2010年4月1日木曜日

Around the Bay 30K Road Race (Mar. 28, Sun)

Race

Chip time 2:14:22

Split
0~10 km, 44:52 (4:29)
10~20 km, 44:46 (4:29)
20~30 km, 44:44 (4:28)

今までで最長のランニングレースで、5月のマラソンに向けて最重要のトレーニングレース。3週間のハードトレーニング期間の締めくくりで、かなり足に疲れがたまっていたけど、今日のテーマはEven Split。

出来るだけ毎キロのスプリットを4分30秒で維持することを課題にして走ってみた。4分30秒というのは僕の最低限の目標のマラソンレースペース。どんな状況であろうとこれを維持出来るかどうかが僕のマラソンの正否をわける境目になるペースである。溜まりにたまった足の疲れと後半10キロの厳しい起伏を考えるとかなり無茶な課題だったと思うけど、結果的に見事な出来映えだった。

前半20キロは見事なまでのフラットあるいは下りこう配なので、2時間15分という目標タイムを考えると前半に少しペースを上げて、残りの10キロでペースが落ちた時のために時間に余裕を持たせるというのが一般的なペース配分だとおもう。ただそれでは後半に4分30秒を維持する動機が弱まってしまう、心に甘えを作ってしまう、と思ったので弱気な心をぐっと抑えてスローペースで走り続ける。少し心配だったのは10キロを過ぎたあたりから既に右足ハムストリングが軽くつりそうになってきたこと。ペースを上げようと思ってもどれだけ上げられていたのかは分からない。

20キロを過ぎて21キロあたりからキツい上り下りが始まる。既に足はパンパンに張っている。ここからはマラソンの残り10キロの苦しみを想像しながら走ることにする。これまでは4分30秒という制限の中で走っていたけど、ここからは最後まで出来るだけプッシュし続けることをテーマに走る。先週の練習によって、思い切りプッシュし続けてやっと前半と同じペース位になることが分かっていたから。ということでここからはガーミンのペースは殆ど見ずに心拍数だけ確認しながら走ることにする。

正直残りの10キロは精神的には今までで一番タフな10キロだったと思う。いつ歩いてもおかしくないような気がしたけど、途中のキロマーカーに書いてあった「Pain is temporary, quit is permanent」という標語を思い出して走り続ける。しかも2時間15分以内でゴールしてシルバーメダルをもらいたかったので、4分30秒よりは早いペースでないといけない。ものすごい精神的な戦いが僕の頭の中で繰り広げられていた。まあ、なんやかんや考えながらも幸いにも足は止まることがなかった。そして見事なまでのEven Split。ジェンもさすがに驚きを隠せなかったようだった。

最後の大きな登りで数人をごぼう抜きにしたことも含めて、残り10キロは基本的に前に走る選手をどんどん抜いていけるレースであったことは精神的に大分助けになったと思う。基本的にみんな残り10キロでは足は売り切れている状態だっただろうから。

ペース配分という以外にも色々学ぶことの多いレースだった。いつもの課題であったレース後半の腹痛も今回は見事に克服できた。やはり前日からの周到な準備のおかげか。

足の疲労が徹底的にたまっている状態でこれだけきちんとしたレースが出来たということは、マラソンへ向けての非常に大きな自信になる。ただマラソンではこの30キロを過ぎてからが本当のレースになるので過信は禁物。残り7週間しっかり調整していこう。

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