2011年5月5日木曜日

Boston Marathon 2011 (前編)

Boston Marahonからはや3週間が経とうとしている。レースから少し時間を経て、いろいろな思いを消化してからレースレポートを書こうと思っているとなんだか記憶が怪しくなっているような気がする。せっかくの経験なんだからある程度正確に思い出せるうちにいくらかは書いておこうと思う。そういえば去年のボストン・クゥオリファイレースとなったミシサガマラソンはレポートを書かずじまいになってしまったし。

レースウィークは所用でトロントへ三日間ほどの短期出張をすることになり、いつも以上にバタバタするはめになった。ただこちらも重要な仕事を仕上げることになり精神的にはかなり高揚した状態でレースに向かえることになる。さらにトロントでも少しハイペースのロングインターバルを数本こなして、そこそこ標高差のあるカルガリーからボストンへの移動のシミュレーションにもなった。カルガリーへ戻ってからはマッサージを受け、予定通りの練習(ジョグとストライドを中心に)をしてリラックスに努める。

ボストンへは土曜日に移動する。その夜はブレアの兄のマットの家でパスタディナーでもてなしてもらう。しっかりカーボロードさせてもらう。日曜日は奥さんとブレアたちの5キロレースを観戦する。その後プロの1マイルレースもおまけに観戦。闘志を注入してもらう。昼はしっかりメキシカン?のサンドイッチを食べて、あとはゆっくりホテルで寛ぐ。夕方軽くジョグで体をほぐしてからタイ料理のパドタイで最後の食事。去年レースに出まくったおかげでレース前日の行動は一通りパターン化できているような気がする。レースが10時スタートと通常のレースよりかなり遅いスタートになるため朝食もきちんと摂らないといけない。タイ料理屋さんで一番あっさり目の焼き飯と近所のスーパーでベーグル及びチョコレートミルクを買っておく。ここら辺もある程度経験から予測できるようになる。結果的には翌日の体調(おなかの調子も含めて)は最高の状態でレースに挑めることになった。

レース当日は4時50分起床。10時スタートにしては異常に早い起床だけど、ここボストンの朝のロジスティクスを考えるとこれくらいでちょうどになる。とりあえず昨日買い込んだ朝食用の焼き飯を半分たべて、ベーグルとチョコレートミルクをゆっくりおなかに入れる。スタートまでかなり時間があるのでトイレの心配は普段ほどはしなくてもいいけど、逆に十分カロリーを摂っておかないと空腹でスタートを迎えてしまうことになる。予定の分量を食べた後は昨晩しておいた身支度の確認と移動用の服へ着替えをすます。6時頃に予定通りホテルを出発し、スタート地点までの集団移動用のバス乗り場までアップがてらに歩いて移動。7時間後ぐらいにフラフラで通過予定のフィニッシュラインも余裕で通過。

6時半くらいにバス乗り場へ到着。既にかなりの行列ができている。(結果的にはこの時点の行列はほんの序の口であったのだけど・・・)誰を応援しているのか送り出されて行くバスをものすごい絶叫で応援している女の子がいる。朝から随分元気だ。20分ぐらい行列に並んでようやくバスに乗り込む。奥さんもバス乗り場まで見送りに来てくれている。手を振って行ってきますの合図をする。先ほどの女の子が僕らの車列にも大絶叫で応援してくれていた。ありがとうと言いながらボストンを後にする。

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