2015年7月24日金曜日

Alberta Track Provincial Championship

もう随分前のような感じがするけど、先週末カルガリーのトラックでAlberta Track Provincial Championshipがありました。とても楽しいイベントやったのに、その後バタバタしていてブログに書くことが出来てなかった。という訳で、少し日が経ってしまったけど写真日記を付けておきたいと思います。

いつものように仲の良いカルガリージュニアの面々。でも今日ばかりはどことなく勝負を意識している感がバチバチと伝わってきました。

今年のエドモントン遠征で仲良くなったロンとその娘さんのミカ。
おどけて神妙そうな表情を作っているけど、娘との2ショットが結構嬉しそう。

その他にもエドモントンのトラック野郎達が沢山押し寄せてきました。

カナダデークリットも含めて何度も会っている面子なので、彼らの中に入っていて一緒に応援したり、とても楽しい2日間でした。本当に良い自転車仲間って感じ。ロードレースではあまりこういう交流が無いので、やっぱりトラック独特の文化かも知れん。

僕はパワー部門をメインに登録していたので、初日はフライング200とマッチスプリントだけ。一応スクラッチレースも混じって走ったけど、それはおまけ。

フライング200では自己新記録が出て、12秒67。なかなか13秒の壁が破れなかったけど、気合いの一発で一気にタイムを縮められた。まあコンディションがかなり良かったのもあるんやけど。

僕にとってこの週末一番のレースはマッチスプリントでした。3本の内2本先取が勝ちという、UCIルールに乗っ取ってのレースはかなり長丁場の戦いになりました。

予選はマサさんとの初めての一騎打ち。ただこの試合は1本目に僕のバイクシューズがペダルから外れてしまうというアクシデントがあって負け。2本目はその心理的影響が多少あったのか、アタックへの反応が一瞬遅れてしまい、付いて行けなくて負け。まあ、完敗でした。まだまだです。

次の試合はユベントスのダニエルと。彼とは初めて会ったけど、実は彼もマサさんと同様ロードではCat3を走っている強者。自分が上位カテゴリーのレーサーにどれだけ立ち向かえるかの良いテスト。

1本目は彼が先にアタックをかけて、僕がそれについて行きゴール直前で2人並んだんやけど、僅かの差で彼の勝ち。やっぱり強い。

2本目がどういうレース展開やったんかすっかり忘れてしまったんやけど、今度はなんとかかんとか鼻の差で僕が勝利。接戦になっても負けたくない根性が付いてきたような気がする。

ちなみに2本合わせて4周しか走ってないのに2人とも既にクタクタ。3本目に勝負が持ち越されたのは僕たちの他数組しか無かった。力が拮抗している証か。ここまで来たら相手が格上であろうと、全力で勝つ気で走らんと。

ここで少しだけ心理戦なんやけど、実は最後の1本に挑むスタート前にダンが「もうかなりクタクタやで」ってボヤイているのを僕は聞き逃さんかった。まあ、もちろん僕もクタクタなんやけど、「これは早い段階でアタックして差を付けてしまえば勝てるかも」と読めた。

クールに装ってゆっくりスタートして、残り1周に向かう直線に入った所で決死の猛アタック。
(この写真はイメージです。3本目は僕が前でアタックしたし。でも多分こんな感じでアタックしてたと思う。)

振り返ること無く猛烈に漕ぎ続け、裏のストレートに入ってから振り返ったら真後ろには付けられてないことは分かった。でも半周もあったらいつ追いつかれても不思議じゃないので、力を緩めること無く最後まで力を出し切ってフィニッシュ。勝った・・・

スプリントにはそれなりに自信が有ったけど、このレースで格上の相手に勝てたこと(しかも3本中2本)はかなり大きな自信に繋がりました。ロードレースでもこのスプリントが活かせるように、この冬のトレーニングをしっかり頑張ります。

レース後お互いの健闘を讃え合って記念撮影。フェアプレイで紳士的なレーサーでした。同じ歳なのでこれからも切磋琢磨していきたいです。

ちなみにこの週末はエドモントンのレーサーを一人家でホストしました。
左のコーナーがそのゲスト。右はロードレースで何度か会ってるオリバー。レースの後3人で夕飯を食べに行って、その足で家で暫しのリラックス。色々レース会場では話さないようなことを沢山話すことが出来て、とても楽しかったです。エドモントンとカルガリー、こういった交流がもっと深まれば良いなと思います。


2日目の僕のイベントはキロとケイリン。

キロは文字通り止まった状態から1キロを全力で走ってそのタイムを競うもの。今まで500メートルしか走ったことが無く、キロは初めて。だからどんなタイムが出ても自己新記録・・・

結果は1分19秒75。エアロ装備バッチリのエリート達は1分10秒〜13秒で走るので、決して速いタイムではない。でも、エアロ装備の全くない素のタイムとしてはまあ悪くないやろう。ちなみにダンは1分19秒53。僅かに届かず。

2日目のメインイベントはエリートグループの60周ポイントレース。
60周というと24キロ。この暑い日に水も飲まずに大変やろうに。

レース前にレールに並ぶエリート達。

そんなエリート集団の中でも、やっぱり別格のアンディーは魅せてくれました。
初めの幾つかのスプリントは後ろで様子を見てた彼やけど、10周を過ぎた辺りで涼しい顔をして一瞬のアタックで後続を振り切り、後は独走。エリート集団の猛者どもを400メートルトラックで4度周回遅れにするという、圧倒的な力を見せつけて圧勝。

僕がどう努力してもこんな走りが出来るようにはなれへんやろうけど、それでも彼のような走りを見るともの凄い刺激を受ける。身近に凄い人がいるということは、それだけでやっぱり素晴らしい環境なんやろうなと思います。

今日のケイリンは良い所無し。スタートでは一番後ろに付けて、ダーニーが引っ込んでからアタックといういつものパターンやってんけど、今までと違って後ろから捲って前に出られるほど甘い相手ではなかった。最後のバンクでは何とか横にまで並んだんやけど一歩及ばず。どうせ負けるんやったら先行アタックで逃げてみる方が良かったな。ちょっとだけ後悔・・・

でもまあ、何はともあれ楽しい週末でした。コーナーやダンという新しい仲間も出来たし、自分より格上とのレースやアンディーの圧巻の走りなど、何かこれまで以上にトラックレースに対して真剣に取り組んでみようという気持ちが強くなりました。

30代カテゴリーは僕を入れて3人しか登録していなかったので、僕もおまけに表彰台。

初めて頂いた自転車レースでのメダルです。パワー部門とエンデュランス部門とで二つ。

これを励みに残りのシーズンも一生懸命頑張ります。

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