2010年4月4日日曜日

久しぶりのSwim Training

早速久しぶりに復帰したスイムトレーニングの感想。

ここしばらくはクロールのストロークにさらに磨きをかけるため、アリッサの指導のもと通常のトレーニングではなく一人特別メニューをもらってひたすらドリルを続ける毎日だった。まあ、色々忙しかったこともありスイムにあまり時間が取れなかったのでちょうど良い機会だったとは言える。フォームが良くなって水の感じが今まで以上に良くなったおかげか、100のタイムトライアルでは自己最高の1分12秒という記録も出せた。

ただ、そのタイムトライアルの後半でも明らかになったように、日々のトレーニング量が圧倒的に不足しているのでスピードが維持出来ない。5本目までのタイムの落ちが18秒。これではトライアスロンというスポーツでは全く役に立たないスピードだ。コリン曰く、「All outと云えども5分ものインターバルならタイムの落ちは5秒くらい」だそうだ。ということでアリッサのspecial missionは3月で終了して4月からは通常のメニューに復帰することにした。

今日はその初日だったけど、やっぱり圧倒的に持久力が落ちている。マラソントレーニングのおかげで呼吸器・循環器系は全然余裕だけど、何せ腕が続かない。HRモニターを押さえるためにトライトップを着ていたせいで余分な抵抗はあったにせよ、今まで余裕で前を泳げた選手たちにもあっという間においていかれる有様だった。水泳はなかなか奥が深い。

ただこういった落ち目は今まで長期休んだ後にはいつもあったことなので、あまり気にしても仕方がない。しっかり時間をかけて量と強度を増やしていこうと思う。今日は足手まといになったトライトップだけど、考えてみれば練習で余分な抵抗をつけて泳ぐのは今の段階では悪くないかもしれない。火曜日にアリッサと相談して時々取り入れてみよう。

ちなみに、腕がすぐ疲れてしまうのは仕方がないにせよ、水をしっかりつかめている感じは落ちていなかった。

技術的なことだが、泳ぎ始めて早速ジェームスに「プッシュで腕が開いている」と指摘された。おそらくこれは最近続けているバタフライのストロークの癖がフリーに出てきてしまっているせいだろう。今日は特に最後のプッシュを意識して泳いだ。

TrainingPeaks 導入

コリンもコーチングに利用しているというTraining Peaksを使い始めてみた。始めは色々ごちゃごちゃアイテムがあって使いにくい印象を持ったが、実は自分の好みに表示のスタイルをカスタマイズ出来ることを最近知った。慣れてみると毎週の総トレーニング時間や種目ごとの時間・距離などを自動で計算してくれたり、なかなか便利な機能が満載であることも分かってきた。

ということで、これから日々のトレーニングログは実質的にTraining Peaksに移行する。ただコメントを日本語で記入するのが煩わしかったり、ここで今まで書いていたような長文の感想を書き込むようにデザインされてなかったりして、全てを移行するわけにはいかないようだ。

これからこのログはトレーニングの内容の記録というよりは、日々のトレーニングで思ったことや感じたこと、あるいは学んだことなどのメモとして利用していこうと思う。もちろんレースレポートもここに記録していくつもり。

2010年4月2日金曜日

Recovery Week after the ATB

Apr. 1 Thursday
Run

奥さんと一緒に1時間くらいジョグ。50分軽く走った後10分くらいドリル。全部で7キロくらい。

Mar. 30 Tuesday
Swim
Butterfly session

今学期最も成長したのがバタフライかもしれない。このセッションをとる前は何となくバタフライのようなものをしていたつもりだったけど、このセッションのおかげで自分はきちんとバタフライが出来るという自信がついた。しかもビデオでもしっかり確認出来たし。トライアスロンのためだけじゃなくライフスタイルとしての水泳を考えたとき、バタフライが出来るようになったのは嬉しい。これからもしっかりトレーニングを続けようと思う。

Run
Queens Park

今週はリカバリーなのでメインセッションには参加せず。みんなのウォームアップを一緒に走った後はゆっくりジョグを4周。その後ドリルをゆっくりして終了。全部で5キロくらい走ったことになるかな?良い感じに体をほぐせたと思う。


Mar. 29 Monday
Spin
Total 1 hour 20 min

Main set: 3 times through...
(15 sec seated hard, 15 sec easy, 15 sec standing hard, 15 sec easy)
~ 15 sec increment
(1 min seated hard, 1 min easy, 1 min standing hard, 1 min easy)
followed by
5 sets of (20 sec sprint, 40 sec easy)

Cool down with several sets of one leg drills

最後のコリンのスピンセッション。昨日のレースの疲れはあったけど、足の疲労回復促進のためにもしっかり漕いできた。メインセットはしっかり一時間。最後ということもあり色々熱のこもった指導・アドバイスをしてくれていた。もうコリンも来ないし天気もよくなってきたので、僕がトロントでスピンセッションに来るのもこれで最後かな?



2010年4月1日木曜日

Around the Bay 30K Road Race (Mar. 28, Sun)

Race

Chip time 2:14:22

Split
0~10 km, 44:52 (4:29)
10~20 km, 44:46 (4:29)
20~30 km, 44:44 (4:28)

今までで最長のランニングレースで、5月のマラソンに向けて最重要のトレーニングレース。3週間のハードトレーニング期間の締めくくりで、かなり足に疲れがたまっていたけど、今日のテーマはEven Split。

出来るだけ毎キロのスプリットを4分30秒で維持することを課題にして走ってみた。4分30秒というのは僕の最低限の目標のマラソンレースペース。どんな状況であろうとこれを維持出来るかどうかが僕のマラソンの正否をわける境目になるペースである。溜まりにたまった足の疲れと後半10キロの厳しい起伏を考えるとかなり無茶な課題だったと思うけど、結果的に見事な出来映えだった。

前半20キロは見事なまでのフラットあるいは下りこう配なので、2時間15分という目標タイムを考えると前半に少しペースを上げて、残りの10キロでペースが落ちた時のために時間に余裕を持たせるというのが一般的なペース配分だとおもう。ただそれでは後半に4分30秒を維持する動機が弱まってしまう、心に甘えを作ってしまう、と思ったので弱気な心をぐっと抑えてスローペースで走り続ける。少し心配だったのは10キロを過ぎたあたりから既に右足ハムストリングが軽くつりそうになってきたこと。ペースを上げようと思ってもどれだけ上げられていたのかは分からない。

20キロを過ぎて21キロあたりからキツい上り下りが始まる。既に足はパンパンに張っている。ここからはマラソンの残り10キロの苦しみを想像しながら走ることにする。これまでは4分30秒という制限の中で走っていたけど、ここからは最後まで出来るだけプッシュし続けることをテーマに走る。先週の練習によって、思い切りプッシュし続けてやっと前半と同じペース位になることが分かっていたから。ということでここからはガーミンのペースは殆ど見ずに心拍数だけ確認しながら走ることにする。

正直残りの10キロは精神的には今までで一番タフな10キロだったと思う。いつ歩いてもおかしくないような気がしたけど、途中のキロマーカーに書いてあった「Pain is temporary, quit is permanent」という標語を思い出して走り続ける。しかも2時間15分以内でゴールしてシルバーメダルをもらいたかったので、4分30秒よりは早いペースでないといけない。ものすごい精神的な戦いが僕の頭の中で繰り広げられていた。まあ、なんやかんや考えながらも幸いにも足は止まることがなかった。そして見事なまでのEven Split。ジェンもさすがに驚きを隠せなかったようだった。

最後の大きな登りで数人をごぼう抜きにしたことも含めて、残り10キロは基本的に前に走る選手をどんどん抜いていけるレースであったことは精神的に大分助けになったと思う。基本的にみんな残り10キロでは足は売り切れている状態だっただろうから。

ペース配分という以外にも色々学ぶことの多いレースだった。いつもの課題であったレース後半の腹痛も今回は見事に克服できた。やはり前日からの周到な準備のおかげか。

足の疲労が徹底的にたまっている状態でこれだけきちんとしたレースが出来たということは、マラソンへ向けての非常に大きな自信になる。ただマラソンではこの30キロを過ぎてからが本当のレースになるので過信は禁物。残り7週間しっかり調整していこう。