヨーグルトとシリアルで誤摩化す。
7時半になって一階へ下りていくと大広間に朝食が用意されていました。
この広間はまだ富屋食堂だったころ特攻隊員の方々の憩いの場だったところだそう。薄々気付いてはいたけど、昨晩の宿泊客は僕だけやったみたい。一番特等席にドーンと僕の朝ご飯が。
朝ご飯。
特攻隊員と言えど、戦争末期にこんなにおかずが沢山の朝ご飯を食べられていたのかは分からんけど、それをイメージさせるような煮干しとさつま揚げが主食の朝ご飯。豪華とは決して言えない朝食やけど、この広間で食べるとやっぱり心に染みてくるものがありました。ウン十年ぶりに食べた卵かけご飯が超美味かったです。
食事中なんか視線を感じると思ったら、
縁側から猫ちゃんが覗いてた。さては煮干しか。
追いかけたらすぐに逃げちゃったけど、庭にはこの白猫の他にも何匹かウロウロしてた。後で聞いたら飼ってる訳じゃないけど、居心地が良いようで良く遊びにくるそうな。
確かに居心地良さそうや。
食事の後は部屋に戻って旅支度。チェックアウトの前にもう一度広間に戻って縁側で暫しゴロンと休んでいるのが最高に気持ちがよかった。やっぱり畳は良いな。
チェックアウトのときには女将さんと初めてゆっくりお話しができて、また来ますとお別れしてきました。本当にまたゆっくり過ごしたい宿です。
昼前に指宿に向かうバスが出るので、それまでは知覧でもう一つ有名な武家屋敷群の見学。薩摩の時代の外城の名残で優美な庭園が並ぶ町並み。
国の「名勝」に指定されていて中が見学出来る庭はこんな感じで
手入れの大変そうな生け垣が見事です。小一時間散策した後は知覧のお土産を買いにお菓子屋さんとスーパーへ行き、まだ時間があったのでブラッとしてると、
市役所にはこんな垂れ幕が。知覧は今年のノーベル物理学賞、赤崎先生の出身地だったそうです。町のいろんな商店にも受賞を祝うポスターが貼られてました。町の誇りやね。
バス停では地元のおばあちゃんとの楽しい会話なんかもありながら、時間通りに来たバスに乗って揺られること一時間ほど。
鹿児島が誇る温泉街、指宿にやってきました。
続く
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