2016年2月27日土曜日

Grizzly Ski Marathon in Canmore

悪い癖が戻ってきて、また一週間越しの書き込みになってもうた。でも、せっかくなので遅ればせながら振り返って書いておきます。

先週末はXCスキーシーズン開幕戦、Grizzly Ski Marathonがキャンモアでありました。今年初開催のイベントで、手近なキャンモアでクロカンスキーイベントが増えるのは大歓迎。

流石ノルディックでの開催とあり通常のクラシックイベントだけじゃなくてスケートでの出場も可能なんやけど、僕はクラシックの42キロ・ソロ部門にエントリー。去年まではレイクルイーズロペットでの20キロが僕の中では最長レースだったので、どれだけ出来るか楽しみ。

前日に一応試しに滑ってみた感じではトラックはほぼ氷。クリスターをぬって出るべきか悩んだけど、長いダウンヒルでスピードを落としたく無かったので柔らかめのワックスをしっかりぬって一か八かの出場。

当日は見事な快晴。
結構風が強い。

レースは13キロのループを3周の合計39キロ。コースの都合上42キロには出来へんかったみたい。前日の練習での1周をもとにすると3時間ちょっとでゴール出来そうな感じ。でも走るマラソンと違って、キロ何分とかのペース配分なんて約に立たないので、とりあえずは心拍数を170以上にはなるべくあげないようにだけ意識してスタート。

予想通り、大勢のスケートの選手がスタートと同時に見えなくなり、周りを見るとクラシックの選手が他にいてない。いきなり孤立。(クラシック部門は全部で6人しかエントリーしていなかったみたい。)

まあ、レースというよりは自分の力試しとしての出場なので別に気にせず淡々と距離をクリア。トラックは予想以上に荒れていて、殆どダブルポールで進んでいく感じ。器械体操で上腕をしっかり鍛えておいて良かった・・・

1周目の折り返し地点の通過タイムが前日のタイムより10分も早い。正直これが飛ばし過ぎなのか良い感じなのかもよく分からん。ただまあそんなにゼェーゼェー言ってる訳じゃないので、ペースを維持して滑り続けることに。

1周目が終わって時計を見たら53分。このペースを維持出来るかどうかはともかく、この調子で行ったら多少落ちたとしても3時間かからずゴール出来そうやん。

と思ったら俄然やる気が出てきて、2周目は56分、3周目が57分と、イーブンペースで滑り続けて、ゴールタイムは2時間47分!前日の予想を遥かに上回るタイムで無事完走。

さすがに最後の登りはヘロヘロになって気持ちが切れかけたけど、この冬の地味な(地道な)練習が効いたみたい。


しかもおまけに、僕のカテゴリーは2人しかエントリーしていなかったので、2位の表彰メダルもゲット!(全体では6人中3位)

ただ僕の前にゴールした2人の選手はそれぞれ1時間46分、1時間53分でゴールして、クラシックで出場したのにスケートの選手も合わせた中でトップ8に入るという化け物。勝負にならん・・・ まあ比べる相手を間違ったらあかん・・・

で、表彰メダルをもらって良い気分でいると、同時開催してたファットバイクイベントに出場していたシナジーのチームメイト、マーカスが丁度ゴール。
彼はカテゴリーで3位、総合でも4位に入る大健闘。

彼の表彰式までは残られへんかってんけど、お互いの健闘を称えて記念に一枚。


というわけで、シーズン開幕戦は大満足で終えることが出来ました。 
参加賞の帽子も可愛い。

次は(今日やってんけど)、カナナスキス・スキーマラソン、通称クッキーレース。気合いは十分。頑張るぞ・・・ (というか、頑張ってきた。次の書き込みを乞うご期待。)

2016年2月3日水曜日

Lake Louise Ski Camp

先週末は久しぶりの週末逃避行で、レイクルイーズに一泊のスキーキャンプに行ってきました。

何となく調子が良い感じがしている今年のクロカンスキーやけど、2日間でさらにしっから滑り込みをして長い距離の持久力を付けるのが目的のキャンプ。

振り返ってみれば、去年の3月のロペット以来のレイクルイーズ。夏の間には来なかったみたい。

初日の土曜日は全体的に曇りがち。ただそれほど気温が低くなかったのは幸い。
初日はいつものモーレン湖ロードのトレイルを使ってのそこそこハードなメニューやってんけど、長い登りに輪をかけてキツかったのは、スケートスキーのための圧雪がされていなかったのでめちゃくちゃ雪が重くて大変やった。

でも今までのように途中で気持ちが切れて立ち止まってしまうことも無く、1時間23分かかって折り返しへ到着。一昨年の12月にここを初めてスケートで登った時は圧雪されているコンディションで1時間20分だったそうなので、今日のコンディションにしては頑張った方やろう。
ちなみに「アテンション」というだけなので立ち入り禁止では無いみたいなんやけど、恐がりの僕はここから先は行ったことがありません。

曇りがちなんやけど、時折青空が見えて、霧の奥に見える山が幻想的で素敵やった。

2本目はクラシックで登ってきたんやけど、今日のコンディションでは僕の遅いスキーでもクラシックの方が早く登ってこれた。新記録?の1時間16分。
 そろそろ日も傾いてきた。

 二本目の下りは少し寄り道をして、ロペットのコースの後半のトレイルを下見。
 何度も滑っているところやけど、ちょこまかとタイトなカーブがあったりするのでいつもと違う練習になるし、それにここの景色はレイクルイーズの中でも結構好きな方なので。

初日は午後スタートやったので途中休むことも無く、約4時間半で丁度40キロの滑り込み。登りは大変やったけど、言うても半分は下りやからね。数字で見る程しんどくは無かった。途中は水と小さなグラノーラバーを二本補給したのみ。脂肪燃焼はバッチリみたいや。

2日目は朝9時過ぎスタート。朝のセッションはロペットのコースの前半のテクニカルなセクションを下見しようと、シャトー前からスタート。

いつも大勢の旅行客でにぎわうシャトー前の湖もこの時間じゃ人影も疎ら。氷のシャトーは今年もあった。

2日目は随分青空が広がっていて良い天気。
キャンモアと違い、ここのトレイルで滑ると基本的にあまり人とすれ違うことがない。まるでこの景色を独り占めしているみたいな気分になれる。

一通りコースの下見をしたら、午前の後半はGreat Divideという旧国道のトレイルでゆっくり滑り込んで持久トレーニング。

こんな感じの広い平坦なトレイルが(途中一区間の急な坂を除いて)10キロちょっと続いているので、テクニックを意識してゆったり滑るには丁度良い。午前はクラシックの練習。

トレイルの端から50分程でブリティッシュコロンビアとの州境に到着。

そこから先も暫くこんなゆったりとしたトレイルが続いて、

全部合わせて1時間10分程でGreat Divideトレイルの反対側の端に到着。
 特にすることもないのですぐに折り返し。

帰りには例の犬ぞりツアーに遭遇。
寒い中重い荷物を引っ張ってるのに幸せそうなワンちゃん達に元気づけられて帰りも快調。


前半のコース下見と合わせると午前のセッションは全部で3時間45分で30キロ。さすがにお腹もペコペコになってなんとかシャトーに到着。


暫し休憩して軽い昼食を食べた後、引き続き午後のセッションを開始。午後はスケートに履き替えて、同じくGreat Divideのトレイルを使ったテクニックセッション

ゆっくりフォームを意識しながら州境まで到着。どうやら犬ぞりツアーもここで折り返しのよう。興奮したワンちゃん達が今か今かと出発を急かしてました。

途中600メートル程の登りの区間、僕はあまり頑張らないようにゆっくり登ってたんやけど、ワンちゃん達は猛烈な勢いで駆け上がっていきました。小さい体にもの凄いパワーが秘められてるみたい。

午後のセッションは帰りの時間も有るので早めに切り上げて、約2時間20分で20キロ。これだけ滑るとお腹が空く云々の前に、足がガクガクになってきてた。立ち止まって何にもないところでバランスを崩して転けてしまったり、もうかなり足にきている証拠。

急に思い立って来たレイクルイーズでのスキーキャンプやけど、思っていた以上に滑り込むことが出来て大成功。2日合わせて90キロというのは中なのもんやろう。

今後はこれくらいしっかり滑り込みと同時に、もう少し強度を上げて長く滑り続けられる練習なんかも取り組んでいけるようになるとさらにレベルアップしそう。

これからが楽しみ。

で、2日間しっかり頑張ったご褒美に帰りのスーパーで
こんなんでご褒美。

たまには良いやろう。